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歯車: 石ノ森章太郎プレミアムコレクション (角川ホラー文庫 601-23) 文庫 – 2002/3/8
石ノ森 章太郎
(著, イラスト)
石ノ森、幻の名作が1冊に集結!
『仮面ライダーアギト』、『サイボーグ009』と代表作がTV放送中と、その死後も人気の石ノ森章太郎の傑作選。今なお人気の高い『マタンゴ』や小松左京原作の『くだんのはは』など雑誌発表のみの作品を多数収録。
『仮面ライダーアギト』、『サイボーグ009』と代表作がTV放送中と、その死後も人気の石ノ森章太郎の傑作選。今なお人気の高い『マタンゴ』や小松左京原作の『くだんのはは』など雑誌発表のみの作品を多数収録。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2002/3/8
- ISBN-104043610025
- ISBN-13978-4043610020
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2002/3/8)
- 発売日 : 2002/3/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4043610025
- ISBN-13 : 978-4043610020
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,139位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月5日に日本でレビュー済み
1969〜70年作品集、日本怪談が題材のものや大人の性描写が題材の大人向けな作品、不思議なSFものや自伝的な問題作まで多数が収録、この時代の漫画家さんの絵は精密さ、迫力が素晴らしいですよね!、最期に収録をされていた「マタンゴ」は随分と初期に描かれた作品との印象を受けました、全366P。
2022年4月14日に日本でレビュー済み
プレミアムコレクション、と銘打ち、ファン、マニア作品のコレクションですからね、と予め警告されているので単純な娯楽、名作、傑作を期待する向きはもともと排除されているのだから仕方がないが、巨匠の中ではまず、奇想や原作ありで、おそらくそれほど脳を使わずに作成したと思われる作品。
小松左京の傑作「くだんのはは」のマンガ化はどのようなものかを見たくて購入しましたが、まず原作を絵に起こした(意図的にそうして、石ノ森本人の創意工夫を避けた)出来で、正直、原作は超えていない。
表題作「歯車」歯車と言えば芥川龍之介だが、これは高度成長期の「組織の歯車」で、いかにもいつもの醜悪な組織のなかにいる悪体面をした大企業幹部たちがスパイをどう扱うか、同業他社のあいだでなかばスパイス、刺激のようにスパイをやりとりし、その癖尻尾を掴まされたスパイはダブルスパイかニセ情報を流すか、処刑かといった内容だが、これも今では1970年の発表から半世紀以上が経過すると、いまの世界はそうした手を内在化してしまい、使い古された手法に見えてしまうのは、それだけ日本人も洗練されたというか、あるいはあの手この手のこれらのエンタメの蓄積で、これらの作品を内在化したというべきか…。
なお「怪談雪女郎」「旅鴉」などで見られるが、石ノ森章太郎の男性は胸板が上半身の半分ぐらいありそうで、腹直筋とか肋骨はどこ行ったんだという感じだが、シンプルなのに立体性を感じさせ、手塚とはことなるエロスがある。
その他「読み切り劇場」を全巻収録しているが、これは編纂者の早瀬マサトさんの熱意によるもので、これは石ノ森ファンには垂涎の一巻だろうと思う。が、私のような一般読者には「おお、石ノ森のような巨匠にもこうした奇想で突っ走ると不条理マンガになるのか」という感想のみで、見る限りでは不条理ものなら吾妻ひでおさんの方が「楽しく読める」奇想ものだった。
石ノ森ファンのための一書で、一般読者の熱中には限界がある・・・・という読後感な本でした。
2002年発行。その20年後に取り寄せて読みましたが、申し訳ないですが絶版は納得。
熱心なファン以外、読まなくてもなんら痛痒を覚えない本と思います。
小松左京の傑作「くだんのはは」のマンガ化はどのようなものかを見たくて購入しましたが、まず原作を絵に起こした(意図的にそうして、石ノ森本人の創意工夫を避けた)出来で、正直、原作は超えていない。
表題作「歯車」歯車と言えば芥川龍之介だが、これは高度成長期の「組織の歯車」で、いかにもいつもの醜悪な組織のなかにいる悪体面をした大企業幹部たちがスパイをどう扱うか、同業他社のあいだでなかばスパイス、刺激のようにスパイをやりとりし、その癖尻尾を掴まされたスパイはダブルスパイかニセ情報を流すか、処刑かといった内容だが、これも今では1970年の発表から半世紀以上が経過すると、いまの世界はそうした手を内在化してしまい、使い古された手法に見えてしまうのは、それだけ日本人も洗練されたというか、あるいはあの手この手のこれらのエンタメの蓄積で、これらの作品を内在化したというべきか…。
なお「怪談雪女郎」「旅鴉」などで見られるが、石ノ森章太郎の男性は胸板が上半身の半分ぐらいありそうで、腹直筋とか肋骨はどこ行ったんだという感じだが、シンプルなのに立体性を感じさせ、手塚とはことなるエロスがある。
その他「読み切り劇場」を全巻収録しているが、これは編纂者の早瀬マサトさんの熱意によるもので、これは石ノ森ファンには垂涎の一巻だろうと思う。が、私のような一般読者には「おお、石ノ森のような巨匠にもこうした奇想で突っ走ると不条理マンガになるのか」という感想のみで、見る限りでは不条理ものなら吾妻ひでおさんの方が「楽しく読める」奇想ものだった。
石ノ森ファンのための一書で、一般読者の熱中には限界がある・・・・という読後感な本でした。
2002年発行。その20年後に取り寄せて読みましたが、申し訳ないですが絶版は納得。
熱心なファン以外、読まなくてもなんら痛痒を覚えない本と思います。