この作家、巷では鬼畜と言われているらしい。
でも、この作品に限っては、そこまで?という気がしないでもないけど。
舞台は僕も大好きなキャバクラと、ネット界。
個人ホームページの閑散とした感じなんかは妙にリアルで
嫌みな感じに表現されていて面白いと思った。
あと、中盤で殺される女子のシーンにも、心動かされたり。
結末は微妙だったけど、内容が良かったから納得はしとく。
小川勝己でも、舞城王太郎でも。
この手の作品を一本でも映画化するだけの器量が日本にあれば
この国を少しは見直すのに。難しいかな?
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まどろむベイビーキッス (角川文庫) 文庫 – 2005/8/25
小川 勝己
(著)
嘘、いじめ、そして孤独――。悪意うずまくキャバクラ、ベイビーキッスで働く女性たち。彼女たちの哀しいまでの狂気を描いた戦慄のクライム・ノベル!
- 本の長さ323ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/8/25
- ISBN-104043706030
- ISBN-13978-4043706037
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/8/25)
- 発売日 : 2005/8/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 323ページ
- ISBN-10 : 4043706030
- ISBN-13 : 978-4043706037
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,081,520位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2003年1月30日に日本でレビュー済み
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2003年11月18日に日本でレビュー済み
「誰かに好かれたい」という願望が強い女性が主人公。
その思いがどんどん空回りし、蟻地獄のように狂気に落ちていく…
しかし戦慄のエンターテイメントというほどには、毒毒しくない。
2ちゃんねるや(掲示板の)荒らしを使った構成は、
今までと違った新境地なのかもしれませんが…
私の期待する【鬼畜系ノワール】には程遠く、少し期待はずれ。
今回は、仕掛けや展開に凝った意欲作。
ストレートすぎる【鬼畜系ノワール】からは一歩進んだ、
進化形ということなのかもしれません。
まだまだあらが目立っている気もしますが、
今後どんな風に展開していくのか、
期待を持って見守りたいと思います。
その思いがどんどん空回りし、蟻地獄のように狂気に落ちていく…
しかし戦慄のエンターテイメントというほどには、毒毒しくない。
2ちゃんねるや(掲示板の)荒らしを使った構成は、
今までと違った新境地なのかもしれませんが…
私の期待する【鬼畜系ノワール】には程遠く、少し期待はずれ。
今回は、仕掛けや展開に凝った意欲作。
ストレートすぎる【鬼畜系ノワール】からは一歩進んだ、
進化形ということなのかもしれません。
まだまだあらが目立っている気もしますが、
今後どんな風に展開していくのか、
期待を持って見守りたいと思います。
2006年1月4日に日本でレビュー済み
タイトルは可愛らしいけど、内容はなかなかグロい。キャバ嬢って大変だなあ。とか、あるある、こういう掲示板の書き込み。とか、何となく共感を覚えながら読み進めると、中盤からどんどん血なまぐさい方向へ。主人公が壊れていくところが疾走感があって面白い。”まどろむ”って”MAD−ROM”だったのね。と、読んだ後に気付いた。洒落てますねえ。
2003年7月16日に日本でレビュー済み
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2005年8月31日に日本でレビュー済み
キャバクラ「ベイビーキッス」が舞台。
人に好かれたいという願望が強いみちるは、営業活動にも必死で頑張ります。
しかし、それで仲間からは反感をかい、友達を求めてホームページを作ります。そこから、話が進む物語。
女性社会の醜さが、ほんとうにこわいです。
インターネットという相手が見えないところから、現実社会に影響がでてくる怖さを描いたのは、お見事!!ですね。
人に好かれたいという願望が強いみちるは、営業活動にも必死で頑張ります。
しかし、それで仲間からは反感をかい、友達を求めてホームページを作ります。そこから、話が進む物語。
女性社会の醜さが、ほんとうにこわいです。
インターネットという相手が見えないところから、現実社会に影響がでてくる怖さを描いたのは、お見事!!ですね。
2005年9月18日に日本でレビュー済み
眩暈を愛して~を読んで面白すぎると思い手に取った本。
こっちも面白かった。女性同士の確執からネット社会での確執までのどろどろした感情を非常に上手く書いていて、読んでいてぞくぞくする。
トリックのほうも見事であっさり騙された自分がいたり。
こっちも面白かった。女性同士の確執からネット社会での確執までのどろどろした感情を非常に上手く書いていて、読んでいてぞくぞくする。
トリックのほうも見事であっさり騙された自分がいたり。
2003年10月2日に日本でレビュー済み
表紙の女の人がかわいいから、物語の中にでてくる女の人もきっとかわいいはずだと思いこんで読める。別に恋愛小説じゃないけど。
読み終わったあとには、キャバクラに行くのが、きっと楽しくなる。「ああ、もしかしたらこの子も、チャットやHPでは本音を話しているのかなあ」と誤解できるようになる。そんなわけないんだけど。
素直な気持ちで、読んだ方がいい。そうした方が、どっきりできる。
そして私は今日も、実りがないのを知りながら、キャバクラへ行くのです。
読み終わったあとには、キャバクラに行くのが、きっと楽しくなる。「ああ、もしかしたらこの子も、チャットやHPでは本音を話しているのかなあ」と誤解できるようになる。そんなわけないんだけど。
素直な気持ちで、読んだ方がいい。そうした方が、どっきりできる。
そして私は今日も、実りがないのを知りながら、キャバクラへ行くのです。