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戦争の犬たち 上 (角川文庫 フ 6-3) 文庫 – 1981/3/1

4.3 5つ星のうち4.3 39個の評価

プラチナ採掘権独占を企むマンソン社の会長ジェームズ卿は、新興国ザンガロの独裁大統領を廃すべく、五人の「戦争のプロ」を送り込んだ。消えゆく外人部隊のロマンを謳いあげる雄渾の巨編!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1981/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1981/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 318ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4042537030
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042537038
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 39個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
39グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月21日に日本でレビュー済み
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商品到着しました。ありがとうございました
2013年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて読んだのは多感な中学生の頃。図書館の大人向けの書籍のコーナーにあったこの作品のタイトルに惹かれ、作品はもちろん作者すら知らないまま読み始めました。

「非常に難解でありながら分かりやすい」という、魔訶不思議な誰にも真似の出来ないような文章に引き込まれるまま上下巻を一気に読み切ってしまったのを覚えています。

以来、図書館で借りては返し借りては返しを繰り返し、正直今までに何度読み直したか思い出せないほどです。大人になってからは文庫を購入しボロボロになるまで読んではまた購入するの繰り返し。今回購入したのもその何度目かも分からない買い替えでの購入です。

戦争、それもアフリカ小国での革命を舞台にしていますが、決して戦闘シーンを楽しむようなエンターテインメント的な戦争小説ではありません。実際の戦闘シーンと言えば全体の一割程度しか存在しません。物語のほとんどが何故革命を起こさなければならないのか?そして革命を起こし成功する為にどんな準備をしなければならないのか?に費やされています。

そして、その準備の部分がとにかく面白い。

日本人である私たちがほとんど知らされていない、また知ろうともしないアフリカの悲劇が背景にあり、搾取するものとしての欧米列強の確執、産業としての兵器開発と輸出など日本の平和な日常からは想像もしえない現実がそこにあり、自分たちの利益の為になら他国、他者を平気で笑いながら踏みにじれる人たち。そして、その人たちが自身の利益を生み出す為にどのような手段でそれを行なうのかが描かれています。

アフリカの名前も知らないような小国で発見されたプラチナ。その巨万の富を一手に握る為にイギリスの複合企業がその国の政権を転覆させようとする。そのクーデターを秘密裏に計画し成功させる為にその企業は金で雇える兵隊=傭兵C.A.T.シャノンを雇い入れる。「100日で国をひとつ奪ってくれ」と―というストーリー。

この小説の何が私を惹きつけるかというと、全編に渡って描かれる「本物のプロフェッショナルの仕事ぶり」に尽きます。価値を生み出すのが仕事と言われますが、それを具現化したような男たちの仕事ぶりが私を惹きつけてやまないのです。

それは敵味方を問わず徹底しており、作中での悪役側企業、マンコンの会長や取締役の冷徹な仕事ぶりにしびれます。シャノンのザンガロ調査レポート、ザンガロでクーデターを成功させる為の100日計画の内容などは何度読んでも惚れ惚れしますし、この作品で報告書や計画書の書き方を教わったといっても過言ではありません。

正体を隠してシャノンに近づき仕事の依頼をするマンコン、そしてマンコンの真意を知りながら面従腹背で淡々と計画を立てるシャノン。両者の化かし合いの緊張感は正に極上のサスペンスであり、メリハリのある文章は読み応え抜群で、個人的には夜更けに一人酒を飲みながらシャノンの立てた軍事計画を何度も読み返す会長のくだりが大好きです。

この上巻はプラチナ鉱脈を埋蔵した水晶山の発見、それを秘匿しようとするマンコン会長。その右腕として暗躍しシャノンに近づくエンディーン。その依頼によりザンガロへの調査訪問と軍事計画立案、そしてクーデター実行依頼までが描かれています。秘密裏に全てを押えたいマンコンの焦りと、水晶山調査データの改ざんに気付き調査に乗り出すソ連。俄然高まる緊張感の中で下巻に続きます。

とにかく名作なので絶対にお奨め出来る作品です。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず題名が文句なしにいい。

フォーサイスらしさが一番良く出ている本。
アフリカの架空の国家を舞台に、希少金属が大量に存在していることから、イギリスの投資家が
国家を転覆させるために主人公達を「傭兵」として雇う。
過剰とも言える細かな描写がフォーサイスの真骨頂。傭兵を雇う時点から引き込まれる。
主人公が傭兵仲間を募るが、途中で邪魔が入る。その「邪魔」を排除する描写は残酷だが、
あまりにもリアル。もしかして実際の事件かとも思わせる表現力。フォーサイスの真骨頂。
部隊の編成・重火器の調達・移動手段の用意…全てが綿密な調査に基づき描かれている。
架空のアフリカの国家の内情も、今なお古びない。
「ランボー」もどきのありえない戦闘シーンは一切無く、緻密に計算されたプランに沿って
傭兵達が効率よく大統領邸を攻撃する。
ただ不思議なのが、その戦闘場面で明らかに「ソ連の公安機関に属するらしき人物」が登場すること。
何のための人物設定なのか不明で、少し違和感を持つ。
そして、最後に主人公の意図が分かる。このどんでん返しはお見事。

主人公の最期のシーンは象徴的。
傭兵は傭兵として何をしようが報われないことの象徴か。

閑話
一部分での「違和感」を述べたが、フォーサースはこと「政治」に関してはまるで素人。
ある作品では「世界賢人会議」で、イギリスのサッチャー元首相が登場したのには大笑いした。
サッチャーを「賢人」と評価するのはフォーサイス以外に誰がいるだろうか。
また、フォーサイスの作品では「食事の場面」が全く頂けない。これではMacに行って
ハンバーグを食べた方がましという描写。
ゲルマン系国家の食事の「不味さ」と「貧しさ」がよく分かる。

一読下さい。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の本ではないが、違和感無く一気に読みきれる。 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月24日に日本でレビュー済み
私のフォーサイスはここから!
ちょーおすすめ。
2015年8月11日に日本でレビュー済み
フォーサイスの素晴らしい筆さばきで、読む者はナイジェリアのジャングルで傭兵とともに撤退の飛行機を待ち、
ロンドンでマンソン卿のオフィスからシティを見下ろし、パリ、オスデンデそしてザンガロの町でキャット・シャノンの横を歩いている気にさせる
少しの想像力があればザンガロの町の異常な空気やシャノンの緊張を肌で感じられる。

上巻は事前準備と陰謀編ですが冗長さは全くなく、一気に読めます。
一度限りではなく、何度も読める「本物」の小説です
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月18日に日本でレビュー済み
 基本は映画があったため、読んだ本でした。作者がフォーサイスで当時はかっこいい作者の代名詞的なもの。この後、落合信彦の本にはまりましたが、原点はこの本だったでしょう。傭兵だのアフリカだのなんだか、当時は知らない世界(まだソマリヤやコンゴ等の混乱が起こる前だったので)イメージがしにくかったのですが、このような世界はいまだ無くなっていないのでしょうね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 訳者の書き方なのか、文章がブツブツと句読点で区切られ、それによって頭の中の映像もブツ切りになってしまう。繋げても構わないような描写なのに、いや、繋げた方が意味が取りやすいと思うのに「、」で切られてしまう。この部分かなり気になった。

 まだ上巻を読んでいる途中なので、内容については細かくは判らないが、上記が気になって気になって、取り敢えずレビューとして載せました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート