確かに欝な雰囲気。
でも原田さんは結構童話的?寓話的?なものも書いてるし、普通に面白かった。
実験的か、というとハンパな印象もあるけど、
元・文学青年のピュアさを感じられる。
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何の印象もない女 (角川文庫 は 9-15) 文庫 – 2004/2/1
原田 宗典
(著)
「声に出して読みたい」ちょっと不思議なお伽話
一匹の虫ではなくて、今度は一台の顕微鏡に変身してしまったグレゴール・ザムザ。何から何まで中途半端でなくては気がすまない街。声に出して読みたいちょっと不思議なお伽話を集めたオリジナル短篇集。
グレゴール・ザムザは困っていました。ついこの間朝起きてみたら一匹の虫に変身していて往生したばかりなのに、今度は一台の顕微鏡に変身していたのです。(「顕微鏡になった男」より) 魔法使いが売った呪文に始まり、神様の悩みや同情するロボットまで、出会いから出会いへ、九つのおとぎ話が一つにつながった奇跡的傑作「九つの物語」や書き下ろし作品「僕の国」を含むオリジナル短篇集。 小説の新たなる可能性を探る著者が引き出しの奥に秘めていたとっておきの物語です。
一匹の虫ではなくて、今度は一台の顕微鏡に変身してしまったグレゴール・ザムザ。何から何まで中途半端でなくては気がすまない街。声に出して読みたいちょっと不思議なお伽話を集めたオリジナル短篇集。
グレゴール・ザムザは困っていました。ついこの間朝起きてみたら一匹の虫に変身していて往生したばかりなのに、今度は一台の顕微鏡に変身していたのです。(「顕微鏡になった男」より) 魔法使いが売った呪文に始まり、神様の悩みや同情するロボットまで、出会いから出会いへ、九つのおとぎ話が一つにつながった奇跡的傑作「九つの物語」や書き下ろし作品「僕の国」を含むオリジナル短篇集。 小説の新たなる可能性を探る著者が引き出しの奥に秘めていたとっておきの物語です。
- 本の長さ174ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/2/1
- ISBN-104041762162
- ISBN-13978-4041762165
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2004/2/1)
- 発売日 : 2004/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 174ページ
- ISBN-10 : 4041762162
- ISBN-13 : 978-4041762165
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,339,411位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2020年8月6日に日本でレビュー済み
Kindleのカウント数で1200程度と文庫本ならかなり薄いボリュームでしょう。
ショートショートのようなものから、物語詩?のような作品も収録されています。
起承転結のある物語というより、断片的な挿話が中心で、あまり読み応えが無いように思いました。
また。「九つの物語」といったタイトルがついていても、9つ通じての共通点も無く、一つ一つの挿話が繋がっていくような面白さに広がっていきません。
多才な作家さんの一面を垣間見るという点で興味を持つ方、ごく短い時間で読みきれる物語が読みたい方なら興味を持てるかもしれませんが、それ以外の方は他の本を読んだほうが良いかもしれません。
ショートショートのようなものから、物語詩?のような作品も収録されています。
起承転結のある物語というより、断片的な挿話が中心で、あまり読み応えが無いように思いました。
また。「九つの物語」といったタイトルがついていても、9つ通じての共通点も無く、一つ一つの挿話が繋がっていくような面白さに広がっていきません。
多才な作家さんの一面を垣間見るという点で興味を持つ方、ごく短い時間で読みきれる物語が読みたい方なら興味を持てるかもしれませんが、それ以外の方は他の本を読んだほうが良いかもしれません。
2004年3月3日に日本でレビュー済み
原田宗典は「平成トム・ソーヤー」(集英社文庫)を境に変わったと思う。原稿用紙の升目を筆(墨は自分で磨ったもの)を使って埋めていくという例にも顕著なように、文筆家としてのスタンスを180度転向させた。原田が得意としていたほろ苦い青春小説や中毒性のある滑稽エッセイを書かなくなってしまったのだ。「スメル男」(集英社文庫)から原田の愛読者となった者には寂しい限りである。本書は原田が今後どこに進もうとしているのか、それを垣間見せてくれる短編集である。文体も変えて表現されている小説世界を覗くと、コトバ遊びによる不条理性と寓意性がより強調されていることに気がつく。星新一のある種のショートショートに通じるものがあるように思った。収録作品の中では「中途半端な街」が、カフカ的不条理と筒井康隆的ギャグが冴え渡る佳作で一番楽しかった。
2004年4月20日に日本でレビュー済み
原田宗典が躁うつ病をわずらっていることは知っていたが、この本は作者がだんだんと正常ではなくなる過程をあらわしているような作品だと思う
文学的な知識がない私には、この本が名作かどうかはわからない。しかし、各短編において、このときは躁だなとか、このときは鬱だなとわかるのが痛々しい
躁うつ病は治らない病気だ
これから原田宗典がこのような作品ばかり出すのなら、ちょっとついていけないかもしれない
文学的な知識がない私には、この本が名作かどうかはわからない。しかし、各短編において、このときは躁だなとか、このときは鬱だなとわかるのが痛々しい
躁うつ病は治らない病気だ
これから原田宗典がこのような作品ばかり出すのなら、ちょっとついていけないかもしれない