よみにくかったです。
習いたての英語の直訳のような文章のせいか、
時代が古くて昔の口語みたいな文章のせいか、波に乗るまで苦労しました。
とにかくキャラがみなヒステリックで疲れるというか感情移入出来ない。
「若い頃に恋人との仲を引き裂かれてしまった男の復讐に燃える姿を描く。」という書評から、
そんなつもりで書いているのかもとは思ったものの、どうもそういう風には読めない。
だいたい初代キャシーとヒースクリフが互いに愛し合っているように思えない。
その子供たちに対する非常な対応もなんだか的外れなような気がした。
「死」がとても簡単で身近な事に書かれているのは
本人の経歴と当時の社会を反映しているんだろうなと思うと興味深かったです。
「屋根裏部屋の花たち」からエロをとって大雑把にしたらこんな感じだろうと思いました。
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嵐が丘 (角川文庫) 文庫 – 1967/1/19
E・ブロンテ
(著)
ブロンテ三姉妹の一人、エミリーは、このただ一編の小説によって永遠に生きている。ヨークシャの古城を舞台に、暗いかげりにとざされた偏執狂の主人公と、その愛人との悲惨な恋を描いた傑作。
- 本の長さ528ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1967/1/19
- ISBN-104042112013
- ISBN-13978-4042112013
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1967/1/19)
- 発売日 : 1967/1/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 528ページ
- ISBN-10 : 4042112013
- ISBN-13 : 978-4042112013
- Amazon 売れ筋ランキング: - 899,158位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本が目に止まりました。半世紀前に教えていただいた先生です。懐かしくて注文でした。ありがとうございます。
2018年1月11日に日本でレビュー済み
やっぱり、洋書の翻訳本は合いません。永遠の恋愛小説は何が?どこが?なんで?って感じです。また、訳が受け入れがたいです。例えば、よござんす、なすった、よかんべぇ、ごわせんのじゃ。
2021年3月8日に日本でレビュー済み
"わたしは立ち去りかねて、穏やかな空のもとしばし墓畔を歩き(中略)そして思うのだった。こんな静かな大地に休らう人々が静かに眠れぬわけがあるだろうか。"1847年発表の本書は荒野のヨークシャーを舞台にした『世界の三大悲劇』『世界の十大小説のひとつ』とも言われる激しい復讐劇。
個人的には随分昔に映画でみた記憶が朧げにあるも、内容をよく覚えていなかったので手にとりました。
さて、そんな本書はヨークシャーにそびえる『嵐が丘』の屋敷主人アーンショーに拾われたヒースクリフがアーンショーの娘キャサリンと仲良くなるも、彼女が成長して裕福な上流階級に憧れ、リントン家を選び嫁いだことに絶望、一度姿を消した後に裕福な紳士として戻ってきて、復讐を果たそうとしてきた事が、青年ロックウッドと古女中のネリー(エレン)を主な語り手にして語られていくのですが。
まず、何となく映画では恋愛物語としてヒースクリフとキャサリンのドラマチックな2人の悲恋が描かれていた記憶があったのですが。ヒースクリフは終始、過剰なほどに【陰湿かつ執拗】な印象で記憶のイメージとの違いに驚くと共にいくら復讐とはいえ感情移入しにくく、またキャサリンも矛盾を抱え"人間的"と言えるかもしれませんが、ヒロインとしては奔放すぎるというか【自分勝手な印象】があって、率直にいって読み進めにくかった。(しかし、エドマンド・ブランデンによる三大悲劇。『リア王』はともかく『白鯨(!)』と本書ってどうなのか。)
一方で、あとがきでも訳者が『主人公の1人、稀代の語り手』と述べているネリーの"よく嘘をつき(=信頼できない)よかれと思ったことは全て裏目に出る"彼女のあやしい存在感は(著者自身のオリジナルプランには構想されていなかったらしいですが)発表当時は【構成面で非難があった】と指摘されたとしても、今はむしろ本書の大きな魅力の一つとなっているように感じ、ロックウッドと共に作品に【スパイス的な彩りを添えてくれている】ように確かに思いました。(あと『嵐が丘』って、あらためて名訳ですね)
様々な映画、舞台、漫画や小説に音楽と派生作品を生み出している『源流的な古典』作品としてオススメ。
個人的には随分昔に映画でみた記憶が朧げにあるも、内容をよく覚えていなかったので手にとりました。
さて、そんな本書はヨークシャーにそびえる『嵐が丘』の屋敷主人アーンショーに拾われたヒースクリフがアーンショーの娘キャサリンと仲良くなるも、彼女が成長して裕福な上流階級に憧れ、リントン家を選び嫁いだことに絶望、一度姿を消した後に裕福な紳士として戻ってきて、復讐を果たそうとしてきた事が、青年ロックウッドと古女中のネリー(エレン)を主な語り手にして語られていくのですが。
まず、何となく映画では恋愛物語としてヒースクリフとキャサリンのドラマチックな2人の悲恋が描かれていた記憶があったのですが。ヒースクリフは終始、過剰なほどに【陰湿かつ執拗】な印象で記憶のイメージとの違いに驚くと共にいくら復讐とはいえ感情移入しにくく、またキャサリンも矛盾を抱え"人間的"と言えるかもしれませんが、ヒロインとしては奔放すぎるというか【自分勝手な印象】があって、率直にいって読み進めにくかった。(しかし、エドマンド・ブランデンによる三大悲劇。『リア王』はともかく『白鯨(!)』と本書ってどうなのか。)
一方で、あとがきでも訳者が『主人公の1人、稀代の語り手』と述べているネリーの"よく嘘をつき(=信頼できない)よかれと思ったことは全て裏目に出る"彼女のあやしい存在感は(著者自身のオリジナルプランには構想されていなかったらしいですが)発表当時は【構成面で非難があった】と指摘されたとしても、今はむしろ本書の大きな魅力の一つとなっているように感じ、ロックウッドと共に作品に【スパイス的な彩りを添えてくれている】ように確かに思いました。(あと『嵐が丘』って、あらためて名訳ですね)
様々な映画、舞台、漫画や小説に音楽と派生作品を生み出している『源流的な古典』作品としてオススメ。
2006年9月16日に日本でレビュー済み
波乱万丈という言葉が相応しいです。メイドの視点から語られる、ふたつの家のめちゃめちゃぐちゃぐちゃの愛憎劇。
語り口の巧みさと、この構成力が物をいい、ぐいぐいと読み込ませる。この強烈なスタンスは素晴らしいです。
日本版嵐が丘の、水村美苗の「本格小説」も超おすすめ。
語り口の巧みさと、この構成力が物をいい、ぐいぐいと読み込ませる。この強烈なスタンスは素晴らしいです。
日本版嵐が丘の、水村美苗の「本格小説」も超おすすめ。
2005年10月1日に日本でレビュー済み
私がこの作品でなによりスゴイと思ったのは、キャサリンとヒースクリフの恋をキャサリンのメイド視点で描いている事です。その事によって二人の恋心がより切なく胸に迫ってくるのです。(それによりヒースクリフの本当の心が最後の最後まで明かされないのが特に素晴らしいです。お見事。)作品中の二人の行動に上手くオブラート(というよりフェイクに近いかな)が掛けられて、陳腐な恋物語にさせないのです。ヒースクリフサイドに立って読んでいたのでもどかしさと切なさでいっぱいでした。外国文学の中では一番好きな作品です。ただ、初版が昭和三十八年と古いため、多少言葉使いが古臭いかもしれません・・・。