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禍記 (角川ホラー文庫 た 1-3) 文庫 – 2008/9/25

3.4 5つ星のうち3.4 48個の評価

オカルト雑誌の新米編集者・恭子は、伝奇ホラーの大家・待田から「禍記」という古代最古の書物の存在を聞かされる。恭子はその書物にひかれてゆき・・・。民間伝承を題材に歴史の闇に葬られた恐怖を紡いだ連作短編。
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商品の説明

著者について

1962年大阪府生まれ。2002年『銀河帝国の弘法も筆の誤り』で星雲賞日本短編部門を受賞。『水霊 ミズチ』『蠅の王』「笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ」など著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川グループパブリッシング (2008/9/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 347ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4043465033
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4043465033
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 48個の評価

著者について

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田中 啓文
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カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
48グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読後の私見。
この本を読まれるときはまずあとがきの、
伝奇原理主義宣言を読まれることをおすすめします。
特にネタバレもないし、このあとがきを読んでおくことで、
作者の作品への意図がよくわかるとおもいます。
短編と表題の禍記の関係をこじつけるにしろ、
もう少しうまくこじつけられればいい作品になったかもしれません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月5日に日本でレビュー済み
どっちかというと短編のような形になっている。 結論から言うと、凄く良かった。 私みたいに「えーそんなのありえないだろ(笑)」ってすぐ思ってしまう読者にはオススメです 何故なら、最後に納得させるストーリー展開が待っているから。ただのトンデモではない。だから余計に怖い。 本当に怖か
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こけおどし・グロテスク・胡散臭さが揃った往年の妖怪図鑑を思わせる短編集です。
種明かしの手法が統一されてないというレビューもありますが、どの話も救いが無く(黄泉津鳥舟は微妙ですが)全体的に「うわっ…」ってなる禍々しさを漂わせています。
特に自分はこの作品を後味の悪い話まとめで知ったので、十分満足できました。
「天使蝶」なんかは本編も凄まじいですが、エピローグでその悪夢が続いていることを示唆され、後味の悪さを加速させています。
唯一惜しいと思ったのは「黄泉津鳥舟」。せっかく壮大な設定を組んだのに、こじんまりとしたラブストーリーで終わっているのが残念。もっとその世界観ならではの鬱展開とか、絶望的な地獄絵図を描いてほしかったです。
ちょくちょく挟まれる「禍記」自体のエピソードも、展開によっては面白くなりそうなのに尻すぼみで終わってました。
ストーリー的な面白さはまちまちですが、おどろおどろしい雰囲気の書き方は大変好みでした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恐怖に対する定義はあろうが、本作は私のそれとは乖離している。怖い、のではなくただただ只管に不快。
2009年10月18日に日本でレビュー済み
 2001年に徳間書店から出た単行本の文庫化。
 「取りかえっ子」「天使蝶」「怖い目」「妄執の獣」「黄泉津鳥舟」の5本のホラー作品を収める短編集。全体が「禍記」という話でくくられている。
 まあ、いつもの感じだ。グロテスクで、びちゃびちゃしていて、生理的嫌悪感を催させる。虫が出てくる。おぞましい。あ、でも駄洒落は控えめだ。
 虫の種類としては、イナゴ、得体の知れない寄生虫、巨大な蝶。
 気の弱い人は読まない方がいいだろう。
2003年4月26日に日本でレビュー済み
「禍記」。人間が手を触れてはならない書物。カタロヒナ文字で
書かれた日本最古の歴史書であるが、その内容によって歴史の闇に葬り
去られた。それには、人類が生まれる前に存在した妖怪の真実が
記されているという。多くの国学者、古代史研究家がその謎を
探ろうとしたが、みな、途中で行方不明になってしまったために
禁忌の書とされる。

たにいさんの書評を読んで買いました。読み終わって一言、イヤな
本を読んでしまった。この本には禍記に関わってしまったものの
行く末が書かれています。田中氏は人が見て気持ち悪くなるなるものを
描写することが得意で、彼の書く妖怪たちを読んでいると気分が悪くなります。
ここに書かれている妖怪たちが、一線を越えてこっちの世界にやち?て
来そうで怖い。体調の悪いときに読むことはお勧めしません。

幻の蝶を求めていった「天使蝶」、目を病んだ者だけが住む島の話「怖い目」などが
気持ち悪かったが、なんと言っても間に挿入された「禍記」が不気味でした。
禍記を捜し求める女性編集者の話なのですが、あちらの世界からひたひたと
何かが近づいて、おいでおいでする描写がなんともいえません。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月29日に日本でレビュー済み
なにこれ、騙された!

帯に「謎の古史古伝に封印された人類誕生以前の世界とは!」とかあるから、そういう伝奇もの大好きなわたしはわくわくして読んだのに!
そういうの期待する人は読んじゃだめ!

なにこれ、ただのホラーを5つ並べただけじゃん!
しかも「ある存在」になる方法のネタかぶってるし!
間をつなぐ「禍記」に関わる編集者の話にしても、最後でめためた。意味不明。

こないだこの人の「水霊」って作品の映画化されたもの見たけど、それも思わせぶりに怖い描写があるだけで何の解決にもオチもなく、『この世には手を出してはいけないものがあるのじゃ』で終わりだったし。この調子じゃ原作もおんなじなんだろうなあ。
思わせぶりな怖い、気持ち悪い描写は確かに映像化しやすいだろうけど。

「禍記 」なんてものを大上段にかまえずにたんに『伝承から』とかにしておけばよかったんだ。「取りかえっ子」や「天使蝶」「怖い目」なんかの伝承がらみのアイデアはいいのになあ。とくに「怖い目」の生理的気持ち悪さったら。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを読んで覚悟をして読みましたが、私はそこまで恐怖は感じませんでした。
かなりグロテスクだとは思いましたが。。
いろいろなホラー作品を読んでいるので少し慣れてしまっている部分もあるかもしれません。
でも、ひとつひとつの話がとても禍々しくて、そういう意味では心理的にかなり残ってしまう方もいるかもしれません。
逆に、今まで沢山のホラー映画やホラー小説を観たり読んだりした方は、ゾクッとする短編集として楽しめると思います。
個人的には、サラッと読めて楽しめるホラー短編集でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート