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夢にも思わない (角川文庫 み 28-3) 文庫 – 2002/11/22
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秋の夜、下町の庭園での虫聞きの会で殺人事件が。殺されたのは僕の同級生のクドウさんの従妹だった。被害者への無責任な噂もあとをたたず、クドウさんも沈みがち。僕は親友の島崎と真相究明に乗り出した。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2002/11/22
- ISBN-104043611021
- ISBN-13978-4043611027
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2002/11/22)
- 発売日 : 2002/11/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4043611021
- ISBN-13 : 978-4043611027
- Amazon 売れ筋ランキング: - 162,940位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
イメージ付きのレビュー
3 星
夢にも思わない
「今夜は眠れない」の続編ということだが圧倒的に「今夜…」の方が面白かった。事件解決後の回想が長すぎ、もっとメインに入れた方が作品の質が上がると思った。一般文学通算2342作品目の感想。2019/11/06 17:40
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
寝る前に読みました。
2017年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の作品も多く読んでいるので、
文章の粗さというか、初々しさというか、少し気になった。
内容的にも、どんでん返しの結末を納得させる布石ではなく
読み返すと、その部分の記述と後半の展開がフィックスしない。
往々にしてあるケースだが、著者の表現力からすると、初期の作品故と
いうことではないか?!
夫婦間の関係にしても描写に説得力がない気がする。
文章の粗さというか、初々しさというか、少し気になった。
内容的にも、どんでん返しの結末を納得させる布石ではなく
読み返すと、その部分の記述と後半の展開がフィックスしない。
往々にしてあるケースだが、著者の表現力からすると、初期の作品故と
いうことではないか?!
夫婦間の関係にしても描写に説得力がない気がする。
2019年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の頃に読んで以来、久しぶりにAmazonで購入して読了。私の「子供が主人公の小説が読みたい」と言うニーズにはしっかり答えてくれて、忘れていたストーリーも、こんなに骨太なミステリー要素があったっけ!と思える存外本格的なものだった。
語り手は中学生の主人公で、ときどき「〜なんです」「〜でした」といったですます調をあえて混ぜ込んでいるが、若干わざとらしくて鼻につくかもしれない。主人公の性格もマセすぎ?と思うこと多々。小学生の頃はそのちょっと背伸び感が逆に良かったけど。
それでも夏休みの中学生のジュブナイル感は楽しめた。文章自体は非常に軽やかで読みやすい。
語り手は中学生の主人公で、ときどき「〜なんです」「〜でした」といったですます調をあえて混ぜ込んでいるが、若干わざとらしくて鼻につくかもしれない。主人公の性格もマセすぎ?と思うこと多々。小学生の頃はそのちょっと背伸び感が逆に良かったけど。
それでも夏休みの中学生のジュブナイル感は楽しめた。文章自体は非常に軽やかで読みやすい。
2014年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮部作品のほとんどを読んでいるけれど、これにはまったく感情移入できなかった。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
先日、積読になっていた『東京下町殺人慕情』を読んだので、同じく積読になっていた本書を読んだ。
やはり同様の少年少女たちを主人公としたミステリー。
中学1年生にしては、しっかり過ぎているし、一人称語りの語彙や言い回しも、一部を除いて大人びているのだけれど、それを差し引いてもストリーテラーとしての巧みさに舌を巻く。
読んでいる側も中学1年生の頃の初恋の気分にさせられたりするのは、さすがの一言。
そして結末には驚いて、ちょっぴり切ない。
彼女の長編は、時代モノを除いてほぼすべて読んできたつもりだったが、まだまだ読み残しているものが多いんだ
やはり同様の少年少女たちを主人公としたミステリー。
中学1年生にしては、しっかり過ぎているし、一人称語りの語彙や言い回しも、一部を除いて大人びているのだけれど、それを差し引いてもストリーテラーとしての巧みさに舌を巻く。
読んでいる側も中学1年生の頃の初恋の気分にさせられたりするのは、さすがの一言。
そして結末には驚いて、ちょっぴり切ない。
彼女の長編は、時代モノを除いてほぼすべて読んできたつもりだったが、まだまだ読み残しているものが多いんだ
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
2022年6月12日に日本でレビュー済み
今夜は眠れないから読まれることをお勧めします。
相変わらず大人びた中学生達が主人公。
ドラステッィクな結末ではないが、切なく淡い仕上がりだ。
相変わらず大人びた中学生達が主人公。
ドラステッィクな結末ではないが、切なく淡い仕上がりだ。
2004年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「今夜は眠れない」から引き続き、緒方&島崎コンビの長編小説です。
今夜は~と比べると、二人には試練が多く、二人の微妙な距離の置き方や心理的描写が事細かに書かれていて、
読み手にとっても、ちょっと切なくなるような内容です。
思っていても口にはださない、逆に立ち向かって言わなければならない。
決して結果が自分に不利であっても、素直に自らに従い行動する緒方。
黙して自分の中で、葛藤を重ねる島崎。
大人になるってこういう段階を踏んでいくんだなと、ふと思わされるが、ちょっとできすぎた感もあり。
読み終えるとほろ苦さが残っていますが、それが心地よかったりもして。
だからというわけではないですが、お勧めします。
今夜は~と比べると、二人には試練が多く、二人の微妙な距離の置き方や心理的描写が事細かに書かれていて、
読み手にとっても、ちょっと切なくなるような内容です。
思っていても口にはださない、逆に立ち向かって言わなければならない。
決して結果が自分に不利であっても、素直に自らに従い行動する緒方。
黙して自分の中で、葛藤を重ねる島崎。
大人になるってこういう段階を踏んでいくんだなと、ふと思わされるが、ちょっとできすぎた感もあり。
読み終えるとほろ苦さが残っていますが、それが心地よかったりもして。
だからというわけではないですが、お勧めします。