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静かな黄昏の国 (角川文庫 し 31-4) 文庫 – 2007/3/24

3.8 5つ星のうち3.8 59個の評価

終身介護施設の営業マンの言葉にのり、自然に囲まれた家に向かう老夫婦。しかしその施設に入所したものは、三年以内に自然死を迎えるという――(表題作)。時代を先取りした戦慄の作品集。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店; 一般文庫版 (2007/3/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/3/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 381ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041959055
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041959053
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 59個の評価

著者について

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篠田 節子
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東京都生まれ。東京学芸大学卒。1990年『絹の変容』で第三回小説すばる新人賞を受賞。97年『ゴサイタン―神の座―』で第十回山本周五郎賞を、『女たちのジハード』で第百十七回直木賞を受賞。2009年『仮想儀礼』で第二十二回柴田錬三郎賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 スターバト・マーテル (ISBN-13: 978-4334926977)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
59グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ、3.11の一年ほど前に読みました。
なので、私は3.11の時この本を思いだし、震えました。
なんともリアルなんですね。すべてが。きちんと調べ上げて本にしていると感じます。
先を読む作者にはいつも驚かせれます。
篠田さんの本は殆どすべて、単庫以外を読んでいます。
皆面白く、ぐんぐん読んでしまいますね。
こちらの題材ではありませんが、先ほどTVで蚕の遺伝子組み換えのことを自慢げに話している人を観て、
絹の変容を再読したいと思ってしまいました。やはり先読みの方ですね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リトルマーメイド……クリオネ食ってるみたいな感じ。美味いのかなあれ。4㎝ぽっちのものに欲情するとは思えんなぁ。

陽炎……色白脛毛フサフサの濃い顔した若者がチンポコはみ出させながら踊ってるのがいいんかい?

一番抵当権……男がクズ。ひたすらクズ。おまえはそうなって当然じゃ。

エレジー……よくわからん。

刺……ババア下心あんだろ。言い訳してっけど。女も中年になったらオッサンと同じ。

小羊……何で逃げたん?痛み感じず死ねたのに。最後希望は感じなかった。あ~あ、やっちまったなぁ…て感じ。

ホワイトクリスマス……マジで死んだのかよ!…デブと同じ感想。

静かな黄昏の国……死に方を選ぶ自由はある。あとあそこまで堕ちたらタブーも糞もなくなって、逆に凄い国になれそうな気がする。戦国時代の日本のように。そういう展開にはしたくなかったんだろうが。趣旨変わっちゃうしね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
───リトル・マーメイド
「ナマは気をつけろ」人類普遍のこの教訓をあらためて肝に銘じた一作。
───陽炎
真里の不思議体験を合理的に説明する仮説の一つとして、描写されていない
行間において密かに覚せい剤を打ちまくっていた「シャブ中説」を提唱したい。
音楽系のアーティストにとっては珍しくも何とも無いことである。
───一番抵当権
オモテの顔はお堅い企業の薬剤師、ウラの顔は闇の仕事引き受け人「真由子」
クエンティン・タランティーノ監督での映画化を強く希望する。
───エレジー
チェロのように超高級な楽器ならこのような霊的現象は少しも不思議ではない。
問題は300円のカスタネットや小学生が使う駄リコーダーでも現象するのかだが、
やはり難しいであろう。「神秘の沙汰もカネ次第」シビアな霊界の現実である。
───刺
店長の通報で呼び出された警官が如何にしてサボテンを制圧したかが気になる。
手を一刺しされて「逮捕だ!逮捕!」と逆上しながら発砲し、貫通した銃弾が
部屋の壁に弾痕を残したと推察するが、残念ながらその顛末は省略されている。
───子羊
M24担当のシスターにこの組織が失態の責任をどう取らせるのか実に興味深い。
もし私が組織の長なら、全身の戦闘サイボーグ化手術をシスターに強要し、
脱走した神の子を狩るハンターとして汚染された外界に放つはずだ。もちろん
頭部には命令違反防止用の自爆装置を埋め込んでおく。続編が待望される一作。
───静かな黄昏の国
私が入園者なら、美味いメシを食らっては便所で吐き戻し、また食いまくるという
古代ローマ貴族に倣った美食三昧のスケジューリングを謳歌する事は間違いない。
ピカ毒で殺られる前に正月の餅なんぞをノドに詰まらせて逝きたいものである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
八篇の短編集であるが、すべての作品が悲劇的であり、甘美とも言える狂気性を感じる。
それぞれの作品の着想自体に、既に非凡さを感じるが、内容を読むと、さらに唸らされる。

いくつかの作品を検証してみると、
長編とも言える長さの作品「ホワイトクリスマス」はロールプレイングゲームを扱っている。
作品では、本当にゲームをしている様な感覚になるが、この主人公は、なりきってしまう。
結末の悲劇性は、どこか甘美だが、それに至る過程が面白い。

「リトル・マーメイド」を支配する狂気性は見物だ。
小さな軟体動物を飼っている男は、その軟体動物に性的興奮を覚え、そして、ついには、、、。
この作品が描く「甘美な」狂気性を伴った主人公の心理描写は、著者渾身の表現上の境地だ。

「一番抵当権」は比較的短い作品であるが、そのホラー性が面白い。
やたらと金遣いが荒くて、借金ばかりを繰り返す男に持ちかけられたアルバイトとは?

表題作「静かな黄昏の国」はSF的であり、日本の近未来を描いている。
ただ、この物語を単なるフィクションとは思えない様な、独特な後味の悪さがある。

著者にはいくつかの短編集があるが、本書の作品群は傾向が異なる。
甘美とも言える狂気性悲劇性に引き込まれ、全作品を、寝食を忘れて読み進んだ。

エンターテインメント作品ではあるが、純文学的な香りも感じる。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月1日に日本でレビュー済み
どれもそうなんですが、特に表題作の「静かな黄昏の国」と「仔羊」に関して「恵まれて濃くいい思いした分、後は諦めろ」としか思わなかった。
なんつーか、人生「借り」と「貸し」で貸借ゼロ、みたいな考えの持ち主なんで、より以上を求めるのが欲張りに思えてしまうんで、書いた人の意図した方向には深読みませんw
楽しく読みました。
2009年12月17日に日本でレビュー済み
個人的に面白かったのは、「小羊」「一番抵当権」
そして、表題の「静かな黄昏の国」。
「小羊」は、映画「アイランド」によく似た話ですが、
よく見ると、アイランドより古いんですね。

表題作は、フィクションだと分かっているのに、
まるで未来の日本を見ているようで、本当に怖かったです。
モンスターや幽霊が出てくるホラーより、よほど怖い!
「日本も調子に乗ってると近い将来こうなる!」
と断言されているかのようです。
出来れば、自分が生きてる間、こんな日本になりませんように。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月17日に日本でレビュー済み
恐い系の短編8話。

リトル・マーメイド
ちょっと気持ち悪い。恐怖小説というよりは、気持ち悪い小説。

陽炎
 陽炎の意味がよくわからないうちに終わってしまった印象。

一番抵当権
 一番すっきりした作品。そうだろうねという共感。
 一番いろいろしてもらったのだから、それくらいは当たり前。

エレジー
 最初は中に、電子楽器が入っているのかと思った。エレジーの意味がわからないと想像ができないかも。

刺(とげ)
 サボテンの刺。サボテンが嫌いな人は好きになれないかも。

子羊
 人間の複写(クローン)。少年がなぜ少年のままなのか謎かも。

ホワイトクリスマス
 結末は想定外。その意味で推理小説といえるかも。

静かな黄昏の国
 核廃棄物と人間の寿命に関する、真に恐い話。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月17日に日本でレビュー済み
良くも悪くも印象的でどの話も薄気味悪く救いがない。唯一光がさすのはM24だけかな。特に最後の黄昏の〜は実際こんな未来がありそうで怖い。でもそんなに弱体化した国なら安楽死はとっくに可能になってそうだけど。
傲慢な者に非業の死というわけでなく普通の人にも訪れる悲劇。救いがなく読後感悪し。もう読まない本。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート