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本格ミステリー館 (角川文庫 し 9-1) 文庫 – 1997/12/1
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1997/12/1
- ISBN-104041682037
- ISBN-13978-4041682036
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1997/12/1)
- 発売日 : 1997/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 319ページ
- ISBN-10 : 4041682037
- ISBN-13 : 978-4041682036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 900,368位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
"
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92 年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 迷路館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫) (ISBN-13: 978-4062763974 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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題名からしてミステリー小説の詳しい分析を期待している方にはおすすめできません。綾辻さんや島田さんの創作秘話を知りたい方におすすめできる本です。
島田荘司さんと綾辻行人さんの対談である。
本格ミステリーの在り方や目指すべき方向性について、かなり突っ込んだ議論が行われており、一部喧嘩になりそうな雰囲気すらあり、ハラハラドキドキさせられる。
社会派ミステリが席巻した60-80年代ののち、新本格がスタートした時期の対談であり、現在では考えられないような批判が浴びせられ、存立意義を何とか確立しようとしていたことがわかる。
歴史として読むと、きわめておもしろい。問題意識としては、もはや実感は湧かないのだが……。
対談から5年後の文庫版後書きで、おのおの赤裸々な語りを見せているのも貴重だ。
10年程前のものなので、綾辻氏が若々しく、みずみずしい感覚で話しているのが新鮮。でも、私は島田氏の論理に一票を投じたい。
本の中で取り上げられた小説をまた読み返してみたくなります。
「本格派」「新本格派」といわれる人たちの中でも、「推理小説」の理解の仕方に違いがあるのだな、と思いました。そして、ここで取り上げられた小説も、「面白い」もの(いわゆる文学小説や大衆小説のように人間が主体の、魅力があり、読めるもの)と、そうじゃなく、トリックや作者の描きたい世界に固執するものと二つがあることに気づきました。
推理小説はどこへ行くのでしょうか。語られた10年前とは状況は変貌しています。注目したい、そう思った一冊です。できたら、グラフ化した際に取り上げた、最高の小説を掲載して欲しかった。