なんて人間臭い主人公なのだろう…。
読めば読むほどこのお話の主人公は「普通のおじ(い)さん」な気がしてなりません。
物語の舞台は『池の底』と呼ばれる悪名高い寄宿学校。
悪戯ばかりしては体罰を受ける悪がきプラスその仲間たちと、いつまでも夢を捨てきれないでいる主人公が出会い、音楽を通じて少しずつ変化していくというような話です。
私にとっては久しぶりに「買って良かった」と思うことができた貴重な本でした。
天才的な音の才能を持つ少年や、来るはずもない父親を待つ幼い男の子、あまりの音痴に唄うパートがない子など…本当に『池の底』には個性豊かな子供たちが揃っています。
その子供たちを「音楽」という手段で一つにまとめていく主人公に、いつの間にか共感し、そして最後には感動できるでしょう。
長さも読みやすいので是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
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コーラス (角川文庫 ン 53-1) 文庫 – 2005/3/1
クリストフ バラティエ
(著),
佐野 晶
(著)
「アメリ」の記録を超える涙の感動作、ついに日本上陸!!
問題児ばかりの廃れた寄宿舎に、ある日楽譜をかかえた先生がやってきた。寂しがりやの小さなペピノと、母子家庭に育った不良のピエール。やがて悪戯少年の合唱団が、天使の歌声を響かせ始めた——愛と感動の物語。
問題児ばかりの廃れた寄宿舎に、ある日楽譜をかかえた先生がやってきた。寂しがりやの小さなペピノと、母子家庭に育った不良のピエール。やがて悪戯少年の合唱団が、天使の歌声を響かせ始めた——愛と感動の物語。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104042949010
- ISBN-13978-4042949015
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4042949010
- ISBN-13 : 978-4042949015
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,117,862位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年1月3日に日本でレビュー済み
映像と音楽を見てから、小説を見た方が理解しやすいことがわかりました。
文庫を買って、半年間、積読していました。
DVDを購入して、その歌声のすばらしさと、
物語と音楽の調和に感激しました。
何度もDVDを見てから、文庫を読んでみると、
その歌声がよみがえってきて、読み進みました。
音楽に関する小説は、音楽を聞きながらが王道かもしれません。
文庫を買って、半年間、積読していました。
DVDを購入して、その歌声のすばらしさと、
物語と音楽の調和に感激しました。
何度もDVDを見てから、文庫を読んでみると、
その歌声がよみがえってきて、読み進みました。
音楽に関する小説は、音楽を聞きながらが王道かもしれません。
2005年4月17日に日本でレビュー済み
映画が良かったのですぐに本を買いました。
ヒーローでもなんでもない、むしろ小心で後ろ向き、落ちこぼれた音楽家である先生が、少年達との交流を通じて再び夢を抱いて歩みだす……。そこにあるのは、我々が子供の時に出会った普通の先生と同じ出会いとなんら変わりません。
この本は、そんな映画の魅力を充分に引き出し、しかもわかりにくい心理状態もさらりと語っています。
まるで映画の感動を一緒に行った友人と語り合い、思い出し、シーンを噛み締めるような、そんな気持ちで一気に読みました。
サクサクと読める作品でありながら、読み終わった後に映画をもう一度見たくなるような充実感がありました。
フランスと日本の教育方針のギャップを埋めるにはちょっと無理を感じたところで☆ひとつ減らしましたが、映画を見た人・見ない人を含めてお勧めです。
ヒーローでもなんでもない、むしろ小心で後ろ向き、落ちこぼれた音楽家である先生が、少年達との交流を通じて再び夢を抱いて歩みだす……。そこにあるのは、我々が子供の時に出会った普通の先生と同じ出会いとなんら変わりません。
この本は、そんな映画の魅力を充分に引き出し、しかもわかりにくい心理状態もさらりと語っています。
まるで映画の感動を一緒に行った友人と語り合い、思い出し、シーンを噛み締めるような、そんな気持ちで一気に読みました。
サクサクと読める作品でありながら、読み終わった後に映画をもう一度見たくなるような充実感がありました。
フランスと日本の教育方針のギャップを埋めるにはちょっと無理を感じたところで☆ひとつ減らしましたが、映画を見た人・見ない人を含めてお勧めです。