1952~54年に制作された、わりと初期の作品。
アトムとは、ほとんど同時期になります。
この作品は内容充実の、娯楽大作で、映画2,3本のスケールはあると思います。
SF冒険物で、単純に楽しいばかりでなく、深く読み込むと人間の業や、命の重みなど様々なメッセージがこめられていることが分かります。
古き良き時代の親しみやすい絵柄で、現代にも通じる感動の物語なので、おすすめします。
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ロック冒険記 (角川文庫 ん 11-16) 文庫 – 1994/11/1
手塚 治虫
(著)
一九××年、地球に異常接近した謎の惑星ディモン! そこには石油の海があり、鳥人が支配する奇妙な生物の世界だった。ディモン星におきざりにされたロックと大助の冒険が始まった!(渡辺武信)
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1994/11/1
- ISBN-104041851165
- ISBN-13978-4041851166
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1994/11/1)
- 発売日 : 1994/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4041851165
- ISBN-13 : 978-4041851166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 986,862位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年6月14日に日本でレビュー済み
鉄腕アトムの連載開始とほぼ同時期の作品。太陽をはさんで地球と反対側にもうひとつ地球と同じような惑星があって、そこには鳥人間や粘土人間がすんでいたという設定のもと、惑星の覇権争いと戦争の悲劇、欲に駆られた人間の醜さ、戦争によって分断された親子の絆、民族の誇りと他民族の奴隷化まで、多くのテーマを見事に描いたSFの傑作。「冒険記」というタイトル以上の壮大さがある。なお、本書は講談社全集版と同じく単行本化時にラストが書きなおされた最終版であるが、「華麗なるロック・ホーム」河出文庫―手塚治虫漫画劇場に、雑誌連載時の幻のラストシーンの再現があるのであわせて読むと興味深い。