中古品:
¥1,107 税込
配送料 ¥257 5月17日-19日にお届け
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 多少使用感が見られますが、読む分には支障のない程度です。通常発送日から3~5日の到着予定となります。商品によっては表紙のデザインが写真と異なることがあります。★クリーニングの後に、中身の透けない防水封筒に厳重に梱包して発送致します。★通常はポスト投函ですので、不在でも受け取れます(但し商品の大きさやポストの大きさによって一部例外がございます)。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫) 文庫 – 2009/11/25

4.0 5つ星のうち4.0 115個の評価

就活に。面接に。試験対策に。現代を生き抜くための必読の教科書!

多様な集団が到達する結論は、一人の専門家の意見よりもつねに優る、というこれまでの常識とは正反対の説を提示し、ウェブ時代の新しいパラダイムを予見。多くの識者に引用される社会人必読の一冊!!
続きを読む もっと少なく読む

商品の説明

著者について

●ジェームズ・スロウィッキー:「ニューヨーカー」の金融ページの人気ビジネスコラムニスト。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2009/11/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4042977014
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042977018
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.4 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 115個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
ジェームズ・スロウィッキー
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
115グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2018年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 集団の愚かな面を強調した、ル・ボン著『群衆心理』を読んで、その毒気に当てられたのを相殺するために本書を選んだ。集団は愚かな面と賢い面があるのだが、人々が集団を形成する意図は、意識的にしろ無意識的にしろ、賢い面を期待してのことだ。ル・ボンがいうように集団が愚かだとすれば、本書の見解では、多様性(特に認知・発想の多様性)と独立性(他からの影響を受けない独立性)と分散性(具体的でローカルな知識を保つこと)の欠如、それに判断情報の集約方法の不適切さによるということになろう。

 本書の主張は、「専門家を追いかけるのは間違いで、しかも大きな犠牲を伴う間違いだというのが本書に主張だ。専門家を追いかける代わりに、集団に答えを求めるべきなのだ。p.12」とある。英文原書(2005年3月3日発行のペーパーバック版)の表紙は、下段に大きなカバンを担いだ人物が1人描かれ、上段には18人の人物が何気なく集まっているのが描かれている。この表紙は本書の主張を見事に表現している。
 一方、本文庫版の表紙は、なんとなく丸いテーブルの周りに6人が座り、下段に2人、上段に4人(+子供1人)が描かれている。それと意味不明な犬が一匹、中段に描かれている。これは本書の主張を表現していない。このイラストは、本書のタイトルである「みんなの意見は案外正しい」に影響されたのだろう。このタイトルもこのイラストも、本書の内容を多数決に限定してしまうことになり、不適切である。

 多数決に関しては、ノーベル経済学賞ケネス・アローの不可能性定理というのがある。多数決投票のパラドックスや、民主制が不可能であることを数理的な論理で証明してみせた。その後、アローの否定的な結論に対して反論する研究が多くなされてきたが、本書もそのひとつと捉えることもできる。本書の場合は、歴史的事実と実験によって反証していることになる。もっともアローの引用はあるものの(p.140)、著者はアローへの反論を意図していない。つまり多数決の擁護はテーマのひとつにすぎないのだ。

 著者の目的は集合知を材料にして、社会のあり方、その時の人々の意識の持ち方の提案であろう。最終章が「民主主義」とあるように、民主主義を標榜している。しかしその民主主義は、歩み寄りを要求し、変化を求める美徳と表現されている(p.330)。美徳とは古風な用語なので原書を調べたところ、virtue であった。誤訳ではなかった。

 著者の言葉で印象に残ったものを2つ紹介したい。
 「スタート時点で目指す結果が何であるか、あるいはその結果を出すために何をすればいいかわからなくても、よい結果を出せる。p.142」とある。一見無責任なようだが、これが本書のテーマである「集合知」への信頼である。
 そして、「信頼というコンセプトでいちばん重要なのは、それがある意味では、機械的で人間味のないものだという点だ。p.158」とあり、美徳も変化しているのだと知らされた。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの通り。大衆が出す意見は案外正しいものである。人を信じられない人、マイノリティーを極めている人、みんなの意見は案外正しいですよ。という一冊。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
技術系の人間からすると前半部分は面白く読めました。後半は微妙だなあ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の主張は一言で言うと:「集団は答えを知っている」(p11)である。

問題設定の側からみて、必ず明快な答えが存在する「認知の問題」だけでなく、他人の行動も加味する必要のある問題「調整の問題」や自己の利益だけ追求すると全体の利益を損なう恐れのある問題「協調の問題」のような複雑な問題についても、豊富な実例や実験を引用しながら「集団の知恵」について検討している。

その結果、すべての場合に無条件で、「集合知」の優位性が発揮される訳でなく、一定の要件を満たす必要があるという。
すなわち、意見の
1、 多様性
2、 独立性
3、 分散性
4、 集約性
という4つの要件を満たす集団は、正確な判断を下しやすい。(p28,p40)

さらに、先の四条件の加えて、
質問を提示する際、「一般的な利益に関わる意思決定を下す」ように要請すること。
つまり、あなたは個人がどうしたいかという私的利益についてではなく、公益につながるよい解決策を尋ねたときに良い答えが出てくるという。
こうした条件下で、集団の到達する結論が「一個人より常に知的に優れる」。(p14)
というのが本書の主な主張となっている。

過去の事例から「集合知」の有用性を単に再認識する意味合いだけでなく、その有用性を担保する四条件、特に「個々人の意見を集計して集団として一つの判断に集約するメカニズムの存在」=集約性を明示したところに、本書の意義があると思われた。
パーソナライゼーション、ページランク・アルゴリズムの恩恵を、無意識的にも日常的に享受できる現代的状況にあって、意見集約・決定メカニズムの今後の方向性やそのリテラシーを考え直す、良いきっかけを与えてくれたからだ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本自体が少し小さいので、文字が読みにくいのが難点です。

内容は、勉強になるし、参考にもなると思います。

これを活かす事ができるかは、自分次第ですね。
2006年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「適切な状況の下では、人々の集団は、その中で最も優れた個人よりも
優れた判断を下すことができる」というのがこの本の大きな主張で、そ
れが達成される適切な条件とは、(1) 意見の多様性、(2) 各メンバーの
独立性、(3) 分散化、(4) 意見集約のための優れたシステム、が揃った
時である、と説く。

(1)-(3)の条件を述べるにあたって統計学的な手法等には全く触れられ
ず、科学的な解析がなされていないのが理系の読者としては若干気には
なるが、その分、身近な例を豊富に挙げることで読みやすくしてあり、
気にならない読者にはかえって理解を進めやすいであろう。
それにこの本の鍵となる部分はやはり(4)意見集約のための優れたシス
テム、である。

インターネットが(1)-(3)の条件を満たしていてGoogleのPagerankが
(4)を見事に実現していると述べられているが、現実世界においてこの
(4)の条件を実現することが、今後は経営に限らず政治の世界等、あら
ゆる場面で必要となってくるのかもしれない。

本書は経営書というジャンルに分類されるのかもしれないが、スロウィ
ッキーが提示した枠組みが様々な示唆に富んでいるものと考え、豊富な
実例を日本人にも受け入れやすい形で挙げることで、経営というジャン
ルにこだわらずに「普通の人」が集まって生活をしていかざるを得ない
今後の私たちの社会が進むべき一つの方向性を読者に提示したいのだと
すれば、その訳者の意図するところは充分に発揮されたものと感じられ
る。

幅広く多くの人に勧めたい好著。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
集団で決めた「意見」は、有能な個人の「意見」より正しい。
タイトルにある”案外”には、常に集団>個人ではないけれど、平均すれば集団>個人になるという筆者の想いが隠されている。

しかし、上記の集団>個人を満たすには、賢い集団に必要な以下4つの要件が必要となる。

・多様性
・独立性
・分散性
・集約性

それぞれの要件を満たせない際には、集団の判断に情報カスケード等のデメリットが生じるが、その対処方法も中盤で詳細に検討している。

ただ、終盤の3章ぐらいは蛇足というか、何を言いたいのか分からない。
「巨人の肩の上に立つ」の理論を集合知の信念から説明する、科学者の章までは良いのだけれど。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただ単に集合知に関することだけではなく、話が社会心理学全般に及んでおり、おもしろかった。

真剣に読みだすと、なかなか読み応えがあるが、最後まで飽きずに読めました。