異性との交際に関する、日本と韓国の文化の差を、自身の経験から大変読みやすく書かれている。
純愛という言葉では韓国では存在しない。愛そのものが純愛と表現すべきものらしい。
儒教国家である韓国は、異性との交際は日本ほどの自由さはない。多くの女性が最初の夫に処女をささげるというのも驚きだ。
韓国人男性の女性の口説き方などもおもしろい。身近にいる韓国人に恋心を抱いている人が読めば大いに参考になりそう。
しかしながら、
これほどまでに女性に純粋さを求める韓国社会にあって、最近頻繁に見かける繁華街にたつ韓国人女性や、本国で日本の男性旅行者を相手にする女性たち。彼らはどのような立場におかれるのであろうか?
そんな彼女たちのことを考えると、悲しい気持ちにもなってしまう。
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恋のすれちがい: 韓国人と日本人-それぞれの愛のかたち (角川文庫 お 23-2) 文庫 – 1997/9/1
呉 善花
(著)
韓国と日本の恋愛事情は、同じ中国渡りの父権制社会の波をかぶってきたのに、なぜ大きく違うのか。在日十四年を超える韓国人の著者が両国の文化の素顔を浮き彫りにする異色恋愛エッセイ。(木村治美)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1997/9/1
- ISBN-104041903025
- ISBN-13978-4041903025
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1997/9/1)
- 発売日 : 1997/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 192ページ
- ISBN-10 : 4041903025
- ISBN-13 : 978-4041903025
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,360,672位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットでこの本の存在を知り、ぜひ手に入れたいと書店に問い合わせましたが、既に絶版になっており、購入できないということでした。そんな折、アマゾンで検索してみると、中古品でも程度がよく安く購入できるものがあり、飛びつきました。
2004年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人と韓国人は外見が似ているが、その精神構造や物事に対する価値観はまるで異なることが多い。私自身も経験があるのだが、うかつに日本人と同じように接するとすぐトラブルが発生する。まさに近くて遠い国なのである。歴史的なしがらみもあるかもしれないが、こちらのほうがより本質的でかつ大きな問題といえるだろう。
本書は韓国女性である著者が自分自身の恋愛体験や日韓の恋愛小説などを通して、両国の恋愛感の違いを浮き彫りにした書物である。
男女の出会いから始まり、結婚、そして別れに到るまで、その違いを論じた。
著者によれば、その主な原因は両国がたどった歴史を背景にして、父権社会と母権社会、王皇貴族文化と庶民文化、などの違いによって生じたのだという。この独自の論法に興味を覚える方も多いであろう。
一方、わが国における近年の韓国映画、ドラマブームなどから、韓国女性による意中の男性の気をひく方法や嫉妬心を静めるための方法としての呪術に興味を覚える日本女性も多いかも知れない。あるいはまた、日本人は愛の告白がへたくそだと指摘する著者に、苦笑する男性もいることだろう。ぜひ一読することをお勧めする。
本書は韓国女性である著者が自分自身の恋愛体験や日韓の恋愛小説などを通して、両国の恋愛感の違いを浮き彫りにした書物である。
男女の出会いから始まり、結婚、そして別れに到るまで、その違いを論じた。
著者によれば、その主な原因は両国がたどった歴史を背景にして、父権社会と母権社会、王皇貴族文化と庶民文化、などの違いによって生じたのだという。この独自の論法に興味を覚える方も多いであろう。
一方、わが国における近年の韓国映画、ドラマブームなどから、韓国女性による意中の男性の気をひく方法や嫉妬心を静めるための方法としての呪術に興味を覚える日本女性も多いかも知れない。あるいはまた、日本人は愛の告白がへたくそだと指摘する著者に、苦笑する男性もいることだろう。ぜひ一読することをお勧めする。
2004年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めにタイトルやレビューをみて想像していた内容とは少し違っていました。
さわやかな、軽い感じのものかと思っていたのですが、著者が日韓の歴史から大変よく調べられており、他国を知る事はその歴史からということを知らされました。
かといって、難しすぎず、体験から語られているところから、本当に面白く一気に読みきってしまいました。
ただ、かかれている恋愛事情は、もうだいぶ変わってきてるのでは・・と思うこともしばしばありました。
しかし、韓国の人のことを知るには、まずこの本を読んでからといっても過言ではないかもしれません。
話のネタになっておもしろいです。
さわやかな、軽い感じのものかと思っていたのですが、著者が日韓の歴史から大変よく調べられており、他国を知る事はその歴史からということを知らされました。
かといって、難しすぎず、体験から語られているところから、本当に面白く一気に読みきってしまいました。
ただ、かかれている恋愛事情は、もうだいぶ変わってきてるのでは・・と思うこともしばしばありました。
しかし、韓国の人のことを知るには、まずこの本を読んでからといっても過言ではないかもしれません。
話のネタになっておもしろいです。
2012年5月12日に日本でレビュー済み
「スカートの風」シリーズなど、デビュー以来「三交社」から出版してきたが(文庫版は角川だが)、本書は1994年6月に、「角川書店」から単行本として出版された。その時の書名は「恋愛交差点」。おそらく「交差点」というのが、他の有名シリーズと重なっているせいだろうが、文庫では改題された。
その内容であるが、韓国人ホステスの話はほとんどなく、これまでの本にも点在していた、日韓の恋愛をめぐる差異についてテーマを絞り、逆に題材は、両国の文学から世相、さらには呉さん自らの恋愛体験までバラエティーに富んでいて、読んでいて飽きさせない。
決して、ベストセラーの前著の焼き直しや自己模倣ではない。
個人的には、軍隊時代の自己の経験話がいちばんおもしろかったが、彼女の場合、自分の肉感的な体験+さまざまな日韓の人々との交流から生まれたたくまざるルポ+旺盛な好奇心と愛情に裏打ちされた書物勉強(とその結果の鋭い分析)、が「三位一体」となり、独特の魅力を醸し出している。
そこからあたりが、徐々にはっきりしてきた一書である。
その内容であるが、韓国人ホステスの話はほとんどなく、これまでの本にも点在していた、日韓の恋愛をめぐる差異についてテーマを絞り、逆に題材は、両国の文学から世相、さらには呉さん自らの恋愛体験までバラエティーに富んでいて、読んでいて飽きさせない。
決して、ベストセラーの前著の焼き直しや自己模倣ではない。
個人的には、軍隊時代の自己の経験話がいちばんおもしろかったが、彼女の場合、自分の肉感的な体験+さまざまな日韓の人々との交流から生まれたたくまざるルポ+旺盛な好奇心と愛情に裏打ちされた書物勉強(とその結果の鋭い分析)、が「三位一体」となり、独特の魅力を醸し出している。
そこからあたりが、徐々にはっきりしてきた一書である。
2005年5月4日に日本でレビュー済み
最初は漠然と読んでいましたが、韓国文化と日本文化が似ているようで似ていない根拠を数々の例として述べているところが特に印象に残った。呉善花さんの観察力の凄さにはただただびっくりさせられました。
2003年10月11日に日本でレビュー済み
軍人時代、紅一点ならぬ、紅0.01点という状況の中、もてすぎた話や、引っ込み思案の青年将校との淡い恋愛の話。日韓のことを書いたものというと、語り口の固いものを想像しがちだけれど、本書は著者も「頬がほてるばかり」というほどに、ひとりの女性の恋愛体験記としても読むことができる。