吉成みどり、高校生。両親は既に亡く、兄夫婦と暮らしている。
学校は好きだが、保健室にいるのが常である。
初めて読んだ時は、重くて痛々しいばかりだったが、
再読かけたらみどりちゃんはかわいいと思った。
諦めにも似た冷めたみどりちゃんが、
電波な姉に対してつらいとか、好きな男に対してせつないとか
段々血が通ってきた感じがしてうれしくなった。
障害がひとつ取り除かれたと思ったら、
今まで気にならなかったものが新たに障害として浮かび上がってきたりして
人の人生には、物語で言うハッピーエンドは存在しない。
いろんな事が起こっては、対処するの繰り返しであると思わされる。
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