少し微妙。
この人はサイコ系のホラーを描くことで読んでいたのだが、ここに来て幽霊の話。しかも中途半端に感動させようとしても困る。僕が作者に求めているのは感動ではなくホラーだ。泣けるホラーなんていらない
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同窓生 (角川ホラー文庫 49-5) 文庫 – 2000/12/8
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2000/12/8
- ISBN-104041916062
- ISBN-13978-4041916063
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2000/12/8)
- 発売日 : 2000/12/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 4041916062
- ISBN-13 : 978-4041916063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,037,165位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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長野県生まれ。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。近著に『神様からの手紙 喫茶ポスト』『二年半待て』(徳間文庫大賞2018)『シェアメイト』『誰かのぬくもり』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月3日に日本でレビュー済み
夏という季節のせいか,とつぜん怖い話が読みたくなって,はじめて新津氏の作品を手にとった。記憶喪失,同窓会での戸惑い,得体の知れない「友達」との遭遇,封印したはずの思い出・・・・・・。期待どおり不気味な展開で,とにかく恐ろしい話を読みたいという筋金入りのホラーファンには物足りないかもしれないが,十分楽しみながらページを繰った。
そして,話が終着地に近づくにつれて,予期しなかったことだが,とても上手に言葉を選ばれた,ちょっといい会話に出会って,会話の主たちの人柄に共感し,感動してしまった。たんたんと語る彼女(たち)は,なんだかとても切なく愛らしかった。
はじめて読む新津作品だが,氏は人物を描き出すのに巧みだと思った。描き込むというわけではないが,さりげない描写で,登場する人物たちのキャラクターが,くっきりと印象づけられて,登場する女性たちと知り合いになったような気になる。欠点(弱点)もあるし,取り立てたところのない平凡な彼女たちだが,親しみがもてるのは作者の人柄によるのかもしれない。
最近読んだ小説のなかでは,もっとも読後感の良かった物語のひとつで,またべつの新津作品に触れたくなった。
そして,話が終着地に近づくにつれて,予期しなかったことだが,とても上手に言葉を選ばれた,ちょっといい会話に出会って,会話の主たちの人柄に共感し,感動してしまった。たんたんと語る彼女(たち)は,なんだかとても切なく愛らしかった。
はじめて読む新津作品だが,氏は人物を描き出すのに巧みだと思った。描き込むというわけではないが,さりげない描写で,登場する人物たちのキャラクターが,くっきりと印象づけられて,登場する女性たちと知り合いになったような気になる。欠点(弱点)もあるし,取り立てたところのない平凡な彼女たちだが,親しみがもてるのは作者の人柄によるのかもしれない。
最近読んだ小説のなかでは,もっとも読後感の良かった物語のひとつで,またべつの新津作品に触れたくなった。