800mは部活動としては競技人口も多くメジャーな種目。しかし日本陸上界として見ると、中距離は世界と壁を感じる種目で陸上と関わりが無い人にとっては花がない種目という印象。その種目をピンポイントに題材とした作品であるため、表面的には見えない面白さを知れる点は期待以上だった。
作品の形式として、章ごとに対象的な2人の主人公の目線が切り替わりそれぞれの物語が展開されていく。2人を取り巻く環境や、影響を与える人物、お互いを意識する気持ちの変化、2人の関係性など 同じ時系列で別々に生きる2人の物語を 同時に見ている読者の視点がとても楽しかった。
中高生のリアルな性描写があり、親が子へすすめるには少し抵抗がある作品との意見に同意な気持ちもあるが、自分は中学生の時に母親が図書館で借りてきてくれて初めて読んだ。思春期にとって強いインパクトは残ったが、不思議と"性"としての興味関心よりも、登場人物たちのリアルな心情や思春期ならではのわくわくや儚さ、、そういったものに圧倒されてその世界観にのめり込むように読む手が止まらなかった。
あえて内容や感想に触れずぜひ中高生にもそっとすすめてほしい1冊。決して不適切な内容の本ではないと思う。教育出版中学国語1で推奨図書として紹介されるのも納得なすばらしい1冊だと思う
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800 (角川文庫 か 36-1) 文庫 – 2002/6/25
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優等生の広瀬と、野生児の中沢。対照的な二人の高校生が走る格闘技、800メートル走でぶつかりあう。緊張感とエクスタシー。みずみずしい登場人物がおりなす、やみくもに面白くてとびきり上等の青春小説。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2002/6/25
- ISBN-104043648014
- ISBN-13978-4043648016
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2002/6/25)
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- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4043648014
- ISBN-13 : 978-4043648016
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月11日に日本でレビュー済み
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中学生の娘が800をやっているので買ってみました。ここまで性描写があると、読んでみて と勧めにくいな・・・。
2017年7月23日に日本でレビュー済み
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川島作品を読むのは今回が初めてだったが、期待に違わず面白かった。
2005年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陸上競技者はストイックである。そして、優秀な競技者はしばしば個人主義者である。ナルシストも多い。800Mなんて日本でのマイナー競技の競技者なら、ナルシストでもなければ続けられないはずだ。
そんなトラック&フィールドの競技者世界を、魅力的に描き出している。二人の高校生ランナーが交互に独白する形で、読みやすい。
ただ、中学・高校生のセックスがお手軽に実行されすぎて、少々非現実的だ。男子高校生にとって自分の競技世界はとても大切だけど、セックスだって天地がひっくり返るほどの重大関心事である。それがエロ漫画並みにお手軽であるのはいかがなものか。
自殺した天才アスリートの先輩は、余計なキャラだったかも。
ただ、汗と風と足裏のトラックの反発をも感じられた。苦しい息づかい、ドーパミンによるランナーズ・ハイまでまざまざと想起させる、すぐれた青春小説だ。
そんなトラック&フィールドの競技者世界を、魅力的に描き出している。二人の高校生ランナーが交互に独白する形で、読みやすい。
ただ、中学・高校生のセックスがお手軽に実行されすぎて、少々非現実的だ。男子高校生にとって自分の競技世界はとても大切だけど、セックスだって天地がひっくり返るほどの重大関心事である。それがエロ漫画並みにお手軽であるのはいかがなものか。
自殺した天才アスリートの先輩は、余計なキャラだったかも。
ただ、汗と風と足裏のトラックの反発をも感じられた。苦しい息づかい、ドーパミンによるランナーズ・ハイまでまざまざと想起させる、すぐれた青春小説だ。
2022年6月6日に日本でレビュー済み
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コミックから入ってしまったので、深読みする気が失せてしまいました。
2013年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陸上競技ものは大好きです。現実を描いた者なのでとても興味深く読みました。
2012年8月24日に日本でレビュー済み
陸上をテーマにした作品ですが、陸上経験者どころかまったく興味のない方も楽しめると思います。
最初の数ページというか、最初のページからすぐに物語に引き込まれました。
それほどまでの力を持った作品です。
作風は2人の対照的な主人公によるモノローグというか、
心の?親友に語りかけるような独り言が、それぞれ交互に
繰り返されるという、珍しいもの。
熱血漢やクールぶってる俗物なんていうものは存在せず、
両者ともひどく魅力的なキャラクターであり、どちらにも感情移入してしまいます。
個人的には、こんなにもキラキラした青春とは無縁だったのに不思議です…。
特に語り口やモノローグの表現が素晴らしく、作者の川島誠氏は、恐ろしく文章が上手い。
ここまでの文章を書ける作家を私は他に思いつきません。
なによりバカっぽい中沢のセリフ、モノローグがすこしも下品で低俗にならないことが驚きです。
作者の知性が高いからこそできることと感心してしまいます。
この作者に関しては、言葉選びのセンス、語彙力、コロケーション、倒置表現、などが抜群に優れています。
(個人的には文学者の知性は重要と考えているので、一度そういう目線で小説を選ぶのもありだと思います。)
(なぜならば、昔の文豪は大概東大出身なのだから。)
「陸上小説でなんだか賞を取った別の有名な小説」は、作者の力量が低く、
表現が拙く、会話が下品で最後までたどり着くのが困難でした。
確かに、その賞を取った小説はリアルではあるのでしょう。
スポーツしかしていない高校生が勉強ができるわけがないのだから、知性がないのも当然。
しかし、残念ながら、およそ文学とはいえないレヴェルでした。中学生のちらしの裏の落書き的なもの。
翻って、この小説は純粋に文学です。
したがって、リアリティーを追求するものではないので、全国クラスの有望選手なのに
セックスやアルコールの描写が少なからずあり、リアルではないと思うかもしれませんが、
小説において起こる出来事にリアルさを追求する意味なんてどこにあるのでしょうか。
そんなものは現実で十分ではないでしょうか…。
結論として、
内容は他の方のレビューを参照していただくとして、文学的表現に触れるという意味だけでも大絶賛できる作品です。
最初の数ページというか、最初のページからすぐに物語に引き込まれました。
それほどまでの力を持った作品です。
作風は2人の対照的な主人公によるモノローグというか、
心の?親友に語りかけるような独り言が、それぞれ交互に
繰り返されるという、珍しいもの。
熱血漢やクールぶってる俗物なんていうものは存在せず、
両者ともひどく魅力的なキャラクターであり、どちらにも感情移入してしまいます。
個人的には、こんなにもキラキラした青春とは無縁だったのに不思議です…。
特に語り口やモノローグの表現が素晴らしく、作者の川島誠氏は、恐ろしく文章が上手い。
ここまでの文章を書ける作家を私は他に思いつきません。
なによりバカっぽい中沢のセリフ、モノローグがすこしも下品で低俗にならないことが驚きです。
作者の知性が高いからこそできることと感心してしまいます。
この作者に関しては、言葉選びのセンス、語彙力、コロケーション、倒置表現、などが抜群に優れています。
(個人的には文学者の知性は重要と考えているので、一度そういう目線で小説を選ぶのもありだと思います。)
(なぜならば、昔の文豪は大概東大出身なのだから。)
「陸上小説でなんだか賞を取った別の有名な小説」は、作者の力量が低く、
表現が拙く、会話が下品で最後までたどり着くのが困難でした。
確かに、その賞を取った小説はリアルではあるのでしょう。
スポーツしかしていない高校生が勉強ができるわけがないのだから、知性がないのも当然。
しかし、残念ながら、およそ文学とはいえないレヴェルでした。中学生のちらしの裏の落書き的なもの。
翻って、この小説は純粋に文学です。
したがって、リアリティーを追求するものではないので、全国クラスの有望選手なのに
セックスやアルコールの描写が少なからずあり、リアルではないと思うかもしれませんが、
小説において起こる出来事にリアルさを追求する意味なんてどこにあるのでしょうか。
そんなものは現実で十分ではないでしょうか…。
結論として、
内容は他の方のレビューを参照していただくとして、文学的表現に触れるという意味だけでも大絶賛できる作品です。
2004年10月5日に日本でレビュー済み
うん、さわやかです。青春物~って感じ?
いや・・・厳密にはさわやかと言い切れないけど・・・
かる~くさらっと読めちゃうタイプの小説でした。
はじめちょっと話が混乱してわけわからなくなりました。
全部一人称は特定の一人だと思ってたら違ったので^-^;
変わった文章の書きかたをしてるな~というのが一番印象に残りました。
(内容は・・・あんま残ってないかも)
いや・・・厳密にはさわやかと言い切れないけど・・・
かる~くさらっと読めちゃうタイプの小説でした。
はじめちょっと話が混乱してわけわからなくなりました。
全部一人称は特定の一人だと思ってたら違ったので^-^;
変わった文章の書きかたをしてるな~というのが一番印象に残りました。
(内容は・・・あんま残ってないかも)