1995年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。
「誘拐」をテーマとしたアンソロジーで、有栖川有栖「二十世紀的誘拐」、五十嵐均「セコい誘拐」、折原一「二重誘拐」、香納諒一「知らすべからず」、霞流一「スイカの脅迫状」、法月綸太郎「トランスミッション」、山口雅也「さらわれた幽霊」、吉村達也「誰の眉?」の8篇が収められている。
誘拐はまだまだ掘り下げがいのあるテーマと思う。密室トリックなんかにくらべると、まだまだネタが残っているだろう。本書でも、思いもよらないようなトリックが使われているものが多く、新鮮に感じた。
いや、どれもあっと驚くような趣向が凝らされている。
すぐれたアンソロジーだろう。
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誘拐 (角川文庫 ん 17-3 ミステリーアンソロジー) 文庫 – 1997/10/1
有栖川 有栖
(著)
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1997/10/1
- ISBN-104041997046
- ISBN-13978-4041997048
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1997/10/1)
- 発売日 : 1997/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 290ページ
- ISBN-10 : 4041997046
- ISBN-13 : 978-4041997048
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,208,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,124位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 15,269位角川文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月3日に日本でレビュー済み
◆「トランスミッション」(法月綸太郎)
数年前に子供と死別し、妻とも離婚したハードボイルド作家の「僕」。
そんな彼のもとに、あなたの子供を誘拐したという電話が掛かり……。
村上春樹風の文体で綴られるファンタジックな作品。
ミステリとしては、きれいに割り切れるものではありませんが、
『ヤッターマン』のドロンジョ一味のお面をかぶった誘拐犯を
登場させるなど、作者本来の資質にはない幻想的なテイスト
を採り入れようとする姿勢がうかがえ、微笑ましいです。
◆「重ねて二つ」
◆「懐中電灯」
◆「黒のマリア」
◆「シャドウ・プレイ」
◆「カット・アウト」
数年前に子供と死別し、妻とも離婚したハードボイルド作家の「僕」。
そんな彼のもとに、あなたの子供を誘拐したという電話が掛かり……。
村上春樹風の文体で綴られるファンタジックな作品。
ミステリとしては、きれいに割り切れるものではありませんが、
『ヤッターマン』のドロンジョ一味のお面をかぶった誘拐犯を
登場させるなど、作者本来の資質にはない幻想的なテイスト
を採り入れようとする姿勢がうかがえ、微笑ましいです。
◆「重ねて二つ」
◆「懐中電灯」
◆「黒のマリア」
◆「シャドウ・プレイ」
◆「カット・アウト」