正義とは酒に似ております。
まことに心地よく人を酔わせてくれます
が、ひとたび度をこせば、
自分を滅ぼし、他人を巻き添えに致します。
(2章-4)
人の世に完全を求めることは、なさらぬ様に
完全を求める政治は、多くの罪人をつくり
密告をふやし、人の心を暗く致します。
どうか陛下ご自身も、
不可能なことをお求めになりませぬ様に。
(1章-4)
軍師ナルサスは奴隷制度に疑問を抱く理想家
でありながら、
現実や利害をもわきまえたバランスの取れた実務家です。
天野喜孝のイラストが好きで、角川版を読んでました。
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仮面兵団 (角川文庫 た 14-8 アルスラーン戦記 8) 文庫 – 1991/11/1
パルス暦三二四年。即位して三年、既に奴隷制度廃止を実施し、「解放王」の異名をもつ、十八歳になったばかりの若き国王アルスラーン。書下し、ヒロイック・スペクタクル・ロマン、第二部、待望の開幕!
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1991/11/1
- ISBN-104041665086
- ISBN-13978-4041665084
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1991/11/1)
- 発売日 : 1991/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4041665086
- ISBN-13 : 978-4041665084
- Amazon 売れ筋ランキング: - 729,403位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 野望円舞曲〈9〉 (ISBN-13: 978-4199052019 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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5つのうち4.5つ
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トップレビュー
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2003年7月30日に日本でレビュー済み
第二部「仮面兵団」、派手に始まる!!
西方の蛮族ルシタニア軍を王都から追い出し、国王となったアルスラーンは18歳の若者になっていた。理想だった奴隷解放も実現し、まずまずの統治を見せていたアルスラーンだったが、戦争の傷の癒えきらぬパルスを狙って、陰謀をめぐらす周辺諸国の脅威があった。
第一章では早くも隣国ミスルが侵攻を始める。
第二部の始まりにふさわしく、これからアルスラーンの前に立ちふさがるであろう「敵」が勢ぞろいで登場。因縁だらけの一冊。
「どいつもこいつも、悪いことたくらんでるなー・・・・・・」
とあきれ果てつつ、わくわく胸を躍らせて続巻の刊行を気長にお待ちあれ。
その反動からか、いつになくダリューンとナルサスの舌戦が激しかったような。お笑い担当?
謎めいた女神官ファランギースの過去をにおわす意外な場面あり。個人的には、もっと謎の男ギーヴの過去もいつか教えてほしいナ。たぶん母子の関係に何かあったのでは、と私はにらんでいるのだけど。
圧巻は第5章の「仮面兵団」。二人の王子のかたわれヒルメスを中心に、場面の展開がドラマティックでよかったです。
西方の蛮族ルシタニア軍を王都から追い出し、国王となったアルスラーンは18歳の若者になっていた。理想だった奴隷解放も実現し、まずまずの統治を見せていたアルスラーンだったが、戦争の傷の癒えきらぬパルスを狙って、陰謀をめぐらす周辺諸国の脅威があった。
第一章では早くも隣国ミスルが侵攻を始める。
第二部の始まりにふさわしく、これからアルスラーンの前に立ちふさがるであろう「敵」が勢ぞろいで登場。因縁だらけの一冊。
「どいつもこいつも、悪いことたくらんでるなー・・・・・・」
とあきれ果てつつ、わくわく胸を躍らせて続巻の刊行を気長にお待ちあれ。
その反動からか、いつになくダリューンとナルサスの舌戦が激しかったような。お笑い担当?
謎めいた女神官ファランギースの過去をにおわす意外な場面あり。個人的には、もっと謎の男ギーヴの過去もいつか教えてほしいナ。たぶん母子の関係に何かあったのでは、と私はにらんでいるのだけど。
圧巻は第5章の「仮面兵団」。二人の王子のかたわれヒルメスを中心に、場面の展開がドラマティックでよかったです。