状態の良いきれいな中古本でだったので、星五つ。
(物語の内容、かわいそう過ぎて、うるうるしちゃいました)

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藏 下 (角川文庫 み 12-4) 文庫 – 1998/1/1
宮尾 登美子
(著)
- 本の長さ395ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1998/1/1
- ISBN-10404171804X
- ISBN-13978-4041718049
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1998/1/1)
- 発売日 : 1998/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 395ページ
- ISBN-10 : 404171804X
- ISBN-13 : 978-4041718049
- Amazon 売れ筋ランキング: - 652,926位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926(大正15)年、高知市生れ。
17歳で結婚、夫と共に満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て1946(昭和21)年帰郷。県社会福祉協議会に勤めながら執筆した1962年の「連」で女流新人賞。
上京後、九年余を費し1972年に上梓した「櫂」が太宰治賞、1978年の『一絃の琴』により直木賞受賞。2009(平成21)年文化功労者となる。他の作品に『序の舞』(吉川英治文学賞)『春燈』『朱夏』『寒椿』『宮尾本平家物語』『錦』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
越後の片田舎の名家、田乃内家を巡る一大叙事詩。
とにかく不幸という不幸を詰め込んだような展開だが、新潟の雪や酒造りの蔵が、ある種の清浄で静謐な空間を醸し出しているからであろうか。あるいは、ほとんど異国の言葉と言っていいような越後の方言に彩られているからであろうか。まったく湿っぽくない語り口で、ひたすら出来事や人物の心の有り様が緻密に描かれてゆく。その筆致はあたかも美しい絵巻のよう。
感動するのは、盲目の少女・烈が、生まれながらに激情をもって生き、喜怒哀楽を露わにし、一人の女性として(あるいはそれ以上に)人生を生き切ったその潔さだ。
そして救いなのは、数十年にも及んだ佐穂の片思いはきっと報われたのだという結末。
作者付記の件で、号泣してしまった。最後の最後まで宮尾登美子は、過酷な運命を登場人物に背負わせたのだが、やはり烈という女性は、その精一杯力強く生きた人生の中で幸せだったのだ。それを知ることができて、読んでいる自分も心なしか幸せになった。
とにかく不幸という不幸を詰め込んだような展開だが、新潟の雪や酒造りの蔵が、ある種の清浄で静謐な空間を醸し出しているからであろうか。あるいは、ほとんど異国の言葉と言っていいような越後の方言に彩られているからであろうか。まったく湿っぽくない語り口で、ひたすら出来事や人物の心の有り様が緻密に描かれてゆく。その筆致はあたかも美しい絵巻のよう。
感動するのは、盲目の少女・烈が、生まれながらに激情をもって生き、喜怒哀楽を露わにし、一人の女性として(あるいはそれ以上に)人生を生き切ったその潔さだ。
そして救いなのは、数十年にも及んだ佐穂の片思いはきっと報われたのだという結末。
作者付記の件で、号泣してしまった。最後の最後まで宮尾登美子は、過酷な運命を登場人物に背負わせたのだが、やはり烈という女性は、その精一杯力強く生きた人生の中で幸せだったのだ。それを知ることができて、読んでいる自分も心なしか幸せになった。
2015年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ途中ですがNHKで宮尾登美子さんの特集をやっていて蔵に興味を持ちぜひ読みたいと思い購入。本屋さんになく昔のとも知らずアマゾンにあったので助かった。女性の生き方を説いていて何とも言えぬ宮尾ワールドがある。山形弁で独特ですが面白いです。
2016年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供から娘へと成長し、恋を知り、父、意造の命とも言える作り酒屋を残そうと奮闘する烈。
幼少期から烈を支え続けた佐穂の想いと、意造の晩年の悲しみと新たな家族への思いが切なくも温かい完結編。
烈の幸せを祈らずにはいられない。私の中の宮尾作品のナンバーワンです。
幼少期から烈を支え続けた佐穂の想いと、意造の晩年の悲しみと新たな家族への思いが切なくも温かい完結編。
烈の幸せを祈らずにはいられない。私の中の宮尾作品のナンバーワンです。
2016年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何十年ぶりに読み返してますが、作家の偉大さを更に感じてます。
2014年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、NHKで放送されたものが記憶にあります。読み終えた後も
蔵に携わる人々の話し声が残っています。
蔵に携わる人々の話し声が残っています。
2019年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二冊ともカバーと中身の違うものが送られてきた。安いからと人をバカにしているのか!!
2012年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮尾登美子氏の作品いろいろ読みました。
彼女の作品は、どの作品も事前の重厚な資料調べに基づいています。
「蔵」もそのひとつです。
新潟の造り酒屋の一人娘の波乱万丈の人生を土地の方言で描いています。
自分の知らない酒造り、新発田の旧家の暮らしを知る楽しみだけではなく、彼女を取り巻く祖母、父母、叔母などの心の襞も興味深く感動を得ました。
ついでに、ドラマ化されたNHKのDVDもお勧めします。
音楽もいいし、松たか子もういういしいし、子役だった井上真央ちゃんもさすがの演技をしています^^
彼女の作品は、どの作品も事前の重厚な資料調べに基づいています。
「蔵」もそのひとつです。
新潟の造り酒屋の一人娘の波乱万丈の人生を土地の方言で描いています。
自分の知らない酒造り、新発田の旧家の暮らしを知る楽しみだけではなく、彼女を取り巻く祖母、父母、叔母などの心の襞も興味深く感動を得ました。
ついでに、ドラマ化されたNHKのDVDもお勧めします。
音楽もいいし、松たか子もういういしいし、子役だった井上真央ちゃんもさすがの演技をしています^^