チェ・ゲバラのボリビアゲリラ戦記。
アルゼンチン生まれの彼は、キューバ革命の英雄となった後
紆余曲折を経て、ラテンアメリカで地理上中心に位置する
ボリビアの地にて革命の拠点とすることを夢想した。
現代日本人から見たら信じられないゲリラの日常が
淡々と書き連ねている(山行記録よりも淡々としている)
素直で飾りの無い文体・内容が好印象を受ける。
きっとありのままの事実であろう。
「祖国か死か」
平和ボケしている自分にとっては良い刺激になった。
訳の問題なのか読みにくい部分もある。
新約ゲリラ日記も購入することにした。
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ゲバラ日記 (角川文庫 ケ 2-1) 文庫 – 1999/2/25
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1999/2/25
- ISBN-104043170017
- ISBN-13978-4043170012
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1999/2/25)
- 発売日 : 1999/2/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 243ページ
- ISBN-10 : 4043170017
- ISBN-13 : 978-4043170012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 148,407位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 42位その他の地域の世界史の本
- - 72位アメリカ史
- - 499位ヨーロッパ史
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲバラは、かっこいい。アンディ・ウォホールの表紙が強烈に飛び込んできます。いきなりサバイバルシーン。どこで何をしているのかわからない。NHKの知るを楽しむでゲバラを紹介していた。そこで彼の人生を確認しながら、この本の意義を理解した。後半部分にある反省を読んだ。日記は紋切り型で、本当にサバイバルをしている。背景はわからないが想像を膨らませて読み進める。読み方が非常に特殊であるが、とにかく、かっこいいゲバラをイメージしてよみすすめた。おそらく、当時ゲバラのことが知りたくて、一番安い本を選んだが、いろいろな視点を持てた後で読むべき本だったかもしれません。バイク映画や記録ビデオがありますが、最近は便利なインターネットで調べているうちに非常に臨場感を持って読める内容であった。
2013年1月4日に日本でレビュー済み
この本を読むにあたり多分ほとんどの人
(自分もそうだったし今でもそうですが)
ゲバラに対する知識、勉強は必要不可欠だと思います。
フィデル・カストロとの出会い
キューバ革命
そして革命後キューバに留まっていれば、フィデルの側近として、
またキューバ革命を成し遂げた人物の1人として地位も名誉も約束されていたはずだったゲバラが何故それらを全てを捨て去って新たな革命の地としてボリビアへ向かったのか?
最低限この3点に関するある程度の知識は必要不可欠だと思います。
これは知識がなければこの本を読んではいけないのか?ということではなく
それはこれらの知識があればあるほどこの本の素晴らしさに気づけると思えるからです。
そのほかにもこの本にはゲバラ自身についても、関係する人物についても、巻末に簡単に紹介されているだけでゲバラ自身や関係する人々のことを理解するには十分とはいえず
また日記というと日々自分の感じたことを書き綴るものをまず想像してしまうのですが
このゲバラの日記は極力己の感情を抑えた記録的なものといった方が良いように思える内容だからです。
(ゆえにこの本からゲバラのことを理解するにはあまりにも無理があると思う。)
自分はゲバラを聖人とも英雄とも思っていません。
この本にはゲバラという妥協のない理想を求め続けた、自分の信念を裏切らずうやむやにせずまっすぐに信じ続けた1人の人間の「夢」「希望」「理想」そして待ち受ける悲劇が書かれています。
(自分もそうだったし今でもそうですが)
ゲバラに対する知識、勉強は必要不可欠だと思います。
フィデル・カストロとの出会い
キューバ革命
そして革命後キューバに留まっていれば、フィデルの側近として、
またキューバ革命を成し遂げた人物の1人として地位も名誉も約束されていたはずだったゲバラが何故それらを全てを捨て去って新たな革命の地としてボリビアへ向かったのか?
最低限この3点に関するある程度の知識は必要不可欠だと思います。
これは知識がなければこの本を読んではいけないのか?ということではなく
それはこれらの知識があればあるほどこの本の素晴らしさに気づけると思えるからです。
そのほかにもこの本にはゲバラ自身についても、関係する人物についても、巻末に簡単に紹介されているだけでゲバラ自身や関係する人々のことを理解するには十分とはいえず
また日記というと日々自分の感じたことを書き綴るものをまず想像してしまうのですが
このゲバラの日記は極力己の感情を抑えた記録的なものといった方が良いように思える内容だからです。
(ゆえにこの本からゲバラのことを理解するにはあまりにも無理があると思う。)
自分はゲバラを聖人とも英雄とも思っていません。
この本にはゲバラという妥協のない理想を求め続けた、自分の信念を裏切らずうやむやにせずまっすぐに信じ続けた1人の人間の「夢」「希望」「理想」そして待ち受ける悲劇が書かれています。
2011年11月13日に日本でレビュー済み
ゲバラとは思想も考え方も全く違うけど、彼を英雄であるゆえんが
分かった。彼の戦闘指揮能力は非常に高く、どんなことにもめげない
そんなとこが大好きです。ゲバラファンにはたまらない一冊。
分かった。彼の戦闘指揮能力は非常に高く、どんなことにもめげない
そんなとこが大好きです。ゲバラファンにはたまらない一冊。
2010年7月19日に日本でレビュー済み
1968年8月だったかブント系のゲバラ追悼集会を見物に行った。キューバ革命の英雄ゲバラは三島由紀夫が評価するなど人気が高かった。しかしゲバラがどのような思想や戦略を抱いていたかは誰もしらなかった。彼がキューバ人ではなくアルゼンチン人であり比較的裕福な家庭に育った医師であることなどは最近知った。ボリビアに潜入して少数精鋭の武装蜂起を目指すゲバラの山岳ゲリラ戦は想像以上に過酷なもんだ。日本の軍事をもてあそぶ新左翼では体力的についていけない。革命はまず体力だと思い知らされる。食えるものはトカゲでも野鼠でも食べる。裏切りや脱走が続きしだいに孤立しながらもゲバラは科学者としての冷静な眼で自然や状況を観察している。全く悲観しない。ゲバラは革命家としての資質をすべて備えている。経験から自称革命家を大勢見てきたがゲバラのような人にはついぞ出会わなかった。新左翼はゲバラを過小評価したり過大評価したりしたが人間の器が違っている。日本では革命者はいないんだろうな。暗い気分になる。
2009年3月8日に日本でレビュー済み
十年以上前に作家の村上龍のエッセイで紹介されていて、購入したが、そのままずっと温めてきました。ちょうどゲバラの映画が公開され、鑑賞後読み始めました。映画でいうと「チェ 39歳別れの手紙」で描かれていた、ボリビアでのゲリラ戦時代の日記です。ゲバラはキューバ革命の中心人物として、新キューバ政権の中核にいたのですが、ボリビアの革命を目指す為にボリビアに向うのです。そしてそこで過酷なゲリラ戦を展開し、そして死に至るのです。
そんな時代の彼の日記です。ゲリラ戦の日常を事実の羅列で簡潔に記しています。
映画を見た後だったので、そのボリビアでの流れが何となく入っていたので、この日記についても、ある程度理解することが出来ました。できたら、上記作品を見たり、ゲバラのボリビアでの活動を少しでも齧ってからのほうが、理解しやすいと思います。
20世紀のアイコンと成った彼の最後の道のり。その道のりが本書に記されている。
そんな時代の彼の日記です。ゲリラ戦の日常を事実の羅列で簡潔に記しています。
映画を見た後だったので、そのボリビアでの流れが何となく入っていたので、この日記についても、ある程度理解することが出来ました。できたら、上記作品を見たり、ゲバラのボリビアでの活動を少しでも齧ってからのほうが、理解しやすいと思います。
20世紀のアイコンと成った彼の最後の道のり。その道のりが本書に記されている。
2001年12月11日に日本でレビュー済み
あのチェゲバラの題名どおり日記。ゲリラ戦をどう戦ったのかが自らの言葉で書かれていて、歴史学的にも貴重な本。まさしくゲバラファンなら手にしておきたい一冊。チェゲバラの名前は聞いたことあるんだけど・・・という人にはあまりお薦めできない。彼の思想や人生を知るのには洋書ならJon Lee AndersonのChe Guevara: A Revolutionary Lifeを、邦書なら三好徹のチェゲバラ伝をお薦めしたい。
2004年8月5日に日本でレビュー済み
もし、あなたが若くて初めて『ゲバラ日記』を手にするならば、新刊を買うことをお奨めします。
その偏見は、僕の苦い経験から来ている。僕は高校生の時に何気なく立ち寄った古本ワゴンセールのなかで、たしか朝日新聞社版に出逢った。何の予備知識もなく彼に接した僕は10ページほどで一気にでのぼせた。が、その後が良くなかった前の持ち主が引いた線が、僕にははさして重要ではないと思える場所に引いてあったのだ。で、重要じゃないところに引いてあったからこそ、それはのど元に小骨のように突き刺さ去った気分になった。結局ニ、三年後その小骨を取り去るために僕はわざわざ「初版本」を買う羽目になった。
幸か不幸かこの本はそのときの己を投影しやすく、他人が見るとえっというとこに線が引きたくなるような類の本である。
まっさらな人にはまっさらな『ゲバラ日記』を読んでほしい。だから、内容のことは書きません。だって感じるところがこれほど違う本はないってことが身に染みてますんで。
その偏見は、僕の苦い経験から来ている。僕は高校生の時に何気なく立ち寄った古本ワゴンセールのなかで、たしか朝日新聞社版に出逢った。何の予備知識もなく彼に接した僕は10ページほどで一気にでのぼせた。が、その後が良くなかった前の持ち主が引いた線が、僕にははさして重要ではないと思える場所に引いてあったのだ。で、重要じゃないところに引いてあったからこそ、それはのど元に小骨のように突き刺さ去った気分になった。結局ニ、三年後その小骨を取り去るために僕はわざわざ「初版本」を買う羽目になった。
幸か不幸かこの本はそのときの己を投影しやすく、他人が見るとえっというとこに線が引きたくなるような類の本である。
まっさらな人にはまっさらな『ゲバラ日記』を読んでほしい。だから、内容のことは書きません。だって感じるところがこれほど違う本はないってことが身に染みてますんで。