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闇よ、我が手を取りたまえ (角川文庫 レ 6-2) 文庫 – 2000/4/25

3.8 5つ星のうち3.8 21個の評価

商品の説明

商品説明

私立探偵パトリック&アンジーシリーズ第2弾。男女2人組の探偵シリーズものというと、お気楽な喜劇タッチの作品を想像してしまうが、実は重い、深い。暴力と憎しみ、そして狂気の物語。そのすべては主人公パトリックの腹に刻印されたヤケドの跡に象徴されている。消防士として町のヒーローだった父に虐待され、アイロンを押しつけられた跡である。パトリックと父親との関係は前作に続いて重要な物語のモチーフとなる。

精神科医ディアンドラのもとに脅迫状が届いた。どうやら巨大マフィアが絡んでいるらしい。気の進まない仕事になりそうだ。そこへ手足を十字に磔にされた惨殺死体が発見され、事件は意外な方向へ。マフィアよりもむしろ恐ろしい、平凡な暮らしを続ける人々の過去と心の闇へと転がっていく。次々と発見される磔刑の死体。異常殺人は、儀式のように繰り返されていく。それはちょうど20年前にアレック・ハーディマンが起こした事件と同じだった。そんななかで、獄中のアレックがパトリックとの面会を指名してくる。狂気にとりつかれたアレックの造型はさしずめ『羊たちの沈黙』のレクター博士といったところ。なぜアレックはパトリックを知っているのか。獄中にいるのに、なぜ同じ殺人がくり返されるのか。

全編をとおして緊張度が高く、見えない犯人からの脅迫が続くことで、読者も共に追い込まれていくような感覚。低賃金労働者の集まる地域が抱え込んできた積年の暴力と憎しみが、20年を超えて噴出する。1作目をはるかにしのぐ良質の作品。(木村朗子)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2000/4/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/4/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 523ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4042791026
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042791027
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 21個の評価

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デニス・ルヘイン
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