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みんないってしまう (角川文庫) 文庫 – 1999/7/31

3.9 5つ星のうち3.9 299個の評価

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購入オプションとあわせ買い

恋人が出て行く、母が亡くなる。永久に続くかと思ったものは、みんな過去になった。物事はどんどん流れていく――数々の喪失を越え、人が本当の自分と出会う瞬間を鮮やかにすくいとった珠玉の短篇集。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA; 一般文庫版 (1999/7/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/7/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041970067
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041970065
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 299個の評価

著者について

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山本 文緒
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1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマに作家活動を続け、現在に至る。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞を、『プラナリア』で第124回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 再婚生活 私のうつ闘病日記 (ISBN-13: 978-4041970164)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
299グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山本文緒さんは最近、知った作家さんでハマってしまい片っ端から読んでます。素敵な作品でした。
2014年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「絶対泣かない」が職業をテーマにした短編集だったとすると
「みんないってしまう」は恋がテーマなのかな。

さくさく読めて、でも描写は秀逸で読ませます。
わかりやすいハッピーエンドはあまりなく、微妙な終わり方が
多かったです。でも読んでるとなぜか癒されます。
著者の本はプロットが、面白いので何度でも読めます。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月3日に日本でレビュー済み
「本書は1997年1月に小社より刊行された単行本を文庫化したものです」と、本書(文庫)の後ろのほうに書かれている。
 2023年の今からすると、25年以上前に書かれた小説ということだ。
 そのため、今とは少し異なる世の中の雰囲気が味わえて、興味深い。
 スマホはもちろん出てこなく、携帯電話もあまり出ず、公衆電話(電話ボックス)はときどき出てくる。
 雑誌もけっこう出てくる。

「表面張力」には、のら人間=ホームレスが出てくる。「直人(息子)ものらになりたいの?」などという台詞も出てくる。直人はのら人間にキャンディーをぽいと投げたりする。小説だから描ける部分だろう。
「片恋症候群」は、今でいうストーカーの話なのだが、「ストーカー」という言葉はいっさい出てこない。
「ハムスター」はけっこうおもしろかった。しかし、ハムスターは大変かわいそうだ。ふざけるな、ちゃんと面倒見ろ! と思った。
「泣かずに眠れ」もけっこうおもしろかった。
「まくらともだち」は激しい……。激しい女だ。

 いつまでも覚えているような話(物語)ではないけれど、読んでいるときは、まぁ、おもしろかった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山本さんのファンでした。亡くなりましたがブル―もしくはブル―は彼女の最高傑作です。恋愛中毒や群青の夜の羽毛布もいいです....ドラマ化もされました。。皆行ってしまう。。は短編がいくつか掲載されててそれぞれユニークなエピソードと切ない思い出が詰まってて面白いです。何度も読みたくなる本です。。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山本文緒さんの「恋愛中毒」や「ブラックティー」を読んではまり他の作品も読んでみたいと思い購入しました。12の短編でそんなに分厚い本じゃないし、一つ一つ短い話だから微妙かなぁと思いながらも読んでみたら全て面白くあっという間に読み終えてしまいました。特に「愛はお財布の中」が良かった☆
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月8日に日本でレビュー済み
覚悟はしていたけれど、
喪失感が満ち満ちあふれる作品。

読み終わって、“病んでる”
なんて印象を受けてしまうほど。

自殺する覚悟で愛を告白する女性。
好きなヒトのゴミを盗むことに快感を覚える女性。
小柄な喫茶店の店員少女に密かな恋心を抱く、中年男性。
山ほどの洋服があるのに着ていくものが決められない女性、などなど。

短編はどれも行き場がない終わり方。
それが当時の山本文緒の持ち味なのかもしれませんが。

小説って、読み手にその後の展開を、
ある程度方向性をつけてくれるものだと思ってたのですが、
彼女の作品は彼女の中でさえ、まだ終わっていないというか、
成長段階というか。
失うことに対する不安と恐怖が
そのまま表れているというか。
そんな印象をひしひしと感じました。
他の時代の小説も読んでみたいなあと思いました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて妙に共感したり、ふんふんと思ったり、身近に感じる本でした。
2020年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々な人が生きているんだなーと考えるとしみじみとするし面白いなーと思います。そんな本でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート