世界各地を訪れた際のエピソードを綴ったエッセイ集です。
角田さんは、観光地や名物料理にはあまり興味がなく、現地の人々との交流や日常の風景に魅力を感じています。
そのため、彼女の旅は、予定もなく、危険もあるけど、驚きや発見がいっぱいの冒険のようです。
その中で、彼女は自分自身や人生についても考えていきます。
旅好きな人はもちろん、旅に憧れる人や旅に出られない人にもおすすめの一冊です。
角田さんの旅の魅力や感性が伝わってくる、読んで楽しい本です。
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いつも旅のなか (角川文庫) 文庫 – 2008/5/23
角田 光代
(著)
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仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう
ロシアの国境で居丈高な巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅の記録。
ロシアの国境で居丈高な巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅の記録。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2008/5/23
- ISBN-104043726066
- ISBN-13978-4043726066
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商品の説明
著者について
●角田 光代:1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著書に『薄闇シルエット』『マザコン』など多数。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2008/5/23)
- 発売日 : 2008/5/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4043726066
- ISBN-13 : 978-4043726066
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,059位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 257位日本文学(日記・書簡)
- - 2,605位角川文庫
- - 25,378位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月15日に日本でレビュー済み
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旅の途中で感じた角田さんの素直な思いが綴られています。旅を感じたい人に、旅から帰った人にもおすすめです。
2022年7月18日に日本でレビュー済み
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「思い立ったらすぐ行動」訪ねてみたいところだけ決めて、自由気ままに旅する。
このような旅が、一番記憶に残るのでしょうね。
とても素晴らしい旅日記で、この本を読んだら、旅に出たくなりました。
このような旅が、一番記憶に残るのでしょうね。
とても素晴らしい旅日記で、この本を読んだら、旅に出たくなりました。
2021年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■ いつも 旅のなか 角田 光代
旅と旅を取り巻くモロモロのエッセイ。ちょっと変ったユニークな流儀で旅をする人、旅を書く人。
旅先での出会いが時には短編小説のようになっていく。
「コノミ」「A DEAD DOG IS ... 」「R さんのこと」この3篇、単にエッセイに止まらない味わいやコクがあって、ついサマセット・モームの短編のことが頭に浮かんだりも。
「生本」という雑誌に二年間にわたり連載された。
ひとつの音楽アルバムの曲名のような個性的なタイトルが続く。
ご本人の「あとがき」・・・僅か1,000字だが見事。以前、誰のなんという本だったか角田さんが末尾の解説を書いていて、その切口にいたく感心したものだったが、この「あとがき」も短いが角田哲学が語られていて、「ラスト・デイト」の最後でエリック・ドルフィーが語った言葉を " 音楽 ⇒ 旅 " に置き換えたような一節が出てくる。ひよっとして「ラスト・デイト」を聴いている ?
※ LAST DATE / Eric Dolphy ・・・ Jazz 史上最高の disc のひとつ。
When you hear music , after it's over , it's gone in the air , you can never capture it
again .
旅と旅を取り巻くモロモロのエッセイ。ちょっと変ったユニークな流儀で旅をする人、旅を書く人。
旅先での出会いが時には短編小説のようになっていく。
「コノミ」「A DEAD DOG IS ... 」「R さんのこと」この3篇、単にエッセイに止まらない味わいやコクがあって、ついサマセット・モームの短編のことが頭に浮かんだりも。
「生本」という雑誌に二年間にわたり連載された。
ひとつの音楽アルバムの曲名のような個性的なタイトルが続く。
ご本人の「あとがき」・・・僅か1,000字だが見事。以前、誰のなんという本だったか角田さんが末尾の解説を書いていて、その切口にいたく感心したものだったが、この「あとがき」も短いが角田哲学が語られていて、「ラスト・デイト」の最後でエリック・ドルフィーが語った言葉を " 音楽 ⇒ 旅 " に置き換えたような一節が出てくる。ひよっとして「ラスト・デイト」を聴いている ?
※ LAST DATE / Eric Dolphy ・・・ Jazz 史上最高の disc のひとつ。
When you hear music , after it's over , it's gone in the air , you can never capture it
again .
2022年8月10日に日本でレビュー済み
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時々読んでは旅行気分を味わっています。角田さんの人となりがよくわかる。
2022年7月26日に日本でレビュー済み
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単に旅行記ではなく、私には日頃抑圧して生きてる自分の姿が見えてしまった。旅立ちたいより、解放したいと思う。
2022年2月3日に日本でレビュー済み
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コロナ渦で何年も旅に出られなくなり、少しでも旅に触れたくて何気なく購入して読んでみたら!
表現力の豊かさ、繊細な描写、自分がそう感じてそこにいるかのような、とても素晴らしい本だった。
プロの作家のすごさをまざまざと感じた。
Kindle版を購入したが、紙の本でも欲しくなった。
表現力の豊かさ、繊細な描写、自分がそう感じてそこにいるかのような、とても素晴らしい本だった。
プロの作家のすごさをまざまざと感じた。
Kindle版を購入したが、紙の本でも欲しくなった。
2021年7月17日に日本でレビュー済み
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コロナ禍のなか、私が住む地域ではロックダウンが続いており、息苦しい日々から抜け出せずにいます。どうにも旅行に行きたい!とばかりに再読しました。
・・・
角田氏の旅エッセイ、面白かったです。
普通の人は選ばないような場所(ネパール)とか一人で行っちゃうし、結構たくましいなあと思いました。一人でなくても友達とも行くし、恋人とも行くし、なんというか、旅マニアっぽくなくて、柔軟で、とても素直で好感が持てました。勿論もユーモアたっぷり。
取り上げられる国・地域は、モロッコ、ロシア、ギリシア、オーストラリア、スリランカ、ハワイ、バリ、ラオス、イタリア、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、ベネチア、ネパール、プーケット、台湾、アイルランド、上海、韓国、スペイン、キューバ。
どれも面白かったですが、一つだけマイベストを選ぶとすればどれだろう。ロシア国境でのおしっこ漏らしそう事件かな笑 シモでごめんなさい。
旅行とはハプニングがつきものですが、それもまた時が過ぎればいい思い出。トラブルの中にもローカルの人の優しさにほっとする瞬間もあります。そして自分と全くことなる文化や考え方に出会える楽しみ。いいなあ。でも筆者だともっと素敵にこんな風に表現するのです。
『旅は読書と同じくらい個人的なことで、同じ本を読んで感動する人もいればまったくなんにも感じない人がいるように、同じ場所を旅しても、印象は全体的に違う。ときとして見える光景すら違う。さらに読書よりももっと刹那的だ。去年旅した同じ場所を、今年になって訪ねてみても、見えるものも印象も出会う人も、確実に違ってしまう。旅は一回こっきりだ。終わってしまったら、その旅はもう過去になる。二度とそれを味わうことはできない。』(あとがきより)
ああ、旅行に出たい!国境が開いたら、どこに行こうかな?
・・・
角田氏の旅エッセイ、面白かったです。
普通の人は選ばないような場所(ネパール)とか一人で行っちゃうし、結構たくましいなあと思いました。一人でなくても友達とも行くし、恋人とも行くし、なんというか、旅マニアっぽくなくて、柔軟で、とても素直で好感が持てました。勿論もユーモアたっぷり。
取り上げられる国・地域は、モロッコ、ロシア、ギリシア、オーストラリア、スリランカ、ハワイ、バリ、ラオス、イタリア、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、ベネチア、ネパール、プーケット、台湾、アイルランド、上海、韓国、スペイン、キューバ。
どれも面白かったですが、一つだけマイベストを選ぶとすればどれだろう。ロシア国境でのおしっこ漏らしそう事件かな笑 シモでごめんなさい。
旅行とはハプニングがつきものですが、それもまた時が過ぎればいい思い出。トラブルの中にもローカルの人の優しさにほっとする瞬間もあります。そして自分と全くことなる文化や考え方に出会える楽しみ。いいなあ。でも筆者だともっと素敵にこんな風に表現するのです。
『旅は読書と同じくらい個人的なことで、同じ本を読んで感動する人もいればまったくなんにも感じない人がいるように、同じ場所を旅しても、印象は全体的に違う。ときとして見える光景すら違う。さらに読書よりももっと刹那的だ。去年旅した同じ場所を、今年になって訪ねてみても、見えるものも印象も出会う人も、確実に違ってしまう。旅は一回こっきりだ。終わってしまったら、その旅はもう過去になる。二度とそれを味わうことはできない。』(あとがきより)
ああ、旅行に出たい!国境が開いたら、どこに行こうかな?