荒俣宏が描くベストセラー小説の続編、上巻。
時は幕末。官軍の一員である旗本の加藤重兵衛は「国生み」に使われるという伝説の瑠璃尺を手に入れた。そのことを知った平田銕胤と妻のおちょうは加藤の野望を阻止しようと、平田篤胤の門下生とともに立ち上がる。一方、幕軍を率いる元新撰組の土方歳三も銕胤らの動きに同行し……。
元の帝都物語が大好きだったのでこれも買いました。
感想は、と言うと「うーん」という感じです。
前の帝都物語は荒俣さんらしく、いわゆるトリビアがあちらこちらに敷き詰められ、しかもそれが嫌味なく物語と噛み合っていました。敵として立つのも平将門を蘇らせようとする加藤という一貫性があり、読みやすかったのです。
が、今回のはちょっと違います。
述べられる論がやたら長いのです。しかも、長い上に胡散臭いのです。
今回のこの論(国を生む方法についてです)は、全体の七割ぐらいを占めます。なので、これに付いていけないと、正直、読むのが辛くなります。僕は付いていかれなかったので、ものすごく辛くてなりませんでした。
土方さんが出てきたり、幕末の様子が描かれているところは本当に面白いのです。でも、それ以外のところが「うーん」なのです。
好きな人にはたまらないのかもしれません。でも、僕はすごくもったいないなぁと思いました。
あと、加藤重兵衛保憲という人物を出したのはどうなんでしょう。
僕は前のを読んでいて、加藤保憲に思い入れがあったのでかなり抵抗がありました。
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新帝都物語 維新国生み篇 上 (角川文庫) 文庫 – 2009/8/25
荒俣 宏
(著)
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大ベストセラー『帝都物語』から20余年。魔人・加藤VS新撰組の戦い!
幕末の会津。ある寺に、イザナミ・イザナギ両神が日本を生み出した時に使ったとされる伝説の秘宝・瑠璃尺が隠されていた。瑠璃尺を奪い取った魔人・加藤は、日本を滅ぼし、自らの新しい国を作り出すため動き始める!
幕末の会津。ある寺に、イザナミ・イザナギ両神が日本を生み出した時に使ったとされる伝説の秘宝・瑠璃尺が隠されていた。瑠璃尺を奪い取った魔人・加藤は、日本を滅ぼし、自らの新しい国を作り出すため動き始める!
- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2009/8/25
- 寸法10.5 x 2.1 x 15 cm
- ISBN-104041690412
- ISBN-13978-4041690413
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商品の説明
著者について
●荒俣 宏:1947年東京生まれ。作家・博物学者。1985年に執筆を開始した『帝都物語』は、500万部を超える大ベストセラーに。膨大な知識を活かして、テレビでも活躍中。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2009/8/25)
- 発売日 : 2009/8/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 544ページ
- ISBN-10 : 4041690412
- ISBN-13 : 978-4041690413
- 寸法 : 10.5 x 2.1 x 15 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年2月1日に日本でレビュー済み
あの『帝都物語』に連なると聞いて購入。
個々のキャラクターの立ち方、事実ベースのフィクションの組み立てなど、相変わらずの巧さ。「そういう解釈をするか!」と、なんかもういろいろ面白い。アラマタ流の解釈で正しいんじゃないかとも思えてくる。
しかしながら、残念なところが二点。
一点は、幾何の解説部分。物語の都合上、図示と解説は致し方ないが、いきなり雰囲気が変わるので、気が殺がれる。あと、正方形から正五角形を作図する図、補助線足りないのでは。「それでどうやって作図するのか」と、小説の本筋をほっぽって、数時間考えてしまった。
もう一点は、先の記述との矛盾。例えば、手裏剣で手の甲を抉られていたはずなのに、後の描写では七支刀で抉られていたことになっている。「あれ、そうだっけ?」と何度も何度も読み返してしまった。こういう矛盾がときどきあって、すごく気になる。
『帝都』と比べてしまうと、読後感は『新帝都』がやや劣る。
個々のキャラクターの立ち方、事実ベースのフィクションの組み立てなど、相変わらずの巧さ。「そういう解釈をするか!」と、なんかもういろいろ面白い。アラマタ流の解釈で正しいんじゃないかとも思えてくる。
しかしながら、残念なところが二点。
一点は、幾何の解説部分。物語の都合上、図示と解説は致し方ないが、いきなり雰囲気が変わるので、気が殺がれる。あと、正方形から正五角形を作図する図、補助線足りないのでは。「それでどうやって作図するのか」と、小説の本筋をほっぽって、数時間考えてしまった。
もう一点は、先の記述との矛盾。例えば、手裏剣で手の甲を抉られていたはずなのに、後の描写では七支刀で抉られていたことになっている。「あれ、そうだっけ?」と何度も何度も読み返してしまった。こういう矛盾がときどきあって、すごく気になる。
『帝都』と比べてしまうと、読後感は『新帝都』がやや劣る。
2009年9月3日に日本でレビュー済み
読みやすく面白いです。ここから読み始めてもよいと思います。ただ、エロの部分がババアというのがちょっと・・。山風ならどんなこじつけでも若い女でいくのになア・・とちょっと残念。