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Michael Cunningham
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この世の果ての家 (角川文庫 カ 11-1) 文庫 – 2003/4/1

4.4 5つ星のうち4.4 550個の評価
すべての形式と版を表示
映画『めぐりあう時間たち』の原作者、マイケル・カニンガムの代表的傑作！

ジョナサンとボビー。純粋ゆえに傷つきやすい二人は親友となり、やがてゲイを自覚するジョナサンをボビーは受け入れる。時を経て再会した二人は年上の女性クレアと奇妙な家族生活を始め、三人に子供が生まれる……。
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  1. 本の長さ
    572ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    KADOKAWA
  4. 発売日
    2003/4/1
  5. ISBN-10
    4042923011
  6. ISBN-13
    978-4042923015
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2003/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 572ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4042923011
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042923015
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 550個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

匿名
5つ星のうち5.0 読書の際に想像力と行間読書力が必要です。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすいものであるかもしれません。まだ読み終わってはいないですが、今までのところは読書を楽しめるものでした。読解力は養えるものであると思いますが、個人に英語の表現力が備わるものかどうかはわかりません。読み進めるに至って、その国の文化的価値が当人に備わっていると、読んでいて楽しいものかもしれません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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ちびこころ
5つ星のうち5.0 大好きな一冊
2012年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で借りて気に入ったので購入。娘が大きくなったら読ませたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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好笑
5つ星のうち5.0 笑顔で泣いているアメリカ
2007年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心身ともに健康で、常に前へ前へと進むことだけに固執するアメリカ人。国民がみんなそうな訳ない。
強い合衆国、負けない合衆国、そんな言葉とは真逆の人間ばかり出てくる。悩んで迷って泣きながら、仕方なく立ち上がり歩きだす。なんだ歩きだすのだから結局強いんじゃないか、と勘違いしてしまうが、ほんのちょびっとヤル気を出した人間が、数えきれないほどたくさんいるから、強くみえている。
「この世の果ての家」は多分、ボビーの心の中にしまってあった話だ。何とか数人のエピソードに変えて、そっとうちあけてくれた。僕たちは何でも完璧な訳じゃない、弱いんだ。でも僕は自分を受け入れて前に進むことを学んだ。
なんだかんだ言って、悪い出来事が続いても立ち直るなんて、アメリカ人強いじゃんとも読後考えた。ウッドストック前後の音楽を聴くと、本棚から出す癖がついたもんだから、背表紙が筋だらけになった。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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hp
5つ星のうち5.0 これはぜひ復刊してほしい
2016年7月12日に日本でレビュー済み
「めぐりあう時間たち」の作家として有名になったカニンガムですが、私は本書しか読んでいません。

仲良しの少年の自己認識を肯定することで自らもゲイを自覚しはじめた少年--成人した2人に少し世代が上の女性が加わり共同生活をするという、ストーリーだけ聞くと割と身も蓋もない話のように思えてしまうのですが…

決して多くはない登場人物の個性・感性が非常にくっきりとしています。
当初は特定の誰かとの関係で描かれていた人物が、徐々に別の人物とのかかわりを見せるようになって、次第に多面的・立体的に見えてくる表現は実に見事です。結果、誰かひとりに感情移入するのではなく、どの人物に対しても共感と同時に反発も覚えざるを得ない--すべての人物が他との距離を保った孤独な惑星のように思えてくる--文章もまた、それぞれの感情を明確に描きながらもどこか俯瞰で眺めるようなよそよそしさを持っていて、それが作品世界の凛とした美しさにつながっています。

これは多くの人に読まれていい作品です。角川じゃなくても、文庫じゃなくてもいいのでぜひ復刊してほしいですね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon Customer
5つ星のうち3.0 グレーゾーンのライ麦畑
2003年7月4日に日本でレビュー済み
兄さんと母さんを亡くしたボビーに恋したジョナソン。少年時代の初恋が７０年代のオハイオ州の田舎町クリープランドを舞台に始まる。二人は兄弟みたいに仲良く毎日ジョナソンの家でジョナソンのおっかさんの手料理の夕食を食べ、ロックを聴き、マリファナを吸い、生きることの喜びをともにしながらセックスもする。孤児になりつつあるボビーを１８歳でニューヨークに上京したジョナソンはずっと都会で生活をたてていくのに、ジョナソンのおっかさんはボビーをもう一人の息子としてともに暮らす。体がでかいだけで愚直なボビー、小柄で機敏で賢いジョナソン。ジョナソンの性癖が男にしか向かわないのをおっかさんは自分のせいにする。ものすごく長い物語なので３０年くらいの時間の過ぎ方が長編小説になっているから、マイケルがボビーが孤児になるまでを書いた短編がなんとなくジョンアービングの初期の頃のガープの世界ふうでよかったのが、淡々とたディテールで読ませるグレーゾーンに入り込んでしまったような感じがする。ゲイの小説はたくさんあるけれど、１５歳前後から始まる少年の物語はたとえば海辺のカフカにもあるように家族からの脱出、すなわち家出による世界への旅立ち、トルーマンカポーティの遠い声・遠い部屋だったかに通底するもし僕が男と女の子供でなかったら、どこにでも行けるのにという少年の冒険心にあふれていてみずみずしいのに。ここにはたとえばゲイ特有の病エイズが現れることによって急速に年老いてしまった長編小説になってしまっていることがすごく哀しいね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon Customer
5つ星のうち5.0 見過ごしてしまう瞬間の気持ち
2003年9月12日に日本でレビュー済み
90年代に読んだ小説の中で三本の指に入る名作。
毎年一度は読んでいるけれど、読み飽きることがない。
二十代のひとは身勝手で繊細でナルシスティックなジョナサンの視点で読みはじめ、次第に感情移入してしまうかもしれない。三十代の女性はクレアの渇望が、母親になった女性にはゲイの息子を持つアリスのためらいが、その時々、自らの成長とともに理解できる、一緒に成長できる小説ともいえる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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CS
5つ星のうち5.0 A Story of Love, Belonging, and What Makes a Family
2021年4月28日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
4.5 Stars

’Once our father bought a convertible. Don’t ask me. I was five. He brought it and drove it home as casually as he’d bring a gallon of rocky road. Picture our mother’s surprise. She kept rubber bands on the doorknobs. She washed old plastic bags and hung them on the line to dry, a string of thrifty tame jellyfish floating in the sun. Imagine her scrubbing the cheese smell out of a plastic bag on its third or fourth go-round when our father pulls up in a Chevy convertible...He saw it parked downtown with a For Sale sign and decided to be the kind of man who buys a car on a whim.’ - Bobby

’I was not ladylike, nor was I manly. I was something else altogether. There were so many different ways to be a beauty.’ - Jonathan

This is a story about love, about belonging - or not belonging, or perhaps not belonging any one place, to any one person, anything. It is about belonging everywhere and nowhere at the same time. Having the freedom, or audacity, to change your mind along the way, of what you want...or perhaps of wanting the flexibility to have what you want without that cancelling out your other wants. Not in the sense of “I’d like a hamburger and a milkshake, but in choosing a life, a person - or persons - you want to share your life with, intimately.

’This is what you do. You make a future for yourself out of the raw material at hand.’

A Bob and Clare, and Clare and Jonathan, and so on kind of story.

This is also a story about loss, family, love, friendship and devotion.

Clare is around ten years older than Bob and Jonathan, she feels the window of opportunity to fulfill her desire to have a child closing day by day. Clare had always wanted a settled life and a shocking one. Her life one of nursing flocks of undisciplined wishes that collided and canceled each other out.

’Hope takes on a fragility. Think too hard and it’s gone. I was surprised by the inner emptiness I felt, my heart and belly swinging on cords. I’d always been so present in the passing moments. I’d assumed that was enough - to taste the coffee and the wine...Soon there would be an important addition to the list of things I was too old to do.’ - Clare

Although there are various locations in this story, the main story takes place in NYC, followed by upstate New York, not far from the Woodstock, where Clare was during the 1969 Festival. They buy a somewhat ramshackle old house that needs work, and then a small restaurant which is run by the men.

And life is good, although it takes on a somewhat day-by-day routine of the necessary things in life, leaving little time left in the day for fulfilling leftover wants or dreams.

They’d hoped for more, life was good, but was missing some of the things they’d envisioned. Their visions for their future had been formed in the optimism of their former, more youthful years, and their belief that they would not change as their parents had.

Years ago, the year it was published, I read Michael Cunningham’s The Hours - years ago - and was swept away into those pages, and his prose. The stories aren’t really comparable, and even though this story didn’t flow quite as fluidly as The Hours, the prose is as lovely, and the story is nearly as engaging.
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
 レポート
N P BELL
5つ星のうち5.0 Better than the film.
2023年9月22日にドイツでレビュー済み
Amazonで購入
I really enjoyed this book. So observant and steeped in emotional intelligence.
レポート
A. M.
5つ星のうち5.0 I love the author
2019年7月19日にフランスでレビュー済み
Amazonで購入
and I indeed loved this book.
レポート
PaintedDog
5つ星のうち5.0 Rare life affirming gay novel
2018年3月11日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
Finally, a quality, beautiful novel of realistic gay characters.

Gay novels, or novels with gay characters, tend to be almost exclusively fatal: at least one of the couple dies, or the couple implodes because of the gay failings of one of the characters. Whether this is internalised homophobia of gay authors, the lived experience, or the demands of a hetronormative publishing world that requires deviants to be punished. The lives of the characters here are complex and complicated but ultimately life affirming. I loved the read and always recommend it to my downbeat gay friends. I've gine on to read many of Cunninghams novels, Flesh and Blood is especially good.
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
 レポート
Julia
5つ星のうち5.0 On my list of best, true writers.
2014年6月10日にカナダでレビュー済み
Amazonで購入
I suggest not reading any previews of the storyline. I read this title/author in someone's critique about another wonderful book by Josh Kilmer-Purcell "I'm not myself these days" as being part Michael Cunningham's A Home at the End of the World & early works of David Sedaris (all of which I've read) . Hence, I discovered a rare talent, a writer who uses no wasted words, literally, crafts his writing. Many times I paused in complete appreciation & awe. Many times I laughed uproariously, or felt like I was reading good quality chocolate, seratonin to the brain. Putting all aside to read, be immersed.
The story builds, as do the three main characters develop an unconventional yet believable connection. Don't pass on this book, it's terrific!
レポート