最近、とんとお目にかからない「背景の緻密さ」がこの作品にはあります。建物・山間の風景などは思わず虫眼鏡でじっくり見てしまいます。遅筆になるのも最もです。
水木しげる生誕100年のTV番組で特集していた遠野物語の柳田国男をもっと知りたくて購入しましたが、85ページに載っている仙台四郎の切なく悲しい表情が一番印象に残りました。水木しげるさんの筆力に改めて圧倒されました。
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神秘家列伝 其ノ四 (角川文庫ソフィア) 文庫 – 2005/7/25
水木 しげる
(著, イラスト)
神秘家といわれる人びとの半生を、巨匠水木しげるが描く好評シリーズ第四弾。今回登場するのは、仙台四郎、天狗小僧寅吉、駿府の安鶴、柳田国男、泉鏡花。
- 本の長さ387ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/7/25
- ISBN-104041929113
- ISBN-13978-4041929117
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/7/25)
- 発売日 : 2005/7/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 387ページ
- ISBN-10 : 4041929113
- ISBN-13 : 978-4041929117
- Amazon 売れ筋ランキング: - 586,269位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,521位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 4,282位アート・建築・デザイン作品集
- - 4,838位アート・建築・デザインの絵画 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、鳥取県生まれ。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」など著書多数。1991年、紫綬褒章受章。妖怪と精霊を求めて全世界を旅する。1996年 に郷里の境港市に「水木しげるロード」を設立し、「世界妖怪協会」の会長に就任、「世界妖怪会議」を開催する。2003年、旭日小綬章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『姑娘』(ISBN-10:406276735X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、新書版全3巻で出版された「神秘家列伝」の、続編です。したがって、この4巻は初の単行本化のはず。水木作品は、このように版形を変えて何度か復刻したり、新作が突然紛れ込んだりするから、注意が必要ダ。マニアは神経を使うネ。
この巻では、「仙台四郎」の章が面白かった。彼に関しては、今でも福の神として仙台で福の神グッズが売られている。私も松島観光の際に買ってきてあった。今回、ふと押入れから取り出して飾ってみたところ、この本に出会った。何かの因縁を感じる。できれば福を呼んでネ、四郎さん。
この巻では、「仙台四郎」の章が面白かった。彼に関しては、今でも福の神として仙台で福の神グッズが売られている。私も松島観光の際に買ってきてあった。今回、ふと押入れから取り出して飾ってみたところ、この本に出会った。何かの因縁を感じる。できれば福を呼んでネ、四郎さん。
2011年8月21日に日本でレビュー済み
本巻では五人の人物をとりあげています。
「あとがき」を読んで、正直たまげました。
「神秘家列伝」というけれど、いってみれば変わり者の一団ということになる(388頁)
なんと「神秘家列伝」とは水木先生が興味をいだいた人物の伝記だったのです。そうなる
と「神秘家」という表題はとくに重要ではないということになります。先生の興味を引い
たのが、たまたま、目に見えない世界にかかわった人物に集中したというぐらいの意味合
いしかないからです。
ともあれ先生のお眼鏡にかなった、選りすぐりの「強力な変わり者」をまとめて読めると
いうのは貴重なのではないでしょうか。
本巻の解説もこの点について整理を行っております。あわせてご覧ください。
〈目次〉
仙台四郎
天狗小僧寅吉
駿府の安鶴(左官)
柳田国男(民俗学者)
泉鏡花(作家)
「生きる道に影響を与えた先達の記録」(小松和彦)
本巻では五人の人物をとりあげています。
「あとがき」を読んで、正直たまげました。
「神秘家列伝」というけれど、いってみれば変わり者の一団ということになる(388頁)
なんと「神秘家列伝」とは水木先生が興味をいだいた人物の伝記だったのです。そうなる
と「神秘家」という表題はとくに重要ではないということになります。先生の興味を引い
たのが、たまたま、目に見えない世界にかかわった人物に集中したというぐらいの意味合
いしかないからです。
ともあれ先生のお眼鏡にかなった、選りすぐりの「強力な変わり者」をまとめて読めると
いうのは貴重なのではないでしょうか。
本巻の解説もこの点について整理を行っております。あわせてご覧ください。
〈目次〉
仙台四郎
天狗小僧寅吉
駿府の安鶴(左官)
柳田国男(民俗学者)
泉鏡花(作家)
「生きる道に影響を与えた先達の記録」(小松和彦)