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海燕ホテル・ブルー (角川文庫 ふ 2-3) 文庫 – 2001/9/1
船戸 与一
(著)
一人の女との出会いが、男の信念を蝕んでいく。日本を舞台に描く情念の世界
5年の刑期を終え、シャバに戻った藤堂。友の復讐、そして再度のヤマ、房にいたころの燃えるような信念はしかし、一人の女に会った日から次第に薄れてゆく。逃げることのできない破滅への秒読みは始まっていた……。
5年の刑期を終え、シャバに戻った藤堂。友の復讐、そして再度のヤマ、房にいたころの燃えるような信念はしかし、一人の女に会った日から次第に薄れてゆく。逃げることのできない破滅への秒読みは始まっていた……。
- 本の長さ394ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104041638054
- ISBN-13978-4041638057
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 394ページ
- ISBN-10 : 4041638054
- ISBN-13 : 978-4041638057
- Amazon 売れ筋ランキング: - 614,680位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。
1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいくうちにだんだん怖くなっていくのを感じた。あまりにもスムーズに話が流れていく、そう自分だってそうなっていくかもと思うと怖くなる。
2015年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭の刑務所での低カロリー食から、久々の娑婆での喫茶店でのもどしてしまうシーン、、日常と非日常をクロスさせながらも基本、日常性を残した人格を持ち続けて来た本人のエゴの部分が、本人の思惑、と段々登場し出すそれぞれのエゴを秘めた登場人物とのからみの中で、段々本人のまともなエゴの部分がその中に絡み取られて、こんな筈じゃなかった世界に絡み取られてしまう・・・自分達独り独りが墜ちてしまうかも知れない世界のワナに堕ちない為に必要だったのは、思惑の制御だったのか、、、それともそれを上廻る世界への対処の仕方だったのか、。
2022年7月12日に日本でレビュー済み
ひとりの女に運命を狂わされる男たち、って感じかな。
ただ、もう少し魅力的な女だと、こちらも話に入りやすいんだろうけど、単なる尻軽バカ女なんで、こんな女のどこがそんなに良いんだ?という疑問が最後まで拭えなかった。
ただ、もう少し魅力的な女だと、こちらも話に入りやすいんだろうけど、単なる尻軽バカ女なんで、こんな女のどこがそんなに良いんだ?という疑問が最後まで拭えなかった。
2017年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
船戸独特のハラハラ感というよりも、かつての仲間たちが、一人の女によって繋がりをたちきられてしまうという半ば、ゾクゾクとされるもの。
2006年4月14日に日本でレビュー済み
大好きな船戸与一の作品の中で、読後感で一番やるせなさを受けた作品です。
主人公を含め多くの登場人物が最後には消えてしまうのは船戸作品ではよくあることですが、ここまでの内容になると流石に辛い!!!
さて、他の作品を読み直そうっと!
主人公を含め多くの登場人物が最後には消えてしまうのは船戸作品ではよくあることですが、ここまでの内容になると流石に辛い!!!
さて、他の作品を読み直そうっと!
2010年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下田特有の空気の緩さ,暖かさ,中途半端な寂れ方,少しだけ残っている観光地としての活気,などがよく表れている。この本には唐人お吉もペリーも庄田次郎も出て来ないけれど,彼らの息吹をも感じさせる。著者もこの地に来て,観光客として過ごしたのだろう。下田と船戸与一が好きな人にはお勧めである。
2006年9月4日に日本でレビュー済み
刑期を終えて出獄した主人公は、廃墟となった「海燕ホテル」に居を構え、裏切られたことへの復讐と、新たな野望の実現の時を待つ。ところが、その地で出会った妖艶な一人の女が、彼の運命を狂わせる。
船戸氏には珍しい現代の日本が舞台の小説で、どろどろとした情念の世界が描かれている。
彼の作品にしては極めてスケールが小さい分、細かい部分まで目が届いた感じはする。
そのため、「流沙の塔」や「砂のクロニクル」「蝦夷地別件」みたいな壮大な話を期待して読むと、肩すかしを食うのは確かだ。
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彼の作品にしては極めてスケールが小さい分、細かい部分まで目が届いた感じはする。
そのため、「流沙の塔」や「砂のクロニクル」「蝦夷地別件」みたいな壮大な話を期待して読むと、肩すかしを食うのは確かだ。