西島秀俊さん主演の映画が気に入って小説を購入してみました。
ホラーと言っても気持ちが悪い生々しい内容ではないので
苦手な方も読めると思います。
映画は時間の関係もあるのでしょうが、描かれていない部分が多く
何となく見ているだけでは良く分からない部分があるのですが、
原作を読んで「なるほど〜」と謎が解けた気分でした。
スラスラと読みやすいのでお勧めです。
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穴 (角川ホラー文庫) 文庫 – 2004/7/8
突如出現した壁の穴。小説家が見たものは・・・
しがない小説家は安アパートでその日暮らしをしている。ある日、出現した壁の穴。横の部屋には美女が住んでいる。覗き見に取りつかれた小説家に忍び寄る危機とは・・・?
しがない小説家は安アパートでその日暮らしをしている。ある日、出現した壁の穴。横の部屋には美女が住んでいる。覗き見に取りつかれた小説家に忍び寄る危機とは・・・?
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/7/8
- ISBN-104043749015
- ISBN-13978-4043749010
商品の説明
著者について
●山本 亜紀子:小説家 1968年京都生まれ 第四回四谷ラウンド文学賞受賞
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2004/7/8)
- 発売日 : 2004/7/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4043749015
- ISBN-13 : 978-4043749010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,249位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月27日に日本でレビュー済み
「真木蔵の穴」というタイトルで映画化されたが、セリフや登場人物の細かい描写までそのまま使えるくらいの構成、キャラクターのよく練れた小説と思う。壁の穴から隣室を覗くという誰でも興味がありそうな題材から、どんどん読者を作品世界に引き込んでくれる。
「ホラー」というほど怖い場面はなく、よく出来た現代怪談というべきか。このラストはもしかして有名な古い怪談をオマージュしたのかもしれない。
「ホラー」というほど怖い場面はなく、よく出来た現代怪談というべきか。このラストはもしかして有名な古い怪談をオマージュしたのかもしれない。
2012年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「真木栗之穴」の原作。映画をみたら絶対原作を読みたくなるはず。また、「穴」に興味がある人は必読。古アパートの隣室との壁にある小さな穴が、異界への、あるいは脳内世界への入口になっていて、いつのまにか、現実と幻想がまじりあい、どっちがどっちだかわからなくなってしまうというとても面白いお話です!
2004年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代的味付けがなされた、伝統的な日本の怪談とでも言うべき作品である。2/3ほども読めば結末を予想できるが、一種の様式美を堪能すべき作品なので何の問題もない。それに、結末が予想通りだとしても、予想通りかどうかは確認したくなるものであり、先を読まずにはいられなくなる。哀しさと切なさと儚さの中に少しばかりの幸福感を漂わせた、夏に読むのが相応しい作品である。
2018年3月10日に日本でレビュー済み
角川ホラー文庫は、一時期配本される度に1~2冊購入し、個人的に気に入ったものだけ手元に残し、あとは売るということをしていました。この「穴」は、手元に残した数少ないものの1冊です。他人の私生活を穴から覗き見るというセントラル・アイディアは、おそらく江戸川乱歩先生あたりの影響かと思いますが、その後の展開から結末までは、オリジナリティーあふれる名作だと思います。もう何度もこの本を読んでいますが、いつも結末が近付くにつれ悲しい気持ちになってしまうのです。作者の山本亜紀子先生は、真木栗や佐緒里、シズエ、佐々木などの人物描写がとても上手いと思います。後に、西島秀俊さん主演で映画化されましたが、それも良かったです。
2019年3月12日に日本でレビュー済み
あらすじを見て面白そうだったのと、レビューも高評価だったので読んでみました。
正直、なぜここまで高評価なのか全くわかりません。
まず先の展開が読め過ぎてしまう。
あと一番思ったのが、不要な描写が多い気がします。
ここでこういう描写は要らなくない?みたいな。
例えば主人公・真木栗の担当編集者・浅香が、上司・森本の発言を「不潔な発言を心底嫌だと思った(文章違うと思うけど、こんな感じの意味)」みたいな描写がありますが、完全に不要な気がします。
森本は真木栗にとって気のおけない友人であり、なぜその森本を不要に貶める必要があったのかと。
その後のストーリーにも全く関係なく、それ以上森本の人となりを掘り下げることもなかったのに。
隣人・佐々木の観察シーンでも、そういう不要な描写が多すぎる気がしました。
そして肝心の、逆隣の隣人・佐緒里に関する描写が少ない。
メインはこっちでしょ?ホラーはこっちでしょ?
なのに佐緒里の怖さを表現する描写がほぼない。
なので「ホラー小説」としての怖さを求めて読んでしまうと、全く面白くありません。
全然怖くない。夜中に一人で読んでも怖くないと思います。
星1つにしようか迷いましたが、星2つにしたのは「文章にあまり癖がなく、読み易かった」ことへのおまけです。
正直、なぜここまで高評価なのか全くわかりません。
まず先の展開が読め過ぎてしまう。
あと一番思ったのが、不要な描写が多い気がします。
ここでこういう描写は要らなくない?みたいな。
例えば主人公・真木栗の担当編集者・浅香が、上司・森本の発言を「不潔な発言を心底嫌だと思った(文章違うと思うけど、こんな感じの意味)」みたいな描写がありますが、完全に不要な気がします。
森本は真木栗にとって気のおけない友人であり、なぜその森本を不要に貶める必要があったのかと。
その後のストーリーにも全く関係なく、それ以上森本の人となりを掘り下げることもなかったのに。
隣人・佐々木の観察シーンでも、そういう不要な描写が多すぎる気がしました。
そして肝心の、逆隣の隣人・佐緒里に関する描写が少ない。
メインはこっちでしょ?ホラーはこっちでしょ?
なのに佐緒里の怖さを表現する描写がほぼない。
なので「ホラー小説」としての怖さを求めて読んでしまうと、全く面白くありません。
全然怖くない。夜中に一人で読んでも怖くないと思います。
星1つにしようか迷いましたが、星2つにしたのは「文章にあまり癖がなく、読み易かった」ことへのおまけです。
2004年8月3日に日本でレビュー済み
この本は装丁がハードカバーの方が凝っています
タイトルに旨く併せた装丁なので機会があったら見てください
そして本の内容ですが
人の霊魂と穴と小説家の重ね方が面白いです
何よりもいいのは、展開の濃厚さに反比例する著者の冷めた視線かも
読んで損はない、面白い本
タイトルに旨く併せた装丁なので機会があったら見てください
そして本の内容ですが
人の霊魂と穴と小説家の重ね方が面白いです
何よりもいいのは、展開の濃厚さに反比例する著者の冷めた視線かも
読んで損はない、面白い本
2014年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気読みできる。否、そうせざる終えないほどに滑稽。
あまりの可笑しさに、電車中などの公共の場での読書は危険。
しかし最後、実家から届いたマスカットを佐緒里にあげようと袋に入れるところ。
もう悲しくて、切なくて涙が止まらなかった。自らの死を予期し、それを受容したのかと思うと。
最初はあんなに滑稽だったのに、最後は悲しくて切なくてたまらなかった。
こんな気持ちにさせられるとは思わなかった。辛いくらい切なかった。
あまりの可笑しさに、電車中などの公共の場での読書は危険。
しかし最後、実家から届いたマスカットを佐緒里にあげようと袋に入れるところ。
もう悲しくて、切なくて涙が止まらなかった。自らの死を予期し、それを受容したのかと思うと。
最初はあんなに滑稽だったのに、最後は悲しくて切なくてたまらなかった。
こんな気持ちにさせられるとは思わなかった。辛いくらい切なかった。