北野勇作がホラー書いたんだ。「どーなつ」しか読んだ事無いけど。面白い!とも思わなかったけど。ま、SF作家の書くホラー、読んでみてもいっか。しかしタイトル「恐怖」ね。すげえ内容に自信あるか、言葉選びに鈍感過ぎるか、どっちなんだろな。
…とか思いながら購入し、読んでびっくり。高橋洋監督の映画「恐怖」を小説化したもの、とのことわりがきあり。
いやノベライズならノベライズでもいい。面白ければ。面白い面白くない以前に。
…小説になってるのかこれ。
意味が解らん状況が解らん作中人物のとる行動の理由がまったく解らん。
裏表紙に「世界を震撼させたJホラーシアター、ついに完結!」とありますが、この話、なんか前段があるのか?
そうとでも思わないと、ホントに何がなんだか解らん…。
元の映画が酷いの?
小説家の腕が悪いの?
怖がるより先に、「なんでそうなるの!?」と
作中人物の行動にツッコミ入れまくり。
とにかく土台となる地の文が少なすぎ、作中人物の台詞はまさしく作られた台詞の様。(しかも棒読み)
北野勇作って、こんなに小説下手だったのか。
やっつけ仕事なのか。
なんでこんな仕事引き受けたのか。
小説家がノベライズの仕事するのって、
名誉なのか堕落なのか。
とりあえず金と時間損した。発刊当初ならいざしらず、未だに角川ホラー文庫は玉石混合か。
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