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アイデン&ティティ 24歳/27歳 (角川文庫) 文庫 – 1997/11/21

4.4 5つ星のうち4.4 30個の評価

バンド・ブームで世に出たが、ロックとはいえない活動を強いられ、ギタリストの中島は酒と女に逃避する空虚な毎日を送っていた。そのうちブームも終焉に……本物のロックと真実の愛を追い求める、男の叫び。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1997/11/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/11/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 384ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4043434014
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4043434015
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 30個の評価

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みうら じゅん
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年10月23日に日本でレビュー済み
今はマイブームという言葉も死語になって等しく、ただマニアックなおっさんっていうイメージの人だと思います。そんなみうらじゅんが描いたのはバンドブームに翻弄されたバンドやそれに関わる人たちの話。
みうらじゅん自体も実は「大島渚」というバンドでイカ天に出演の経験もあったんですがその頃既に30を過ぎていて当然バンドブームを俯瞰、いや嘲笑的に見てたのが良く出てて、それと同時に確かにバンドブームに翻弄されながらもタフに音楽を続けたバンドや人気が凋落してすぐ居なくなったバンド、一端は辞めたけど再び活動をはじめたバンドなんかがいくつか浮かべながら読む事があってブームが去って30年近く経った今の方がきちんと向き合えると思います。個人的には主人公の中島が刹那的な快楽に溺れながらも、自分の在り方に対して理解されずもがいている所なんかはある日の自分と重なりグッと来ました。そして作品中ちりばめられたボブディランとジョンレノンの歌の和訳が物語を引き締めて読者が作中の登場人物、特に中島に寄り添える事が出来る感じがしました。最後にワンマンではないけど武道館に立つ時に黒い帽とロングジャケットを中島に着せる事でミュージシャンとしても人間としても成長したことをしっかり表現していて感動でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みうらじゅん(MJ)さんの30代のころの作品。世界が社会主義社会の崩壊やエイズの拡大、テロの頻発などで混迷している中、日本ではバブルや真似(マネー)音楽など「乗り」で騒いでいる時代。叫び声をあげたい彼の等身大のさらけ出しにインスパイアされます。

しかし、30代は20代の体力やナニを引きずっている。その時にもし、ロックとは音楽だけでなく、例えば、教育委員会の無茶苦茶な決定に、自分の専門分野を狭められても、あの手この手で子供たちに大事な学問を教えていく教師もまた十分ロックだと見えれば、彼の悩みもまた違ったかも、と思えて来ます。

その意味で、本の主人公の悩み方は、多分に関西的で、その悩みをズバッと言ってのける彼女は、関西人ではないルーツの人かも、とも想像しました。そんな東京での異文化との格闘も悩みの一部のようで、共感しながら読みました。しかし今にしてもみうらさんは、本の彼女が言った「あなたはもう(すべきことを)知っているのよ」の言葉に導かれるように生きておられますね。つっこみ観音なども(笑)。痛快です。

音楽界に限らず、一億人いても冒険をしないのが、昔も今も変わらない日本のよう。私のいる町でも、町の貴重な自然を守るよう必死に町の人に説明しているのは、町の外から来た人です。それを虚ろな感じで聞いている町の人。犬死に必至な状況は、どこにもありそうです。しかし、先の教師や町に説明する人もまた、MJのよう。私も及ばずながら、助太刀中です(笑)。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月28日に日本でレビュー済み
僕の何かを励ましてくれるような本

君に何か目覚めさせてしまうかもしれない本

愛しかない

それが世界を動かしている

そんな夢を見せてくれた本

僕のマザーはどこに
2010年2月17日に日本でレビュー済み
高いところから低いところに、
楽なほうへ流れていくのは思っていた以上に簡単で、
夢や理想なんて捨ててしまえば体も軽くなる。
それができずにもがき苦しむ生活。

やっぱり妥協しちゃいけません。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月28日に日本でレビュー済み
画力がウリとなるマンガではない。

作者はバンドブームの当事者ではないから、作中に書かれているバンドが落ちていく様にも真実味が足りない。

しかし、20代半ばから20代後半に起こる感情の揺れ動きや心の痛みが凄くよく書けている。

そのため何度読み返しても飽きないし、何より読んだ期間が空くとまた読みたくなる。

そして自分の心に色々な感情が行き来するのを経験できる。

そういうマンガは貴重だと思う。
2002年1月7日に日本でレビュー済み
みうらじゅんの「マイ・ブーム」創始者としての天才的独創性を敬愛するファンは、この作品の凡庸さに拍子抜けすることでしょう。理想/現実の間の煩悶という、それこそどこにでもある「青い」話が展開されます。「なにマジに語ってんだよ」という意味において、これまた天才である松本人志が笑いについて語ってしまった「遺書」を思い出させます。救いは主人公中島の彼女がなかなか色っぽい、いい女であるということでしょうか。みうらじゅんに「共感」を求めたいという奇特な方におすすめします。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年9月5日に日本でレビュー済み
第二部の冒頭でジョン・レノンとオノ・ヨーコが歌い、軽やかに踊る場面で泣いた。古今の様々な小説や漫画、映画の中で、恋愛や愛欲ではなく「愛」そのものがテーマであると言える作品が、どれだけあるだろう。この作品は、そんな希少な作品の一つだ。正直言って映画版には失望したが、この原作はロックを愛する者にとっては、いつまでも価値を失わないだろう。もし自己を曝して恐れないことをロックと呼ぶなら、この作品はまさしくロックそのものだ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年12月2日に日本でレビュー済み
映画を先に観た。
いかにあの映画が原作に忠実に作られたかが分かった。
自分探しの物語は世に溢れているが、
この本の話は、本当のロックを探し、
ロックであるべき自分を実現しようとする物語。
自ら敬愛するボブ・ディランやジョン・レノンとその妻が登場し、
自分を見つめる。
つまり
自分が「こうありたい」と望む人に、
自分を監視してもらう。
その人に対して恥ずかしくないように生きようとする。
それが自分を探す方法なのかもしれない。
著書の絵には賛否両論あろうが、
私はこのミョーな味が好きだ。
絵に「シリアスさ」は皆無なのに、
明らかに主人公はどこまでもシリアス。
何か、偶像めいた雰囲気さえ感じさせる。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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