安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武外骨が登場
神秘家とのくくりにされていますが、ジャーナリストの宮武外骨を取り上げている点が流石、水木氏
水木氏の作品にはしばしば風刺的な側面がみられる
相通ずるものが、あったのだろうか
安倍晴明は、しばしば美青年として描かれることも多い
しかし、水木氏の造形はそうでは無い
必要以上に美化しない、その姿勢は素晴らしい
現在に伝わる「いざなぎ流」に触れるなど、幅広い考察がなせれていた
長南年恵
彼女のことは全く知りませんでした
ある意味彼女が一番神秘家らしい
アメリカン・インディアン ホピ族
ニューブリテン島のバインニング族
等など
様々な民族の儀式との比較考察は特に興味深かった
ホームズの著者として有名なコナン・ドイル
彼は心霊主義者でもあった
後に捏造だと判明した妖精と少女が写った写真を信じていたドイル
心霊主義者ゆえに信じたいから信じてしまったという否定的エピソードも掲載されており、比較的公正な立場で描いているのが、非常に好印象だった
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
神秘家列伝 其ノ弐 (角川ソフィア文庫 312 怪BOOKS) 文庫 – 2004/10/23
水木 しげる
(著, イラスト)
目に見えない存在を感知していた神秘家たちを水木しげるが描くシリーズ第二弾。今回取り上げるのは、安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武骸骨。「見えない世界」を感知していた異人たちの半生とは。
- 本の長さ338ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/10/23
- ISBN-104041929091
- ISBN-13978-4041929094
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (2004/10/23)
- 発売日 : 2004/10/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 338ページ
- ISBN-10 : 4041929091
- ISBN-13 : 978-4041929094
- Amazon 売れ筋ランキング: - 543,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1922年、鳥取県生まれ。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」など著書多数。1991年、紫綬褒章受章。妖怪と精霊を求めて全世界を旅する。1996年 に郷里の境港市に「水木しげるロード」を設立し、「世界妖怪協会」の会長に就任、「世界妖怪会議」を開催する。2003年、旭日小綬章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『姑娘』(ISBN-10:406276735X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年7月28日に日本でレビュー済み
本書は世界的に有名な神秘家たちの紹介と解説をとおして、目に見えない世界の存在を肯
定的に描いた本です。
本書に登場するのは、安倍晴明、長南年恵(おさなみとしえ)、コナン・ドイル、宮武外
骨の四名です。最初の三人はそれぞれ陰陽師、神女、心霊主義者で、見えない世界に精通
ないし取り憑かれたという意味で、神秘家の名にふさわしい人たちです。一方、宮武は現
実世界で暴れまわった、変った人として登場しています。
見えない世界の真偽はともかく、本書をよめば、水木ワールドを堪能できるのではないで
しょうか。
〈目次〉
安倍晴明
長南年恵
コナン・ドイル
宮武外骨
「世紀の神秘家・水木しげるの覚醒」(京極夏彦)
本書は世界的に有名な神秘家たちの紹介と解説をとおして、目に見えない世界の存在を肯
定的に描いた本です。
本書に登場するのは、安倍晴明、長南年恵(おさなみとしえ)、コナン・ドイル、宮武外
骨の四名です。最初の三人はそれぞれ陰陽師、神女、心霊主義者で、見えない世界に精通
ないし取り憑かれたという意味で、神秘家の名にふさわしい人たちです。一方、宮武は現
実世界で暴れまわった、変った人として登場しています。
見えない世界の真偽はともかく、本書をよめば、水木ワールドを堪能できるのではないで
しょうか。
〈目次〉
安倍晴明
長南年恵
コナン・ドイル
宮武外骨
「世紀の神秘家・水木しげるの覚醒」(京極夏彦)
2004年11月16日に日本でレビュー済み
本書はご存じ水木しげる氏の筆による神秘家の列伝である。とはいえ、安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武外骨という顔ぶれを見ると、神秘家というより非凡人伝というのが相応しいようにも思える。ともかく、水木氏は平安時代の伝説的な陰陽師から明治・大正・昭和期に活躍した反骨精神旺盛のジャーナリストまで、その妖怪を描いてきた筆で描くのである。
描き方も、今昔物語などでよく知られたエピソードを描きつつ、時に作中に水木氏本人のコメントが加えられ、様々なエピソードと解説が相まって独特の味わいを出している。
非凡人故に必ずしも家庭的に恵まれた人生をおくったわけではない人についても、水木氏は愛情溢れる筆で描き、通常であれば眉をひそめるような不倫などのエピソードについても、共に生きる者の親近感といったものが筆に見えるようで、読んでも不快にならないのは作者の徳であろう。
長南年恵という霊能力者と呼ばれた人──病治し、水の引き寄せ、見えぬ物を見、知り得ないはずのものを知ったらしい──と、宮武外骨については本書で初めて知ったことが多いのだが、前者には不思議さを、後者には親近感を感じた。荒唐無稽に思えるエピソードには、ひょっとしたらあるかも、という思いを、どう考えても社会不適応者だろう、と思えるエピソードにも、こういう生き方も有りか、と思わせるのが水木氏の持ち味なのであろう。
描き方も、今昔物語などでよく知られたエピソードを描きつつ、時に作中に水木氏本人のコメントが加えられ、様々なエピソードと解説が相まって独特の味わいを出している。
非凡人故に必ずしも家庭的に恵まれた人生をおくったわけではない人についても、水木氏は愛情溢れる筆で描き、通常であれば眉をひそめるような不倫などのエピソードについても、共に生きる者の親近感といったものが筆に見えるようで、読んでも不快にならないのは作者の徳であろう。
長南年恵という霊能力者と呼ばれた人──病治し、水の引き寄せ、見えぬ物を見、知り得ないはずのものを知ったらしい──と、宮武外骨については本書で初めて知ったことが多いのだが、前者には不思議さを、後者には親近感を感じた。荒唐無稽に思えるエピソードには、ひょっとしたらあるかも、という思いを、どう考えても社会不適応者だろう、と思えるエピソードにも、こういう生き方も有りか、と思わせるのが水木氏の持ち味なのであろう。
2022年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安倍晴明、コナン・ドイルは、
それぞれ時代は離れていますが、
神秘家のカテゴリーにおける
有名人と言えるでしょう。
長南年恵は超能力者として
取り上げられることが多いですね。
宮武外骨は神秘家ではないですが、
変人括りということですかね。
それぞれ時代は離れていますが、
神秘家のカテゴリーにおける
有名人と言えるでしょう。
長南年恵は超能力者として
取り上げられることが多いですね。
宮武外骨は神秘家ではないですが、
変人括りということですかね。