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火の鳥 7 乱世編(上) (角川文庫 ん 11-7) 文庫 – 1992/12/8

4.4 5つ星のうち4.4 32個の評価

永遠の命とはなにか。不死の〈火の鳥〉を軸に、人間の愛と生、死を、壮大なスケールで描く。天才手塚治虫が遺した不滅のライフワーク。各巻カラーイラストの表紙、巻頭に十六頁カラーを掲載。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1992/12/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1992/12/8
  • 文庫 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041851076
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041851074
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 32個の評価

著者について

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手塚 治虫
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
32グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月30日に日本でレビュー済み
第9部は12世紀末、平安時代の終わり頃の時代を描く。
作中では『鳳凰編』の我王のその後も描かれている。我王は、居座った権力の座はいずれのっとられる定めと、その冷酷さをむなしいと嘆く。
その言葉の通り、本作では物語の前半こそ平清盛が絶対的な権力を振るっている様を描くが、後半では権勢は次々に変わりゆく。まさに乱世である。
そして面白いことに、本作には火の鳥は登場しない。代わりに現れるのは、宗の国より贈られてきた火焔鳥である。生き血を飲めば永遠の生命を得るという言い伝えを信じ、清盛はどこまでも生き続け、平家一族を栄えさせたいと、この火焔鳥に望みを託す。
清盛に止まらず、その後の移り変わりゆく権力者たちもまた、火焔鳥の伝説に翻弄され、無情に果てていくのである。
つまり、キャラクターとしての火の鳥は登場しないのにもかかわらず、その伝説のみで物語に影響を与えるという、シリーズ上でもユニークなアプローチをしているのである。

また、キャラクターたちの配置もなかなか多重的であり、権力者たちを描く一方で、平民たちのパートも並行して進んでいく。
山で木こりをしていた弁太は、さむらいに家を焼かれ、親を殺され、許嫁のおぶうはさらわれた。
巡り巡っておぶうは平清盛に仕えることになった。
おぶうを追って京の都に出てきていた弁太は、街の浮浪児たち、我王、そして身を隠していた牛若こと源義経と出会う。
どうやら弁太が本作の主人公なのらしいのだが、他にも魅力的なキャラクターが多く、見どころは多岐に亘る。それらの中でも上巻に於ける最大の活躍を見せてくれるのは平清盛であろう。その行ない自体も面白いが、その人物像が極めて魅力的だ。
圧倒的な権勢を誇る非情な権力者でありながら、砕けた表情も見せる。殊におぶうとのやりとりには人間味を感じさせる。
そして、清盛亡き後の都は、騒然とした乱世の様相を呈していく。
次々と変わりゆく権力者たちに対して、戦いを嫌い、逞しく生き延びていく弁太。やはり彼が主人公と言えるのか。
本作のテーマとは何か?
永遠の権力、飽くなき欲望。だが、平等に皆に死は訪れる。そしてそれは、望みに反して無慈悲にもあっさりと。

『火の鳥』シリーズをここまで時系列に読んできたが、本作では画風の変化を大きく感じた。モブシーンなどの細かい描写も相変わらず達者ながら、大コマや人物のアップが目立って多い。劇画から受けたる影響というのはこういうことなのであろうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梱包が丁寧、状態も良かったです。
2018年12月31日に日本でレビュー済み
       (注)乱世編=(火の鳥7巻、8巻)共通のレヴューです。

 平安時代末期。平氏が栄え、やがて源頼朝を中心とする関東武士によって滅びて
いく史実をベースに描かれた『手塚版平家物語』。

 特徴は義経と弁慶のキャラクター作り。義経は目の殺気立った若者として
登場。あまりいい印象は持てない。

 ・・おれは小さい時からチャンスをねらっていた。そのチャンスが目の前に
  まっているんだ。そのためにはじゃまなやつはけちらしても行くっ。・・

自分勝手で怜悧な義経。それに対して弁慶はこころ優しい素朴な木こりとして
描かれる。恋人と山奥で幸せな生活をしていたのに、いつのまにか時代に
流され義経にいいように利用され、恋人は平家側に、自分は源氏側にと
ひきさかれていく。歴史の流れを縦糸に、弁慶の悲恋を横糸に物語が進行する。

 この巻には火の鳥はでてこない。そのかわりに火焔鳥(=孔雀)が顔を出す。
クジャクの血を飲んでも不老不死になるわけではない。でも、一度権力を
握った人間はそれを永らえるためにわらにも縋る思いで火焔鳥を求めて
右往左往する。(実際はなんの意味もないのに。)ありえない存在に対して
夢を追いつづけ、それが生き甲斐となっているある種の執着人間を、手塚は
しつこくしつこく描き続ける。描いてもなにも正解はない。
カントが『永遠平和のために』のなかで書いたように、本来人間は邪悪で
戦争せずにはいられない。だからこの世界は戦争に充ちあふれ、死んだ人間も
輪廻してまた争いに加わるのは当然だとでもいうように権力闘争を描いている。
                         
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月23日に日本でレビュー済み
第七、八巻の乱世編は、平家物語をベースにしています。劇場アニメのようにテンポを保って飽きさせずにどんどん展開していくストーリーと構成と絵の美しさは、第六巻の望郷編と同様に大変クオリティーの高いものです。

とは言うものの、平家物語という作品そのものが清盛、後白河、義経、弁慶、頼朝、義仲…と数多くの個性的な人物達が繰り広げる壮大な実話ベースのストーリーなので、さらにそれをベースに火の鳥の世界を構築しようとすることに無理があったようです。結局、読後の印象には火の鳥の存在は残りませんでした。

加えて、何故、義経をここまで悪役にするのかが不自然でした。火の鳥シリーズの世界は宇宙や地球規模での時の流れの中で、如何に人類が争い、破壊を繰り返す愚かな存在かというメッセージを伝えている中、為政者や権力者は悪にせざるを得なかったのかも知れません。
一方で、弁慶は弁太という名前のキャラで、心優しいデクノボウだけれど義経に振り回されて不本意な戦争に巻き込まれる存在として描かれています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
火の鳥は全巻一気に読めました。
リアルタイムに読みたかったなぁ
2022年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数十年前の作品ですが、今見ても面白いです。