他者との関係性に影響されるところの女性の心理描写が素晴らしい。
また、ある種の精神障害の徐々に変化する様が現実感を帯びて一気に読ませます。
これを読んで新津きよみ氏の一連の本を読んでみようと思いました。
面白かった。
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女友達 (角川ホラー文庫 49-1) 文庫 – 1996/12/1
新津 きよみ
(著)
満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、隣人・亮子と知り合う。自分よりも劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。女友達の些細な出来事が重なり、ふたりの間に生まれた惨劇とは?
- 本の長さ440ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1996/12/1
- ISBN-10404191602X
- ISBN-13978-4041916025
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1996/12/1)
- 発売日 : 1996/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 440ページ
- ISBN-10 : 404191602X
- ISBN-13 : 978-4041916025
- Amazon 売れ筋ランキング: - 151,185位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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長野県生まれ。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。近著に『神様からの手紙 喫茶ポスト』『二年半待て』(徳間文庫大賞2018)『シェアメイト』『誰かのぬくもり』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良くあるストーリーなのですが、女性2人の関係のスリリングさにあっという間に読破しました。ちょっとした時間で悩まずサクッと読めます。旅のお供などにいいかも、です。
2016年10月8日に日本でレビュー済み
同じ20代の女性二人が奏でる心理サスペンス。
ライフスタイルの全く異なる二人が出会い育み始めた友情は、羨望、嫉妬、虚栄、侮蔑、憎悪といった感情の渦に飲み込まれてく。
著者の女性ならではの感性が遺憾なく発揮され、読み進めるうちに息苦しささえ覚えてしまうだろう。本作品は、これぞサスペンスという体で展開するが、ラストは全くの予想外であり、据わりが悪い印象を残しまった。
イヤミスほど読後の後味は悪くないが、方向性としては同じで、パイオニア的な作品と言えると思う。
ライフスタイルの全く異なる二人が出会い育み始めた友情は、羨望、嫉妬、虚栄、侮蔑、憎悪といった感情の渦に飲み込まれてく。
著者の女性ならではの感性が遺憾なく発揮され、読み進めるうちに息苦しささえ覚えてしまうだろう。本作品は、これぞサスペンスという体で展開するが、ラストは全くの予想外であり、据わりが悪い印象を残しまった。
イヤミスほど読後の後味は悪くないが、方向性としては同じで、パイオニア的な作品と言えると思う。
2021年7月25日に日本でレビュー済み
もっと評価されてもいい作品だと思っています。発刊は15年程前でしょうか、10代の頃に平積みされていたのを購入して読んで、大人の女ってコワい…と戦慄しました。
現在、主人公たちと同じかそれ以上になりました。ここに至るまでに何度か読み返している稀有な作品です。
オーバーではありますが、ある程度の水準を保って生きてきた女性であれば、主人公に共感できると思います。凝り固まった恋愛観、女性としてのプライド、肩書から入ってしまう女の友情、そしてなにより“次のステップ”への焦り。
リアリティがあるとは言いませんが、同年代よ誰でも見に覚えのある、隣りにある恐怖というようなゾッとできる作品です。
正直、ここ数年で騒がれているイヤミス作家さんよりもよっぽど読ませる作品だと思います。
現在、主人公たちと同じかそれ以上になりました。ここに至るまでに何度か読み返している稀有な作品です。
オーバーではありますが、ある程度の水準を保って生きてきた女性であれば、主人公に共感できると思います。凝り固まった恋愛観、女性としてのプライド、肩書から入ってしまう女の友情、そしてなにより“次のステップ”への焦り。
リアリティがあるとは言いませんが、同年代よ誰でも見に覚えのある、隣りにある恐怖というようなゾッとできる作品です。
正直、ここ数年で騒がれているイヤミス作家さんよりもよっぽど読ませる作品だと思います。
2003年12月16日に日本でレビュー済み
とても読みやすく、まったく飽きない展開でスムーズに読む事が出来ました。
恐怖要素は少ないですが、女性の醜い部分がリアルに描写されていて面白かったです。
恐怖要素は少ないですが、女性の醜い部分がリアルに描写されていて面白かったです。
2021年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女のドロドロした内面を読めると思い期待したが・・・
なんだかなぁって感じです。
上っ面?リアリティに欠ける?
主人公にも、他登場人物にも誰にも気持ちが入らない、希有なお話でした。
なんだかなぁって感じです。
上っ面?リアリティに欠ける?
主人公にも、他登場人物にも誰にも気持ちが入らない、希有なお話でした。
2005年9月10日に日本でレビュー済み
あんまり期待しないで手にとった作品だけど、いやぁ面白かった。サイコサスペンスとして非常によくかけてるんじゃないか、と。最初の方のとこで、優越感と疑心暗鬼が同居した醜い感情がぼんぼん出てきて、おお、すごいって。ただ、恋人のキャラがちょっと微妙だったけど。
2020年6月3日に日本でレビュー済み
この作者は、ありふれた日常にありがちな、女性たちの心の内面や感情のゆらぎを描くのが上手いと思う。
主人公の女と元カレが結構嫌なヤツに思えたが、読み終えて少し哀しい気持ちになった。
優越感に浸ることを自ら友情だと勘違いしてしまう。
そして、それはあるきっかけで崩れてしまう。
主人公に本当の友情が少しでも理解できていたのなら、ハッピーエンドな世界も存在したはずなのに。
主人公の女と元カレが結構嫌なヤツに思えたが、読み終えて少し哀しい気持ちになった。
優越感に浸ることを自ら友情だと勘違いしてしまう。
そして、それはあるきっかけで崩れてしまう。
主人公に本当の友情が少しでも理解できていたのなら、ハッピーエンドな世界も存在したはずなのに。