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覆面作家は二人いる (角川文庫 き 24-1) 文庫 – 1997/11/21
姓は〈覆面〉、名は〈作家〉。弱冠19歳、天国的美貌の新人推理作家・新妻千秋は大富豪令嬢。若手編集者・岡部を混乱させながら鮮やかに解き明かされる日常世界の謎。お嬢様名探偵、シリーズ第一巻。
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1997/11/21
- ISBN-104043432011
- ISBN-13978-4043432011
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (1997/11/21)
- 発売日 : 1997/11/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 241ページ
- ISBN-10 : 4043432011
- ISBN-13 : 978-4043432011
- Amazon 売れ筋ランキング: - 937,361位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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北村 薫
1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など:本データは『1950年のバックトス (ISBN-13:978-4101373324 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Very nice
2015年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は面白く読めたのですが、イラストが全てを打ち壊している!
イメージが崩れるので無い方がまし。
イメージが崩れるので無い方がまし。
2003年4月8日に日本でレビュー済み
「外弁慶」なお嬢様探偵とリョースケシリーズの第1弾。
相変わらず魅力的な登場人物達に切ない事件、大事に読もうと思いつつひきこまれてどんどん読んでしまいました。
何度読んでも飽きることない一冊です。
大好きだけどどうしても馴染めない北村さんのオヤジギャグがないのもよかったです(苦笑)
相変わらず魅力的な登場人物達に切ない事件、大事に読もうと思いつつひきこまれてどんどん読んでしまいました。
何度読んでも飽きることない一冊です。
大好きだけどどうしても馴染めない北村さんのオヤジギャグがないのもよかったです(苦笑)
2015年12月26日に日本でレビュー済み
上品で(主役がお嬢様だからという訳ではなく、事件が健全で清潔な感じ)語り口も良しで、好みです。負の部分がなく、心穏やかに楽しみたい時によい感じ。
余り読んでなかった作家さんですが、今後順次読んで行こうと思いました。
余り読んでなかった作家さんですが、今後順次読んで行こうと思いました。
2008年10月4日に日本でレビュー済み
北村薫をずっと読み続けてきました。この覆面作家シリーズはある種の軽さと明るさが魅力となっています。
北村薫が何回も直木賞候補作家になっていることを持ち出すまでもなく、「スキップ」「ターン」「リセット」という「時と人」シリーズの持つ重さとは違う温もりが、本作では全編を覆っているので、安心して作品の中に入っていけると思います。
「覆面作家」という設定と2つの際立って対照的な性格の持ち主であるお姫様の言動と挙動の不思議なギャップが、最大の魅力でしょうか。まるで猫の目のように、万華鏡で映し出される光の世界のように、キラキラと輝きながら変身する千秋の変化ぶりがたまりません。リョースケと新妻千明との会話の巧みさと醸し出されるホノボノ感は貴重です。少し脱力しながら読者はついて行きますので。
受けとめる岡部良介の大らかさがまた良い味をだしています。漫才のボケとつっこみのようであり、優介という双子の設定が千秋の二重性格との噛み合わせのようで上手く書かれています。
ミステリーとしては、プロットのひねり具合や展開の早さに読者は戸惑うこともあるでしょう。それも含めて、この作品の魅力となっています。
先の読めない展開と日常の何気ないシーンを切り取ったかのような設定は魅力ですし、従来の他の作家とは一味も二味も違う流れが存在しています。
男性でありながら、女流作家のような雰囲気を醸し出す北村薫という作家の特徴がよく表れている作品の一つだと思います。
北村薫が何回も直木賞候補作家になっていることを持ち出すまでもなく、「スキップ」「ターン」「リセット」という「時と人」シリーズの持つ重さとは違う温もりが、本作では全編を覆っているので、安心して作品の中に入っていけると思います。
「覆面作家」という設定と2つの際立って対照的な性格の持ち主であるお姫様の言動と挙動の不思議なギャップが、最大の魅力でしょうか。まるで猫の目のように、万華鏡で映し出される光の世界のように、キラキラと輝きながら変身する千秋の変化ぶりがたまりません。リョースケと新妻千明との会話の巧みさと醸し出されるホノボノ感は貴重です。少し脱力しながら読者はついて行きますので。
受けとめる岡部良介の大らかさがまた良い味をだしています。漫才のボケとつっこみのようであり、優介という双子の設定が千秋の二重性格との噛み合わせのようで上手く書かれています。
ミステリーとしては、プロットのひねり具合や展開の早さに読者は戸惑うこともあるでしょう。それも含めて、この作品の魅力となっています。
先の読めない展開と日常の何気ないシーンを切り取ったかのような設定は魅力ですし、従来の他の作家とは一味も二味も違う流れが存在しています。
男性でありながら、女流作家のような雰囲気を醸し出す北村薫という作家の特徴がよく表れている作品の一つだと思います。
2012年1月26日に日本でレビュー済み
「円紫師匠とわたし」のシリーズがとても面白かったので期待して読んでみたが、同じ作家とは思えない位つまらなかった。
ひと口に言えば赤川次郎のような荒唐無稽なドタバタで、深夜にやっているドラマの脚本みたいだ。
勿論赤川次郎が悪いという訳では無いが(私も若い頃は軽い気持ちで良く読んだ)、もう少し読み応えのあるものを期待して手に取った者にとっては、裏切られたような気分になり、読んでいる最中も何だかイライラしてしまった。
お嬢様が変貌する部分は、面白いというよりは完全に白けてしまう。
勿論、このような軽い作風が好きな読者は沢山いるだろう。この本の評価が高いのはそのせいだと思う。
しかしながら、私にとってこの作家の作品は両極端で、読む人の好みによって当たり外れの差が大きいのだと理解し、今後は作品を選んで読まないといけない作家なのだと思った。
ひと口に言えば赤川次郎のような荒唐無稽なドタバタで、深夜にやっているドラマの脚本みたいだ。
勿論赤川次郎が悪いという訳では無いが(私も若い頃は軽い気持ちで良く読んだ)、もう少し読み応えのあるものを期待して手に取った者にとっては、裏切られたような気分になり、読んでいる最中も何だかイライラしてしまった。
お嬢様が変貌する部分は、面白いというよりは完全に白けてしまう。
勿論、このような軽い作風が好きな読者は沢山いるだろう。この本の評価が高いのはそのせいだと思う。
しかしながら、私にとってこの作家の作品は両極端で、読む人の好みによって当たり外れの差が大きいのだと理解し、今後は作品を選んで読まないといけない作家なのだと思った。
2010年3月3日に日本でレビュー済み
新人推理作家でもあり、大富豪のご令嬢でもあるヒロイン。
お嬢様が巻き起こすドタバタと鋭い推理とのギャップが鮮やかだ。
著者の「冬のオペラ」は一見ユーモラスな設定を、真摯な姿勢で描いた名作だった。
本作はユーモラスな設定を活かし、コミカルなミステリーに仕立てている。
お嬢様が巻き起こすドタバタと鋭い推理とのギャップが鮮やかだ。
著者の「冬のオペラ」は一見ユーモラスな設定を、真摯な姿勢で描いた名作だった。
本作はユーモラスな設定を活かし、コミカルなミステリーに仕立てている。
2008年6月11日に日本でレビュー済み
かなりの美貌の持ち主で、その上大金持ちの令嬢。新妻千秋の人物像は
かなり個性的だ。しかも、内と外では性格ががらりと変わるという
ユニークさ♪だが、少々気の弱そうな良介とのコンビは絶妙だ。二人は、
事件の謎を次々と解き明かしていく。事件の中にはシリアスなものもあるが、
どこか救いがあり読んでいてほっとする。心に重くのしかかってこないのが
心地よい。良介の双子の兄弟優介(警視庁の刑事!)の存在も見逃せない。
この作品にいい味を加えている。良介と千秋、この二人の関係はこれから
どうなるのか?こちらも見逃せないところだ。第2弾を読むのが楽しみだ。
かなり個性的だ。しかも、内と外では性格ががらりと変わるという
ユニークさ♪だが、少々気の弱そうな良介とのコンビは絶妙だ。二人は、
事件の謎を次々と解き明かしていく。事件の中にはシリアスなものもあるが、
どこか救いがあり読んでいてほっとする。心に重くのしかかってこないのが
心地よい。良介の双子の兄弟優介(警視庁の刑事!)の存在も見逃せない。
この作品にいい味を加えている。良介と千秋、この二人の関係はこれから
どうなるのか?こちらも見逃せないところだ。第2弾を読むのが楽しみだ。