アメリカとメキシコとの関係を軸に中南米世界の裏事情を垣間見える。
とても面白く一気読みした。

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犬の力 下 (角川文庫 ウ 16-5) 文庫 – 2009/8/25
血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAのエージェント、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、苛烈な地獄絵図を描く--。
- 本の長さ473ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2009/8/25
- ISBN-10404282305X
- ISBN-13978-4042823056
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商品の説明
著者について
NY出身。現在はコネチカットとカリフォルニアに在住。NY、ロンドン、アムステルダム他で探偵として働いた経歴も持つ。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/8/25)
- 発売日 : 2009/8/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 473ページ
- ISBN-10 : 404282305X
- ISBN-13 : 978-4042823056
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,165位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,427位角川文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻を読み終える。
面白かったのだけど、どこかしら物足りなさも感じる。
上巻は登場人物たちの関係性や日本の日常にはない犯罪や国を跨いだ謀略やそんなものを畳み掛けられたのだけど、下巻はそれらを物語として収束させようとしているところがわたし的にはタルかったのかもしれない。
キャラの濃い登場人物たちでそれぞれに魅力的なのだけれど、で、なんでそうするの?というところに引っかかって上手く感情移入できなかったというのもあるかもしれない。
と、ブツブツ言っているが、ストーリー展開など面白かったことには間違いなく、三部作の残り、『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』を買ってしまっていることもあるが、大いなる第一歩、ということでヨシとしよう。
面白かったのだけど、どこかしら物足りなさも感じる。
上巻は登場人物たちの関係性や日本の日常にはない犯罪や国を跨いだ謀略やそんなものを畳み掛けられたのだけど、下巻はそれらを物語として収束させようとしているところがわたし的にはタルかったのかもしれない。
キャラの濃い登場人物たちでそれぞれに魅力的なのだけれど、で、なんでそうするの?というところに引っかかって上手く感情移入できなかったというのもあるかもしれない。
と、ブツブツ言っているが、ストーリー展開など面白かったことには間違いなく、三部作の残り、『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』を買ってしまっていることもあるが、大いなる第一歩、ということでヨシとしよう。
2021年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の小説は読んでいて景色や人の動きが想像しやすく楽しめるのですが、
私の場合、夜寝る前に読むと高確率で悪夢を見ます。 3日連続寝る前に読んで、3日連続悪夢を見ました。
それほど、インパクトが強い小説だと思います。
私の場合、夜寝る前に読むと高確率で悪夢を見ます。 3日連続寝る前に読んで、3日連続悪夢を見ました。
それほど、インパクトが強い小説だと思います。
2010年3月29日に日本でレビュー済み
1970年代から90年代に至る中南米およびアメリカ合衆国を舞台にした麻薬戦争を描く巨編の下巻467頁。
上巻
とあわせれば1000頁を超える大部の作品です。
史実を背景にしながら虚構を組み立て、激しい暴力と陰謀、人間の欲望と正義への希求を描く、スピードとスリルあふれるストーリー・テリングはなかなか読ませます。
麻薬戦争の背後にうごめく超大国の政治の闇と企業の思惑。反共の名のもとに、恣意的な政治決定や企業活動が多く行われ、おびただしい量の血が流れた史実が仮借なき筆致で描かれていきます。
本書にはモンサントという実在する企業の非社会的行為についても赤裸々に綴られています。これほどまでに著者が思い切りよく筆を進めたということは、かなり綿密な取材に基づいて書ききるだけの自信があったのでしょう。そのことに大いに驚きと敬意を感じなら読み進めました。
アメリカ大陸の麻薬戦争は今日なお終わりが見えぬ状況にあり、本書が描くDEA特別捜査官アート・ケラーと麻薬王アダン・バレーラの対決のような事態は今も続いているのでしょう。そのことに思いをはせると、なんとも痛ましい読書になります。
*上巻のレビューでも記しましたが、原文に登場するスペイン語を訳者は、日本語の訳語にカタ仮名ルビで原音表記しています。残念ながらこの下巻でも幾つか表記に誤りがあります。「誘拐者に死を=ムエルト・ア・セキュエストラドーレス」は「〜セクエストラドーレス」、「愛国連合=ユニオン・パトリオテイカ」は「ウニオン〜」とするのが原音に近いといえます。
史実を背景にしながら虚構を組み立て、激しい暴力と陰謀、人間の欲望と正義への希求を描く、スピードとスリルあふれるストーリー・テリングはなかなか読ませます。
麻薬戦争の背後にうごめく超大国の政治の闇と企業の思惑。反共の名のもとに、恣意的な政治決定や企業活動が多く行われ、おびただしい量の血が流れた史実が仮借なき筆致で描かれていきます。
本書にはモンサントという実在する企業の非社会的行為についても赤裸々に綴られています。これほどまでに著者が思い切りよく筆を進めたということは、かなり綿密な取材に基づいて書ききるだけの自信があったのでしょう。そのことに大いに驚きと敬意を感じなら読み進めました。
アメリカ大陸の麻薬戦争は今日なお終わりが見えぬ状況にあり、本書が描くDEA特別捜査官アート・ケラーと麻薬王アダン・バレーラの対決のような事態は今も続いているのでしょう。そのことに思いをはせると、なんとも痛ましい読書になります。
*上巻のレビューでも記しましたが、原文に登場するスペイン語を訳者は、日本語の訳語にカタ仮名ルビで原音表記しています。残念ながらこの下巻でも幾つか表記に誤りがあります。「誘拐者に死を=ムエルト・ア・セキュエストラドーレス」は「〜セクエストラドーレス」、「愛国連合=ユニオン・パトリオテイカ」は「ウニオン〜」とするのが原音に近いといえます。
2019年10月27日に日本でレビュー済み
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作者が聖書詩編より引用した
私の魂を剣から、私の愛を犬の力から守って下さい
これにつきます。まさに銀貨か鉛弾か、どちらかしか選択肢がないって意味で。
私の魂を剣から、私の愛を犬の力から守って下さい
これにつきます。まさに銀貨か鉛弾か、どちらかしか選択肢がないって意味で。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻を入手してから、なぜかしばらく読むのを中断し、1年後に改めて
読み直して週末に一気に読了しました。
よかった、下巻も買って。なんだすごいじゃないか。
他のレビューを書かれた方がおっしゃるように、「麻薬戦争」がテーマの書です。
過激すぎるほど過激な暴力描写もあります。
しかしこの本には、「ミレニアム」同様、愛があります。
この愛が、すごくていねいに、そしてうまく描かれています。
殺人者の愛、聖職者の愛、正義に対する愛、男と女の愛、
古くはゴッドファーザーもそうですが、この本の登場人物も極めて過酷な状況に
立たされ、選択を間違えば、自分の死という対象を払わなくてはいけません。
2013年の日本では、現実的にはほぼあり得ない過酷な状況。
その中で登場人物たちは、誠実に強く生き、自分なりの愛と正義(と悪)を選択します。
そして結末では、すべての糸が一つにつながります。
読み終わった後には、何にか、こう言葉にできないかたまりのようなものが
胸の中に育ってきた気がしました。
それは不快なものではなく、何か。言葉にすると陳腐なので書けませんが。
久しぶりに、極上の小説に巡り合えました。
読み直して週末に一気に読了しました。
よかった、下巻も買って。なんだすごいじゃないか。
他のレビューを書かれた方がおっしゃるように、「麻薬戦争」がテーマの書です。
過激すぎるほど過激な暴力描写もあります。
しかしこの本には、「ミレニアム」同様、愛があります。
この愛が、すごくていねいに、そしてうまく描かれています。
殺人者の愛、聖職者の愛、正義に対する愛、男と女の愛、
古くはゴッドファーザーもそうですが、この本の登場人物も極めて過酷な状況に
立たされ、選択を間違えば、自分の死という対象を払わなくてはいけません。
2013年の日本では、現実的にはほぼあり得ない過酷な状況。
その中で登場人物たちは、誠実に強く生き、自分なりの愛と正義(と悪)を選択します。
そして結末では、すべての糸が一つにつながります。
読み終わった後には、何にか、こう言葉にできないかたまりのようなものが
胸の中に育ってきた気がしました。
それは不快なものではなく、何か。言葉にすると陳腐なので書けませんが。
久しぶりに、極上の小説に巡り合えました。
2016年9月10日に日本でレビュー済み
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30年にも及ぶメキシコ麻薬カルテルをテーマとした傑作犯罪小説。
下巻では、ますます熾烈を極める麻薬戦争の中、主人公のひとりであるアメリカDEAの捜査官ケラーが麻薬カルテルの親玉バレーラとの因縁に終止符を打つべく立ち向かう。さて、物語の最後に笑うのは誰なのか....
数多くの人物が登場する上巻と比べると、下巻ではある程度人物が絞り込まれている分、個々の人物の描写にも磨きがかかっており、人物の心理を想像しながら読み進め、この壮大なストーリーを存分に味わうことが出来た。
本書に書かれていることは史実に基づいたものであることは他のレビュアーの方も書かれているが、本書を通じて、アメリカ及び中南米諸国が抱える麻薬問題の深刻さ、悲惨な事件、腐敗する権力の恐ろしさを感じるとともに、根本的な解決策を見出すことの難しさに、呆然としてしまった。非常に重たいストーリーであるため読後の爽快感は無いが傑作である。
下巻では、ますます熾烈を極める麻薬戦争の中、主人公のひとりであるアメリカDEAの捜査官ケラーが麻薬カルテルの親玉バレーラとの因縁に終止符を打つべく立ち向かう。さて、物語の最後に笑うのは誰なのか....
数多くの人物が登場する上巻と比べると、下巻ではある程度人物が絞り込まれている分、個々の人物の描写にも磨きがかかっており、人物の心理を想像しながら読み進め、この壮大なストーリーを存分に味わうことが出来た。
本書に書かれていることは史実に基づいたものであることは他のレビュアーの方も書かれているが、本書を通じて、アメリカ及び中南米諸国が抱える麻薬問題の深刻さ、悲惨な事件、腐敗する権力の恐ろしさを感じるとともに、根本的な解決策を見出すことの難しさに、呆然としてしまった。非常に重たいストーリーであるため読後の爽快感は無いが傑作である。
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
9日経ちますがまだとどいてない
確認のメールしたがもう少し待てと言われた
確認のメールしたがもう少し待てと言われた