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マリー・アントワネット上 (角川文庫) 文庫 – 2007/1/17

シュテファンツヴァイク (著), Stefan Zweig (原名), 中野京子 (翻訳)

4.4 189個の評価

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運命というものは、人間になんと非情な試練を与えることだろう――ただ愛らしく平凡な娘だったアントワネットの、歴史に翻弄された激動の人生を、壮大な悲劇の物語として世界に知らしめた、古典的名著。

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本の長さ

362ページ
言語

日本語
出版社

KADOKAWA
発売日

2007/1/17
ISBN-10

4042082076
ISBN-13

978-4042082071
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著者について

ウィーン生まれ。オーストリアのユダヤ系作家・評論家。哲学、独・仏文学を修め、早くから諸国を遍歴。1901年に文壇に登場以来、ボードレール、ヴェルレーヌの訳詩をはじめ、多岐にわたる創作活動を展開、とりわけ評伝に卓抜な手腕を発揮した。1942年死去。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2007/1/17)
発売日 ‏ : ‎ 2007/1/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 362ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4042082076
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042082071

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Abbey

読みやすい

2024年2月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

各章が短いので、寝る前に一章だけや通勤時間に一章だけ、など忙しい大人でもスキマ時間に区切りのいい所までという感じで読むことができてすごくいいと思います。
内容も歴史的な知識がそこまでない人でも分かりやすいと思います。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

マリコ

疲れました。

2022年12月3日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

マリー・アントワネットと言う人は､遊び好きで物事を深く考えない。そして、自分が浪費するお金が国民の税金だと言う事に､全く考えが及ばない。そんな人が､若くしてフランス王妃に｡そりゃあ、革命だって起きますよ。読み進めていくと、ダメだこりゃ！と｡読んでいて呆れる事ばかりで、「ベルサイユのばら」の世界が､宝塚の絢爛豪華な舞台が､ガラガラと音を立てて崩れていきました。(笑)

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ジュピター

イメージの打破

2023年4月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

黒柳徹子さんお薦めでしたので購入してみました。上下巻ありますがいっきに読んでしまいました。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

高垣

読みやすい！

2022年9月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ベルサイユのばら漫画本　全巻持ってまして。久しぶりに読んだらマリーアントワネットという人はどんな人だったのか知りたくなり！池田理代子さんがベルサイユのばらを書くにあたり参考にしていた本だと間違いないだろうと思いこの本を購入しました！上巻はまだフランス革命が起こっていないので読んでいても軽い気持ちでいてられる！マリーアントワネットの事がよく分かる本です。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

唐草

語り口は一流　史伝としては三流

2022年6月22日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

まるでフランス革命がマリー・アントアネットの豪奢とルイ16世の無能だけで勃発したかのようだ。ルソーやボーマルシェの名がお飾りで出てくるが、時代の思潮はほとんど描かれず、豪奢な生活から一転して破滅に向って一直線！　首飾り事件で、ラ・モット（伯爵）夫人のことを「ラ・モット」、デュ・バリー夫人のことを「デュ・バリー」とあり、わけがわからなくなって読み返したが、これは原文の間違いか（ならば訳注でことわるべきだ）、誤訳か、誤植かだ。ウィキベテアに「ラ・モット伯爵夫人、通称〈ラ・モット〉とあるが、首肯しかねる。そういう習慣があったのなら、訳注で表記すべきだ。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ＭＡＣＰＡＵＬ

大伝記作家ツヴァイクの作品はいつの世にも最高

2014年12月5日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

20世紀初めの大伝記作家ﾂｳﾞｧｲｸの作品を読むのは、40年ぶりだ。当時、国際政治を学んでいた私は欧州の歴史を学ぶのであれば、まず
ﾂｳﾞｧｲｸを読むようにとｱﾄﾞﾊﾞｲｽを受け、「ﾏｾﾞﾗﾝ」「ｼﾞｮｾﾌ･ﾌｰｼｪ」といった作品を読んだ記憶がある。
そして、久方ぶりにﾂｳﾞｧｲｸを読みたくなった私が選んだのは、代表作である「ﾏﾘｰ・ｱﾝﾄﾜﾈｯﾄ」だ。ﾂｳﾞｧｲｸは、この書物の中で、極めて冷静
かつｱｲﾛﾆｶﾙにこの悲劇のﾌﾗﾝｽ王妃を描き始める。決して読書に時間を費やしたことがなく、軽薄で、物事を思慮する力のない女性であり、
母親であるｵｰｽﾄﾘｱのﾏﾘｱ・ﾃﾚｼﾞｱ女帝の心配の種であったｱﾝﾄﾜﾈｯﾄ。ｵｰｽﾄﾘｱとﾌﾗﾝｽの間の政略結婚としてﾌﾗﾝｽのﾙｲ16世に嫁ぐが、優柔
不断で感情を表に出すこともなく、男としての魅力にも大きく欠ける夫と初めて夫婦生活を持つのは何年も先のこと、その間にも彼女は放蕩
にふけり、その軽薄さには辟易すると言いたげに、ﾂｳﾞｧｲｸは作品を書き進めて行く。
しかし、ﾂｳﾞｧｲｸの凄いところは、あれほど批判的であったｱﾝﾄﾜﾈｯﾄに対して、じわじわ感情を移入し始めるかのように、この王妃の孤高と
気高さを描いてくることだ。狂乱のﾌﾗﾝｽ革命に翻弄される彼女の運命を描くにあたって、彼は、王妃に極めて同情的であり、それは彼女の
「驚くべき精神的変貌」が大きな要素だと言う。粗野で下品で、利己主義の権化のような革命の主導者達に比して彼女のなんと立派なこと
か。
欧州を愛して止まなかったﾂｳﾞｧｲｸによるﾏﾘｰ・ｱﾝﾄﾜﾈｯﾄへの鎮魂歌として、この悲運の王妃の最後が描かれて行く。ｱﾝﾄﾜﾈｯﾄに関する手紙
や、遺品の多くは偽造品であったらしい。その中で、ﾂｳﾞｧｲｸは選びに選んで、出来るだけ史実に忠実に彼女の生涯を描こうとしたことが後書
きにも述べられている。近代欧州の歴史やﾌﾗﾝｽ革命に少しでも興味のある方は是非読んで貰いたい書物である。

42人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ゼロイチ

ベルバラとセットで

2020年11月28日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

マリーアントワネットってなんて哀しい女性だったんだろう…と思わずにはいられない1冊。
ベルバラにはまった人は楽しく読めること間違いなしです。
読みやすい伝記小説でした。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

アマコ

傑作

2017年4月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

あっという間に読んでしまった。
ツヴァイクがマリーアントワネットの肩を持ちすぎな感もあると思うが、とにかく素晴らしく良く描かれている。

15人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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