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The S.O.U.P. (角川文庫 か 42-1) 文庫 – 2004/5/25
ネット社会の落とし穴を、壮大なスケールで描いたサイバーミステリ!
かつて伝説のRPGゲーム「S.O.U.P.」を開発、巨額の富を得た巧。彼はある日、ハッキングに悩む経済産業省の役人・礼子の訪問を受ける。礼子の依頼でハッカーを追う巧が見たのは、変わり果てたゲーム世界だった!
かつて伝説のRPGゲーム「S.O.U.P.」を開発、巨額の富を得た巧。彼はある日、ハッキングに悩む経済産業省の役人・礼子の訪問を受ける。礼子の依頼でハッカーを追う巧が見たのは、変わり果てたゲーム世界だった!
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/5/25
- ISBN-104043748019
- ISBN-13978-4043748013
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2004/5/25)
- 発売日 : 2004/5/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 456ページ
- ISBN-10 : 4043748019
- ISBN-13 : 978-4043748013
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,017,211位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年10月19日に日本でレビュー済み
どこまでがオモテで どこからがウラか
手触りを失くした現実(real)と 仮想現実(virtual)の生々しい感触
僕が棲むのは real or virtual ?
Game が現実を侵食し始めたとき
ぼくの real は on−line から切り離されていく
virtual が real を凌駕するとき
現実は Game に乗っ取られ 分身(avatar)が自身(self)に取って代わる
創造しているのか 破壊しているのか
創造を続けたら 破壊に行き着くのか
僕は 世界を創りたかった
僕の居場所を 創りたかった
わかってたんだろ あんたは
逃げ出したのは 僕の方さ
僕は real から逃げて virtual を選び
そこでやっぱり 僕(self)に出会ったんだ
無限の宇宙を内包する computer が見る夢
解き放たれた worm(人工生命:AL) いくつもの宇宙を泳いで
情報が 生命を持ち 意思を持ち 増殖する
人工知能(AI)は 生身(real)の人間より ニンゲンらしい?!
僕の本質(essence)が在るのは self or avatar ?
境界はあるのか analogue と digital の間に
遷移する意識 繋がれている(on−line)日常と 切り離される(off−line)不安
real と virtual の交点 virtual は やっぱり real を映して
集積されるコトバ 僕の発言を corpus にした人工知能(AI)は
自身(self)よりも その本質(essence)を示して
世界が世界であるために 求められたモノ
世界を認識するモノ
自身(self) あるいは 分身(avatar)
それとも 人工知能(AI)を持つ人工生命(AL)
僕が僕であるために 僕は僕をみつめる
僕はドコにいるのか
僕は 僕の中に 僕の世界の中にいる
僕の世界?!
僕のココロの中だ
僕をみつめ 世界をみつめ 宇宙をみつめる ココロの中だ
それは real or virtual ?
わかってるさ 繋がってるって
on−line でも off−line でもなく
僕のココロの中で繋がってるって
僕は あんたに 別の誰かに 繋がってるって
どこまでがオモテで どこからがウラか
手触りを失くした現実(real)と 仮想現実(virtual)の生々しい感触
僕が棲むのは real or virtual ?
Game が現実を侵食し始めたとき
ぼくの real は on−line から切り離されていく
virtual が real を凌駕するとき
現実は Game に乗っ取られ 分身(avatar)が自身(self)に取って代わる
創造しているのか 破壊しているのか
創造を続けたら 破壊に行き着くのか
僕は 世界を創りたかった
僕の居場所を 創りたかった
わかってたんだろ あんたは
逃げ出したのは 僕の方さ
僕は real から逃げて virtual を選び
そこでやっぱり 僕(self)に出会ったんだ
無限の宇宙を内包する computer が見る夢
解き放たれた worm(人工生命:AL) いくつもの宇宙を泳いで
情報が 生命を持ち 意思を持ち 増殖する
人工知能(AI)は 生身(real)の人間より ニンゲンらしい?!
僕の本質(essence)が在るのは self or avatar ?
境界はあるのか analogue と digital の間に
遷移する意識 繋がれている(on−line)日常と 切り離される(off−line)不安
real と virtual の交点 virtual は やっぱり real を映して
集積されるコトバ 僕の発言を corpus にした人工知能(AI)は
自身(self)よりも その本質(essence)を示して
世界が世界であるために 求められたモノ
世界を認識するモノ
自身(self) あるいは 分身(avatar)
それとも 人工知能(AI)を持つ人工生命(AL)
僕が僕であるために 僕は僕をみつめる
僕はドコにいるのか
僕は 僕の中に 僕の世界の中にいる
僕の世界?!
僕のココロの中だ
僕をみつめ 世界をみつめ 宇宙をみつめる ココロの中だ
それは real or virtual ?
わかってるさ 繋がってるって
on−line でも off−line でもなく
僕のココロの中で繋がってるって
僕は あんたに 別の誰かに 繋がってるって
2005年5月24日に日本でレビュー済み
基本的にハッカーどもが、オンラインRPGのS.O.U.P.をめぐってあれやこれやするお話です。
PC関連の技術用語がわんさか出てくるわけですが、一つ一つ丁寧に説明が書き込まれているので
あまりPCに詳しくない人でも、なんとなくわかった気になって読み進められます。
でも、パソコンの電源を落とすためにコンセントを引き抜いてしまう様な、まったくこれぽっちも
わからない人には少々きついかも。
主人公がハッカーなんですが、こいつがなかなかかっこ良い。パソコン・ネットの事なら何でもわかります。
ってオーラが出ています。
気になる点は、最終的にみなさん何がしたかったのかいまいち良くわからなかった事。
終わり方も中途半端だったような…エピローグがあるかと思って巻末を良く探したんですが、
残念ながら無かったです。
用語の表記の仕方も少々気になる。メールをメイル、サーバーをサーヴァ、まあね、まあね
そっちの方が本来の発音に近いんでしょうけど、気になる。こそばゆい。
もっともっと気になるのが、オフラインで、口に出して、人前で、「厨房」って単語を臆面も無く
使ってる事。ダ、ダメがなー、ここは2ちゃんねるじゃ無いんだよー、現実社会で使っちゃダメー。
こっちが赤面しちゃいました。
PC関連の技術用語がわんさか出てくるわけですが、一つ一つ丁寧に説明が書き込まれているので
あまりPCに詳しくない人でも、なんとなくわかった気になって読み進められます。
でも、パソコンの電源を落とすためにコンセントを引き抜いてしまう様な、まったくこれぽっちも
わからない人には少々きついかも。
主人公がハッカーなんですが、こいつがなかなかかっこ良い。パソコン・ネットの事なら何でもわかります。
ってオーラが出ています。
気になる点は、最終的にみなさん何がしたかったのかいまいち良くわからなかった事。
終わり方も中途半端だったような…エピローグがあるかと思って巻末を良く探したんですが、
残念ながら無かったです。
用語の表記の仕方も少々気になる。メールをメイル、サーバーをサーヴァ、まあね、まあね
そっちの方が本来の発音に近いんでしょうけど、気になる。こそばゆい。
もっともっと気になるのが、オフラインで、口に出して、人前で、「厨房」って単語を臆面も無く
使ってる事。ダ、ダメがなー、ここは2ちゃんねるじゃ無いんだよー、現実社会で使っちゃダメー。
こっちが赤面しちゃいました。
2005年10月10日に日本でレビュー済み
文庫にレシートが挟まっていたので運命の出会いは2004年6月17日だったようです。
これを見つけたのはまったくの偶然でした。
読むまでは著者の事など一切知らなかったのです。
(その後「夏のロケット」と同著者であることを知る)
これを書店で偶然発見し、手にする動機となったのは「帯の文句」でした。
それにはこう書かれています。
【ぼくらは、「ゲド戦記」や「指輪物語」のような物語をつくりたかっただけなんだ――。】
実際に内容を読んでみると、この帯は少々煽り気味ではないかという思いもあります。
また、残念ながらよほどモノ持ちの良い本屋さんでないかぎり、この帯はおそらくもうまかれてはいないでしょう。
この作品は2000年の技術をベースにしてあると、あとがきに書いてあります。
IT技術は日進月歩で進化していますが、この世界の「お話」はまだ時代遅れな感じはあまりありません。
インターネットとはそもそも何なのか。
匿名掲示板の存在価値や、画面の向こうに存在する住人。
ネットを巡る問題など、考えさせられる点も多々あります。
これらをひっくるめてエンターテイメント小説としてきっちり仕上がっています。
知らない語句はとりあえず飛ばして読めば問題なし。
すでに生活の一部となったネットに携わる皆さんにぜひ読んで頂きたいです。
【ぼくらは、「すばらしい本」が埋もれていくのは寂しかっただけなんだ――。】
これを見つけたのはまったくの偶然でした。
読むまでは著者の事など一切知らなかったのです。
(その後「夏のロケット」と同著者であることを知る)
これを書店で偶然発見し、手にする動機となったのは「帯の文句」でした。
それにはこう書かれています。
【ぼくらは、「ゲド戦記」や「指輪物語」のような物語をつくりたかっただけなんだ――。】
実際に内容を読んでみると、この帯は少々煽り気味ではないかという思いもあります。
また、残念ながらよほどモノ持ちの良い本屋さんでないかぎり、この帯はおそらくもうまかれてはいないでしょう。
この作品は2000年の技術をベースにしてあると、あとがきに書いてあります。
IT技術は日進月歩で進化していますが、この世界の「お話」はまだ時代遅れな感じはあまりありません。
インターネットとはそもそも何なのか。
匿名掲示板の存在価値や、画面の向こうに存在する住人。
ネットを巡る問題など、考えさせられる点も多々あります。
これらをひっくるめてエンターテイメント小説としてきっちり仕上がっています。
知らない語句はとりあえず飛ばして読めば問題なし。
すでに生活の一部となったネットに携わる皆さんにぜひ読んで頂きたいです。
【ぼくらは、「すばらしい本」が埋もれていくのは寂しかっただけなんだ――。】
2015年6月7日に日本でレビュー済み
コンピュータハッカーの現実と仮想世界を行き来する作品。
パソコンが普及してからそれほど経過していない時代の話だが内容は現代に匹敵するほど高度な話題だった。
仮想世界の話はとにかく難解で興味がないと読み続けられない。
結局最後にハッカーたちはどうなったかさっぱりわからない。
特に日本人ハッカーに対して法的に処罰することができなかったのかは不明だが後味の悪い作品だった。
一般文学通算1431作品目の感想。2015/06/07 10:20
パソコンが普及してからそれほど経過していない時代の話だが内容は現代に匹敵するほど高度な話題だった。
仮想世界の話はとにかく難解で興味がないと読み続けられない。
結局最後にハッカーたちはどうなったかさっぱりわからない。
特に日本人ハッカーに対して法的に処罰することができなかったのかは不明だが後味の悪い作品だった。
一般文学通算1431作品目の感想。2015/06/07 10:20
2006年2月21日に日本でレビュー済み
今よりも進化したインターネットゲームの話。
パソコンの事があまり詳しくない人が読んでも話の中に解説がついていたりして分かりやすいんじゃないかと思います。
でも、何も知らない人がこれを読んだらインターネットってものすごく怖いものだと思っちゃうんじゃないかなと思いました。
まぁ、現実に起こり得ることといえばそうなのかも知れませんが…。
最近話題の、ゲド戦記などの話も出てて面白かったと思います。
パソコンの事があまり詳しくない人が読んでも話の中に解説がついていたりして分かりやすいんじゃないかと思います。
でも、何も知らない人がこれを読んだらインターネットってものすごく怖いものだと思っちゃうんじゃないかなと思いました。
まぁ、現実に起こり得ることといえばそうなのかも知れませんが…。
最近話題の、ゲド戦記などの話も出てて面白かったと思います。
2004年6月1日に日本でレビュー済み
作中に日本語の「人間」という言葉は、人の間と書くつまり自我はネットワークの中にこそ
存在するという台詞があります。
もちろんネットワークの中で生きていること自体は現実の世界でも同じですが、
この物語は意識しにくいその事をうまく形にして私たちに提示してくれています。
私たちの内面、ネットの中の自分、現実世界の自分。
私たちの命、デジタルの中の生命、現実世界の生命。
それらの差は何だろう?
私という意識は、ただ情報の集合体にすぎずネット上に存在するデータを私というインターフェイスが
呼び出しているだけにすぎないのではないか?読んでいるうちにそんな疑問が湧いてきます。
登場人物たちは、ネット上の魔法使いです。
だけど、現実世界では引きこもりとか、落伍者とかいうレッテルを
貼られるタイプの人々です。
彼らはそんな疑問に、それぞれの形でアプローチしていきます。
それは、ハッカー対クラッカーという単純な骨格で描かれていきますが
それについていく枝葉は、ネットの世界、生命の定義、人間という存在等々様々に広がり、絡み合い、
ときには狂気に近い感覚にまで及んでいきます。
感動とともに、いろいろと考えさせられた本です。
ぜひ一度読んでみてください。
存在するという台詞があります。
もちろんネットワークの中で生きていること自体は現実の世界でも同じですが、
この物語は意識しにくいその事をうまく形にして私たちに提示してくれています。
私たちの内面、ネットの中の自分、現実世界の自分。
私たちの命、デジタルの中の生命、現実世界の生命。
それらの差は何だろう?
私という意識は、ただ情報の集合体にすぎずネット上に存在するデータを私というインターフェイスが
呼び出しているだけにすぎないのではないか?読んでいるうちにそんな疑問が湧いてきます。
登場人物たちは、ネット上の魔法使いです。
だけど、現実世界では引きこもりとか、落伍者とかいうレッテルを
貼られるタイプの人々です。
彼らはそんな疑問に、それぞれの形でアプローチしていきます。
それは、ハッカー対クラッカーという単純な骨格で描かれていきますが
それについていく枝葉は、ネットの世界、生命の定義、人間という存在等々様々に広がり、絡み合い、
ときには狂気に近い感覚にまで及んでいきます。
感動とともに、いろいろと考えさせられた本です。
ぜひ一度読んでみてください。
2007年2月28日に日本でレビュー済み
インターネットのセキュリティ問題についてネットゲームを主な舞台として、『指輪物語』と『ゲド戦記』のエッセンスを取り込みながらストーリーを重厚に描いています。日進月歩のネット技術を扱っていながら、2001年の作品であるにもかかわらず、内容に古さを感じさせないばかりか、現在の方が現実味を感じさせる内容には、著者の綿密な取材に敬服します。近い将来、ここに書かれているようなサイバーテロが起こるかもしれないとさえ感じます。また、ハッカー文化の歴史やネットに依存する社会の脆弱性、それが抱えている問題など学ぶところが多い本です。
2006年10月25日に日本でレビュー済み
オンラインどころか、ファミコンも触ったことの無い人間でもグイグイ読ませる筆力は賞賛に値する。それほどにサスペンスとしての本書は魅力的だ。近未来感とリアルな現実との交差点にうまく人間像を絡ませて一気に読ませる。星ひとつ足りないのは小生のゲームに対する無知ゆえ。