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ロウソクの科学 (角川文庫 白 127-1) 文庫 – 1962/10/1
たった一本のロウソクをめぐりながら、ファラデーはその種類、製法、燃焼、生成物質を語ることによって、自然との深い交りを伝えようとする。少年少女を愛する彼が、慈父の愛をもって語った講演記録。
- ISBN-104043127014
- ISBN-13978-4043127016
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1962/10/1
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 1.8 x 14.8 cm
- 本の長さ180ページ
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1962/10/1)
- 発売日 : 1962/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 180ページ
- ISBN-10 : 4043127014
- ISBN-13 : 978-4043127016
- 寸法 : 10.5 x 1.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 758,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1901年 東京都出身
東京大学理学部物理学科、同工学部大学院卒。
日大、慶大、武蔵大、津田塾大、清泉女子大の教授を歴任。
理科全般にわたる教科書や子供の科学読み物から専門書にいたる著作は300冊余。
1982年 81歳の時、自身の栄養学を実践するために起業を決意し、株式会社メグビーを設立
1997年 95歳で亡くなるまで講演・執筆活動による啓発につとめ、生涯現役を全うした。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時のファラデーの置かれた境遇、環境を考えると、まさに私達など計り知れない想像力仮説力多くの能力が発揮されていることが伝わってくる。私について言えば、そのような能力がかけらもあるとは思われない。しかし、科学に対するあこがれ、探求するあこがれをかき立ててくれる本である。現代、英語を使用することを前提とすれば、多くの知を素人は素人なりに学び考える環境があると私は考えている。即ち、自分も、多くの知に触れいろいろな問題を(趣味程度としても)考えることができる環境が現在既にある。その環境を生かす勇気を、この本は与えてくれる、私はそう思っている。
2011年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ロウソク」について調べていて、百科事典にも載っているこの本を見てみたいと購入。
古い本なのですが、タイトル通り「ロウソクの科学」がよくわかります。
子どもを相手に語った内容なので、わかりやすい表現でとても親しみやすいです。
古い本なのですが、タイトル通り「ロウソクの科学」がよくわかります。
子どもを相手に語った内容なので、わかりやすい表現でとても親しみやすいです。
2016年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カバー表紙と中身に 少しの年代を感じる 日焼けが有りましたが 全く問題なく キレイな本でした。
2013年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファラデーのクリスマス講演の日本語訳です。
全体の内容を知っている方にはとても良いものだと思いますが
化学を避けて通ってきた私のような者にはちょっとハイレベルでした。
それは、挿絵の少なさと補助説明が少ないことからだと思いますが、
読みながら状況を想像することが難しいのです。
また、講演のように文体が話し言葉です。
動画がついていたらなあ…と思ってしまいました。
でも、身近なものを使って化学を教えてくれるなんて、
なんてすてき、なんて羨ましいことだろうと思います。
全体の内容を知っている方にはとても良いものだと思いますが
化学を避けて通ってきた私のような者にはちょっとハイレベルでした。
それは、挿絵の少なさと補助説明が少ないことからだと思いますが、
読みながら状況を想像することが難しいのです。
また、講演のように文体が話し言葉です。
動画がついていたらなあ…と思ってしまいました。
でも、身近なものを使って化学を教えてくれるなんて、
なんてすてき、なんて羨ましいことだろうと思います。
2006年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かの有名なファラデーさんが科学について
子供から大人まで分かりやすく実験を交えて講演した
クリスマス講話をまとめた本です。
実験やその現象は高校の理科をきちんと理解していれば
何とか分かるというかなというちょっと難しいレベルですが、
ファラデーさんの分かりやすい解説が
そんな難しいものであることを忘れさせてくれます。
そしてなによりも目の前で実験をして見せちゃうのが良い!
まさに見て楽しむ科学。
科学ってエンターテイメントだったんだということが分かります。
何かの役に立つ難しい科学だけじゃなくって
純粋に見て楽しみ感動する科学がここにあります。
子供から大人まで分かりやすく実験を交えて講演した
クリスマス講話をまとめた本です。
実験やその現象は高校の理科をきちんと理解していれば
何とか分かるというかなというちょっと難しいレベルですが、
ファラデーさんの分かりやすい解説が
そんな難しいものであることを忘れさせてくれます。
そしてなによりも目の前で実験をして見せちゃうのが良い!
まさに見て楽しむ科学。
科学ってエンターテイメントだったんだということが分かります。
何かの役に立つ難しい科学だけじゃなくって
純粋に見て楽しみ感動する科学がここにあります。
2002年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1861年にロンドンで行われた、このファラデーの講演の記録を読むとき、私は当時の聴衆に対する羨望の念を禁じ得ません。今から100年以上も昔に、実験を交えたこの講演を聴いた少年少女たちは、どれほどの感銘を受けたことでしょうか。
聴衆に探究心を持たせ、考えさせつつ進められた講演は、単に知識を伝えるものにとどまらず、自然科学の本質に迫るものとなっています。
この本では、充実した訳注と図版によって、燃焼・元素・電気分解など化学の基礎を説いた講演を雰囲気豊かに再現しています。子供の頃、理科の実験にわくわく、どきどきした心を、大科学者の言葉で取り戻してみませんか。
聴衆に探究心を持たせ、考えさせつつ進められた講演は、単に知識を伝えるものにとどまらず、自然科学の本質に迫るものとなっています。
この本では、充実した訳注と図版によって、燃焼・元素・電気分解など化学の基礎を説いた講演を雰囲気豊かに再現しています。子供の頃、理科の実験にわくわく、どきどきした心を、大科学者の言葉で取り戻してみませんか。
2019年10月28日に日本でレビュー済み
"最後にあたって、若い皆さんに伝えたいのは『来るべき皆さんの時代において、ロウソクのようになってほしい』という私の願いです(中略)ロウソクのように世界を照らしてください。"1861年発刊の本書は、日本人ノーベル賞受賞者2人を始めとして、多くの人々にキッカケを与え続けている150年以上前のクリスマス講演を再現した深い知性と何より科学への愛情を感じさせる一冊。
個人的には本書の存在は以前から知っていましたものの専ら文系の苦手意識で未読だったのですが。やはりリチウムイオン二次電池の発明者の1人として2019年のノーベル化学賞を受賞した吉野影のインタビューを読んで。ようやく今回手にとりました。
そんな本書は、極貧の生活の中で書物に努力して自ら触れ、あるいはそんな姿を応援してくれた人たちの期待に応えてイギリス王立研究所の所長まで登りつめ数々の業績を残した偉大なる化学者ファラデーの連続6回の人気講演を同じくタリウムの発見、陰極線の研究で自身も名を残した化学者のクルックスが記録、編集したものなのですが。何本ものロウソクを持参して【化学と物理の本質的なプロセス】や、当時最先端の電気技術について(誰もが自宅でも再現できる様に配慮しながら)まるで【手品の様に鮮やかに説明していて】文面から伝わってくるファラデーの優しい人柄もあって、添えられた講演の再現図を眺めつつ【当時の参加者の1人になった気分で】楽しませていただきました。
とはいえ、例えば本書を未来のノーベル化学賞を期待して子供にただ【買ってあげたり、読みきかせをする】だけでは、やはり子供にとっては【1人で理解するには難しい内容】かもしれず。やはりこれば文書を読むだけにとどまらず、子供と親が一緒にロウソクを立てて【実際に実験のいくつかを簡単に再現する】ことで科学書として、冒頭で紹介したファラデーの願った効果を現在でも最大限に発揮するのではないかと。そんなこともお節介にも思ったりしました。
再現された150年以上前の人気講演の様子を感じたい誰か、あるいは2人のノーベル受賞者に敬意を感じている化学好きの誰かにもオススメ。
個人的には本書の存在は以前から知っていましたものの専ら文系の苦手意識で未読だったのですが。やはりリチウムイオン二次電池の発明者の1人として2019年のノーベル化学賞を受賞した吉野影のインタビューを読んで。ようやく今回手にとりました。
そんな本書は、極貧の生活の中で書物に努力して自ら触れ、あるいはそんな姿を応援してくれた人たちの期待に応えてイギリス王立研究所の所長まで登りつめ数々の業績を残した偉大なる化学者ファラデーの連続6回の人気講演を同じくタリウムの発見、陰極線の研究で自身も名を残した化学者のクルックスが記録、編集したものなのですが。何本ものロウソクを持参して【化学と物理の本質的なプロセス】や、当時最先端の電気技術について(誰もが自宅でも再現できる様に配慮しながら)まるで【手品の様に鮮やかに説明していて】文面から伝わってくるファラデーの優しい人柄もあって、添えられた講演の再現図を眺めつつ【当時の参加者の1人になった気分で】楽しませていただきました。
とはいえ、例えば本書を未来のノーベル化学賞を期待して子供にただ【買ってあげたり、読みきかせをする】だけでは、やはり子供にとっては【1人で理解するには難しい内容】かもしれず。やはりこれば文書を読むだけにとどまらず、子供と親が一緒にロウソクを立てて【実際に実験のいくつかを簡単に再現する】ことで科学書として、冒頭で紹介したファラデーの願った効果を現在でも最大限に発揮するのではないかと。そんなこともお節介にも思ったりしました。
再現された150年以上前の人気講演の様子を感じたい誰か、あるいは2人のノーベル受賞者に敬意を感じている化学好きの誰かにもオススメ。
2008年7月22日に日本でレビュー済み
もし、小さな子どもに次の質問をされたら、どう答えますか?
−「ねえ、どうしてロウソクは燃え続けられるの?」
あなたならどうします?
ロウソクなんだから燃えるのは当たり前、と適当に言いくるめますか?無視しますか?
それとも真剣に「ロウソクのなかの炭素に空気中の酸素が結びついて…」と、
きちんと答えようとしますか?
この本には難しい原理は出てきません。
なぜならロウソクの燃焼という現象は、科学的には単純な反応だから。
この本の“登場人物”も水素、酸素、炭素だけ。あとゲストに窒素かな。
それらがくっついたり別れたりしてドラマができる。
「この宇宙を支配している法則のうち、ロウソクの話とかかわりのないものはないほどです。」
身近なロウソクを題材に取上げ、そこから各元素がもつ絶妙な役割分担について教えてくれ、
果ては生命活動としての燃焼=呼吸にまで話は及ぶ。
そして「すべての物事は、それにふさわしく適正に進行するのです。」で締めくくる。
地球上の根源的な法則――物事には一つひとつ意味があり、それらが有機的に集まって大きな力となる――
科学の領域に限らず、私たち人間の日常生活にも応用できるが、
1本のロウソクから話を展開して引きつけるファラデーの独創性には脱帽する。
ファラデーの話は、CO2削減など現代社会の抱える課題にもつながる。
世の親たちもマスコミからの受け売り情報だけで子どもにエラそうに能書き言う前に、
子どもと同じ目の高さから“科学”してみてはいかが?
−「ねえ、どうしてロウソクは燃え続けられるの?」
あなたならどうします?
ロウソクなんだから燃えるのは当たり前、と適当に言いくるめますか?無視しますか?
それとも真剣に「ロウソクのなかの炭素に空気中の酸素が結びついて…」と、
きちんと答えようとしますか?
この本には難しい原理は出てきません。
なぜならロウソクの燃焼という現象は、科学的には単純な反応だから。
この本の“登場人物”も水素、酸素、炭素だけ。あとゲストに窒素かな。
それらがくっついたり別れたりしてドラマができる。
「この宇宙を支配している法則のうち、ロウソクの話とかかわりのないものはないほどです。」
身近なロウソクを題材に取上げ、そこから各元素がもつ絶妙な役割分担について教えてくれ、
果ては生命活動としての燃焼=呼吸にまで話は及ぶ。
そして「すべての物事は、それにふさわしく適正に進行するのです。」で締めくくる。
地球上の根源的な法則――物事には一つひとつ意味があり、それらが有機的に集まって大きな力となる――
科学の領域に限らず、私たち人間の日常生活にも応用できるが、
1本のロウソクから話を展開して引きつけるファラデーの独創性には脱帽する。
ファラデーの話は、CO2削減など現代社会の抱える課題にもつながる。
世の親たちもマスコミからの受け売り情報だけで子どもにエラそうに能書き言う前に、
子どもと同じ目の高さから“科学”してみてはいかが?