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目撃 (角川文庫) 文庫 – 2005/10/25

4.1 5つ星のうち4.1 26個の評価

現行の裁判制度の矛盾を突く、緊迫の法廷ミステリ!
八歳の時、母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。39年後、彼は弁護士・服部朋子の要請で関山夏美の夫毒殺事件の控訴審に関わる。逆転無罪をねらう朋子がしかける息づまる法廷場面、迫真の本格推理。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2005/10/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 557ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041945046
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041945049
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 26個の評価

著者について

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深谷 忠記
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1943年東京都生まれ。東京大学理学部卒。 82年『ハーメルンの笛を聴け』で江戸川乱歩賞候補。85年『殺人ウイルスを追え』(のち『一万分の一ミリの殺人』と改題)でサントリーミステリー大賞佳作。『自白の風景』『運命の塔』などの本格推理のほか、『「法隆寺の謎」殺人事件』『人麻呂の悲劇』など、歴史ミステリーにも定評がある

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
26グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2002年6月7日に日本でレビュー済み
久々に手ごたえ(読みごたえ)のある本でした。 主人公は小説家という設定で、これって著者のことなのかしらん?だとしたらフィクションじゃないわけ?と話の筋自体よりもそちらの方がどきどきしました。 もちろんそうではないでしょうけれど。 こんな見当違いの楽しみ方もありっていうところでしょうか。 もちろん筋も素晴らしく、たま~にお目にかかる退屈な推理小説にありがちな「そんな不自然なことありえないでしょう!?」というこじつけもなくぐんぐん引き込まれました。 「おもしろかったよ」と本好きの友人に薦めたい一冊です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年2月6日に日本でレビュー済み
 主人公の過去、在日の友人、被告の不倫、家族の話等が上手に絡んでいて、これらがどう展開していくのかと期待しながら読んでいったら、面白くあっという間に最後まで来てしまった。
 しかし、最後にすごいどんでん返しがあると思っていたが、普通だった。記憶の不確実性についても、もっと計算されたトリックの中で出てくるならともかく、単なる間違いだったではしらけてしまった。また、証拠となる録音テープが残っていたのも出来すぎと思った。面白かったが、心に響くはずの話もややインパクトが薄かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年12月13日に日本でレビュー済み
著者は「旅情ミステリー」と「重厚長大な社会派本格ミステリー」の二つのジャンルを書き分けているが、本書は後者の代表作との触れ込みで手にとってみた。

文庫で546ページに及ぶ長い作品だったが、内容は、第1部『記憶』、第2部『証人』、第3部『事実』となっていて、人間の深層心理にせまる「心理ミステリー」と「法廷ミステリー」が合体し、それに本格パズラーの要素を組み込んだものだった。

物語は二つの事件が交差する。

ひとつは39年前の事件、包丁を持った母親が父親を刺し殺す現場を見た。それが当時8才だった作家・曽我の忘れられない記憶だった。

もうひとつは現在の事件、夫を毒殺したとして一審で懲役10年の有罪判決を受けたが、無実を主張し、控訴審を戦う女性と逆転無罪を狙う女性弁護士。曽我は収監中のその女性被告人から手紙を受け取り、弁護士に協力しながら事件解明にかかわってゆく。二転三転する事件の様相、そして…二つの事件の真実は---。

会話部分が少なくて、心理描写が多く、著者の気遣いかどうかわからないが解説・説明の繰り返しが多く、その部分が私にはサスペンスを盛り上げるというより、いささか冗長な感じがした。

しかしそれを差し引いても、息づまる法廷場面はスリリングで一気読み。

作家らしい曽我の奇抜な着想と本格パズラーっぽい意外な展開には脱帽。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年7月22日に日本でレビュー済み
夏美の事件と曽我の事件、まったく接点がないように思われるが、目撃という共通点によって大きな展開を見せるところがおもしろかった。曽我の事件は40年も前に発生したにも関わらず、曽我が目撃した殺人シーンが記憶の間違っている可能性があることをきっかけに真犯人が明らかになっていくのだが、誤った事実を話してしまったばかりに一人の人間の人生を変えてしまう様子が切なかった。
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2021年10月7日に日本でレビュー済み
二つの事件を並べながら、「冤罪」についても考えさせる、よく書き込まれた作品だと思うが、最終的には冤罪を肯定するような示唆をしてはいないか。ちょっと不満が残った。あとは、読者が考えろと言うことなのだろうか。
2005年5月27日に日本でレビュー済み
この小説は、ミステリープラスアルファの面白さがあり、一気読みでした。
ある殺人事件の解明に巻き込まれる小説家が、事件の謎に絡む「目撃情報」=人間の記憶の謎に直面することで、じぶんのトラウマとも向き合うという話の流れで、読んでいるうちに時々、怖くなりました。人間の記憶って、こんなにも不確かなのか?!うん、確かに私たちはじぶんに都合よく過去を書き換えているよなあ……と、じぶんの経験でも思い当たることもしばしば(汗)。
ミステリーを楽しみながら、じぶんの人生を違う角度で振り返りたくなる小説です。人って、心の持ちよう次第で、いろんな可能性が発見できるかも、と思わせてくれました。人間関係やアイデンティティに悩む人にも、オススメ。
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2002年7月3日に日本でレビュー済み
小説家が小説家について書いた小説作品の多くがそうであるように本書も近年のミステリーものとしては明らかに濃い(と言うよりは重い)分類に入る作品で一気に読み通すのは少々キツいほどです。ただしタイトルにもなっている「目撃」に関する著者の知識が大衆向け入門書を数冊かじった程度の浅はかなものなので、その部分に期待すると興が冷めるどころか大いに失望させられてしまいます。ネタばらしになるので具体的なことは書けませんが、本書で著者が用いているのは20年或いは30年ほど前の理論に毛が生えた程度のアマチュア知識であり、どうせ本書クラスの長編を書くのならば最先端の「目撃」理論を掲載している『Law and Human Behavior』という専門誌に眼を通して研究するぐらいの熱意を見せてほしかったです。
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