世の中には、生まれつき自我や、自分本位な考え方が少ない
生まれもっての、覚者のような方もおられます。
しかし、大抵の人間は、自らの壁を打ち破ることが出来なかったり
出来ても、人生の晩年においてということも少なくありません。
トルストイさんご自身も、人生の中で、新しい境地にたどり着かれたことが
この人生論の中から感じ取れます。
何度も、行ったり来たりしながら、新しい自分へと羽ばたいていく描写には
私自身の経験と大きく重なり、見事に芸術的描写として表している様に
とても感動をいたしました。
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人生論 (角川文庫 赤 89-20) 文庫 – 1958/12/1
「人生とはなにか?」「いかに生きるべきか?」‐この終生の課題に解答、結論を下した書として全世界でいちばん多く読まれている人生読本。深遠な哲理が、ここではやさしくわかりやすく書かれている。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1958/12/1
- ISBN-104042089208
- ISBN-13978-4042089209
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1958/12/1)
- 発売日 : 1958/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 238ページ
- ISBN-10 : 4042089208
- ISBN-13 : 978-4042089209
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月15日に日本でレビュー済み
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2022年10月19日に日本でレビュー済み
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感動の一書!
生命の永遠を訴えて、この書が母国で禁書になった為、英語版で発刊するなど、大文豪の渾身の一書に出逢えて感動したので、若き日に読書した、「戦争と平和」「アンナカレリーナ!」などを読み返して見たくなった。でも、ちょっと長いなぁ~(笑)
生命の永遠を訴えて、この書が母国で禁書になった為、英語版で発刊するなど、大文豪の渾身の一書に出逢えて感動したので、若き日に読書した、「戦争と平和」「アンナカレリーナ!」などを読み返して見たくなった。でも、ちょっと長いなぁ~(笑)
2010年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トルストイは文豪としてしか知らず、彼の著書にこのような私的な人生論があるとは知らなかった。読むと意外に内容は単純である。文豪こそ複雑な人生論を持つかと思いきや、そうではない。しかし、この単純さの中にこそ、真実力強い人生観が潜んでいるように思える。
「訳者あとがき」は、至極簡潔に当該著書を解説している。訳者あとがきから、以下引用する。
掲題の結論について、「そこに説かれている思想は、せんじつめれば、愛の一語につきる。つまり、人間は、肉体と肉体にやどる動物的な意識を理性に従属させること、いいかえれば、自我を否定して愛に生きることによって、同胞あいはむ生存競争の悲劇から救われるばかりか、死の恐怖からも救われる、なぜなら、そのとき、個人の生命は全体の生命のうちにとけこんで、永遠の生命をうけるからである。キリストの説いた隣人愛の教えがトルストイの思想の根底にすえられているのだが、しかし、かれの人生観はどこまでも現世的で、理性によってすべてをわりきろうとしているから、キリスト教の神の観念のかわりに、人間の集団意識、人類の意識といったようなものを正面におしだして、それに究極の救いを見いだそうとしているわけである。」
他方、トルストイがこうした人生論に取り組む私的な事情についても、興味ある指摘が訳者あとがきに続く。「しかし、こうしてこの「人生論」を読むと、自分の思想を世にひろめようというトルストイの意図よりも、むしろ、自分で自分を説得しようという試み、つまり、自分の納得できない人生の不条理になんとか合理的な説明をくわえて、安心立命の境地にたっしようというかれの努力のほうが、いっそう、強く感じられるようだ。」
さて、トルストイの人生論と、ヒルティの「幸福論」は比べようのないものとは思うが、敢えて言うならば、トルストイが人生の理論編を扱うなら、ヒルティは人生の実践編を扱うように見受ける。両者ともに、キリスト教の思想を土台として、その人生論が成立している。
「訳者あとがき」は、至極簡潔に当該著書を解説している。訳者あとがきから、以下引用する。
掲題の結論について、「そこに説かれている思想は、せんじつめれば、愛の一語につきる。つまり、人間は、肉体と肉体にやどる動物的な意識を理性に従属させること、いいかえれば、自我を否定して愛に生きることによって、同胞あいはむ生存競争の悲劇から救われるばかりか、死の恐怖からも救われる、なぜなら、そのとき、個人の生命は全体の生命のうちにとけこんで、永遠の生命をうけるからである。キリストの説いた隣人愛の教えがトルストイの思想の根底にすえられているのだが、しかし、かれの人生観はどこまでも現世的で、理性によってすべてをわりきろうとしているから、キリスト教の神の観念のかわりに、人間の集団意識、人類の意識といったようなものを正面におしだして、それに究極の救いを見いだそうとしているわけである。」
他方、トルストイがこうした人生論に取り組む私的な事情についても、興味ある指摘が訳者あとがきに続く。「しかし、こうしてこの「人生論」を読むと、自分の思想を世にひろめようというトルストイの意図よりも、むしろ、自分で自分を説得しようという試み、つまり、自分の納得できない人生の不条理になんとか合理的な説明をくわえて、安心立命の境地にたっしようというかれの努力のほうが、いっそう、強く感じられるようだ。」
さて、トルストイの人生論と、ヒルティの「幸福論」は比べようのないものとは思うが、敢えて言うならば、トルストイが人生の理論編を扱うなら、ヒルティは人生の実践編を扱うように見受ける。両者ともに、キリスト教の思想を土台として、その人生論が成立している。
2014年2月13日に日本でレビュー済み
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とても難解ですね。こうした本は若いうちに読んでおくものですね。
2012年4月29日に日本でレビュー済み
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内容はとても良いが、文章が冗長で回りくどい説明で読みづらい。
2013年3月12日に日本でレビュー済み
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所詮は人生論 人生などは死してなお理解できないものである 生前から知ったフリしるドヤ顔するのにいいバイブル 悪くは無い否定的ではないと理解して欲しい
2015年12月22日に日本でレビュー済み
(深謝。畏れながら微細でも役立てば)人間も必ずいつかは死ぬが、タイトルに関して私の聖典 河合先生の「学生に与う」にも解答が無いようだ。そこで難解でわかりづらいが、本書に尋ねると、外界に対する理性的意識の関係は肉体が滅びても消えることは無いという。これは、「関係性」の不滅ということ、つまり、人間的社会的自然的のすべての関係性は永遠に確固たるものだ、ということではないか、わかりやすく言えば、あらゆる「絆・キズナ」は、とわに無くならない、ということか。