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新訳 ハムレット (角川文庫) 文庫 – 2003/5/23
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「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ――」
デンマーク王子ハムレットは、父王を亡くした。王位には今や王の弟であるクローディアスがつき、その妻にはハムレットの母であるガートルードが収まっている。
こうした現実を前に憂いに沈む王子ハムレットは、従臣から、父の亡霊が夜な夜なエルシノアの城壁に現われるという噂を聞く。
噂を確かめに向かい、果たして父の亡霊に出会ったハムレットは、実は父を毒殺したのはクローディアスだったと告げられるのだった……。
父の亡霊に導かれたハムレットは、殺人を共謀したクローディアスとガートルードへの復讐をとげるため、気の触れたふりをしてその時をうかがうが……。
四大悲劇のひとつであり、シェイクスピアの不朽の傑作長編戯曲を、現代日本におけるシェイクスピア研究の第一人者とされる訳者による、正確にして格調高い、読みやすい名訳でお届け!
【翻訳 河合祥一郎】
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。イギリス演劇・表象文化論専攻。日本シェイクスピア協会会長(2019‐20年)。著書にサントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書) 、『心を支えるシェイクスピアの言葉』(あさ出版)など。角川文庫・角川つばさ文庫で『不思議の国のアリス』『ドリトル先生』『ナルニア国物語』シリーズなど児童文学新訳も刊行中。戯曲に『国盗人』『家康と按針』『ウィルを待ちながら』『不破留寿之太夫』(文楽)などがある。
シェイクスピア作品は、そもそも舞台の脚本であるゆえ、台詞に独特の韻を踏んでいるのが大きな特徴。新訳シェイクスピアのシリーズでは、その原文が持っているリズムを日本語でも味わえるように、こだわり抜いているのが最大の特徴。読み易く、かつ格調高い、画期的新訳となっている。舞台や朗読で聞くと、その良さをさらに体感できる。それぞれの作品を読み解く渾身の解説も必読!
- ISBN-104042106145
- ISBN-13978-4042106142
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2003/5/23
- 言語日本語
- 本の長さ240ページ
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カスタマーレビュー |
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5つ星のうち4.2
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5つ星のうち4.6
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価格 | ¥880¥880 | ¥660¥660 | ¥660¥660 | ¥704¥704 |
内容紹介 | シェイクスピア四大悲劇で最も悲劇的な作品。最新研究に鑑み、1623年のフォーリオ版の全訳に1608年のクォート版の台詞も収録。種本『レア王年代記』の紹介も含めた徹底解説も付す決定版! | デンマークの王子ハムレットは、突然父王を亡くした上、その悲しみの消えぬ間に、母・ガードルードが、新王となった叔父・クローディアスと再婚し、苦悩するが……。 | 武勇と忠義で王の信頼厚い、将軍マクベス。しかし荒野で出合った三人の魔女の予言は、マクベスの心の底に眠っていた野心を呼び覚ます。妻にもそそのかされたマクベスはついに王を暗殺するが……。 | 美しい貴族の娘デズデモーナを妻に迎えたヴェニスの黒人将軍オセロー。恨みを持つ忠臣イアーゴの巧みな策略により妻の姦通を疑い、信ずるべき者たちを手にかけてしまう。シェイクスピア四大悲劇の傑作。 |
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2003/5/23)
- 発売日 : 2003/5/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4042106145
- ISBN-13 : 978-4042106142
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,324位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7位イギリス・アメリカの戯曲・シナリオ
- - 56位英米文学研究
- - 392位角川文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
(1564-1616)ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。『ロミオとジュリエット』をはじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った。
東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論)。専門はシェイクスピア。
東大英文科の学部・大学院修士課程を経て、イギリスのケンブリッジ大学に学び、博士号取得、東京大学でも博士号取得。文学博士。ケンブリッジ博士論文を基にした『ハムレットは太っていた!』でサントリー学芸賞受賞。東大名誉教授だった高橋康也の女婿。祖母の大叔父がシェイクスピア戯曲を初めて全訳した坪内逍遙。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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To be, or not to be, that is the question,
というハムレットの独白です。これをどう訳すのかが、訳者の腕の見せどころ。本
書の著者によると、43種類もの訳があるとか。そのうちのいくつかを比べてみよう。
坪内逍遥 世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ
沢村寅二郎 生、それとも死。問題は其處だ
福田恒存 生か、死か、それが疑問だ
小津次郎 やる、やらぬ、それが問題だ
木下順二 生き続ける、生き続けない、それがむずかしいところだ
小田島雄志 このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ
松岡和子 生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ
河合祥一郎 生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ
河合祥一郎訳はすっきりしていてわかりやすい。
シェイクスピアのセリフは、主として弱強五歩格 (iambic pentameter) の韻文か
らなり、いつ聴いても耳に心地よく響きます。この韻文を日本語に訳すと間延びし
がちになるが、翻訳を読むときは朗誦にたえる格調高い日本語で読みたいものだ。
本書は、狂言師野村萬斎が主演する「ハムレット」公演のために、河合祥一郎がセ
リフのリズムと響きにこだわって訳した新訳です。萬斎がすべてのセリフを声に出
して読み上げ、磨き上げた萬斎監修版、原文のリズム感が見事に再現されている。
四世紀を隔世する英語古典の代表作。
話は王位をめぐる骨肉の争いである。
長い間、廃れることなく人々の心を通過しえたという事実が、古典の重みを増す。
この戯曲はヨーロッパ人の心の一部を、垣間みることが出来るのではないだろうか。
新訳はリズミカルで読み易かった。
ただその場合でも、当時のことばの細かいニュアンスまでそれなりに汲みとろうとしたら、辞書や注釈なしには読めません。そのさい結果として多大の労力と時間が必要となります。
そういうことからすると、古典を楽しむためには、現代語訳や翻訳がまずは大いにたよりになります。
シェイクスピアについて、評者はながく新潮文庫の福田恆存訳でなじんできたのですが、さいきん角川文庫であたらしいシェイクスピアの翻訳シリーズが出ているのに遅まきながら気づいて、手はじめにこの『ハムレット』を手にとりました。
そしてとにかく読んで楽しめました。
シェイクスピアの英語の原文は、ことばのいろんな仕掛けがあって翻訳不可能だといわれたりもするわけですが、今回このあたらしく訳されたハムレットを読んで、そんなことはでもあまり大したことではないのでないかと思ったしだいです。
翻訳が、シェイクスピア劇のひとつの演出、そして日本語ということばによるパフォーマンスと考えれば、福田訳(新潮)、小田島訳(白水社)、松岡訳(ちくま)、野島訳(岩波)、そしてこの河合訳(角川)等々、それぞれの演出を、読者はおのおの自分の脳内舞台にそれをかけて、とりどりに楽しめばいいのではないかと思えます。そういう意味でこうしてたくさんの翻訳があるのはありがたいことです。とりわけ、日ごろ劇場に足を運ぶこと少なく、シェイクスピアの芝居なんぞ観る機会のほとんどない(評者のような)人間にとっては。
さてここで、この角川の河合訳でおもしろかったところをひとつ。
五幕第一場で、墓の外に立つハムレットと墓のなかにいる墓堀りとの滑稽でちぐはぐなやりとりの場面です。
ハムレット:「墓に入った馬鹿が自分の墓と言うとは、はかばかしい返事だな。しかし墓は死人が入るもので、おまえは生きているから、ばかばかしい返事でもある。」
墓堀り:「こっちはハカだ。濁らねえ。バカと濁るのは、旦那、そっちじゃねえか。」
ここは原文そっちのけのだじゃれいっぱいの台詞に直されています(原文ではこのあたり両人がquick[すばやい/生きている人]、lie[(中に)いる/嘘をつく]などの語を用いたことば遊びのやりとりがあります)。まあこれも河合訳の(野村萬斎の手も入っている?)ゆかいな演出ということで楽しめます。