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巨大投資銀行(上) (角川文庫) 文庫 – 2008/10/25
購入オプションとあわせ買い
旧態依然とした邦銀を飛び出した桂木英一は、ウォール街の投資銀行に身を投じた。数々の案件を通じて成長する桂木の前に、「伝説の男」竜神宗一が現れる。世界金融の激変期を圧倒的なリアリティと迫力で描く。
- 本の長さ535ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2008/10/25
- ISBN-10404375504X
- ISBN-13978-4043755042
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (2008/10/25)
- 発売日 : 2008/10/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 535ページ
- ISBN-10 : 404375504X
- ISBN-13 : 978-4043755042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,815位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 41位経済・社会小説 (本)
- - 1,312位角川文庫
- - 4,895位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年、北海道生まれ。
早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。
銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。
2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
メチャクチャ面白くて一気に読みました。こういう小説がもっと有名になって私みたいな漫画好きが小説にも触れるきっかけになればいいと思います。
下巻も買ったのですがこれから読むのが楽しみです。
魅惑と罪のバブルの宮殿
(2022年5月1日放送 5月3日再放送)
という番組の、当時の元野村投信トレーダーと、
元モルガン・スタンレー証券日本支社長のインタビューの詳細内容が
本書を読んでリアルに伝わってきた。
日本の証券会社の知らなかったアービトラージ(裁定取引)で
アメリカの投資銀行は、日本の大暴落を機に利益をさらっていったのだ。
本書は解説にある通り、雄大なスケールと迫真のリアイティがあるという。
1980年代から2000年初期までに実際にあった
日米投資業界のノンフィクションとフィクションが融合しているのだ。
今の長引く日本のデフレの前のバブルに何があったのかを知りたければ
本書をお読みになることをおすすめしたい。
トップレフトから読み始めて黒木亮作品は2作目になるが、とにかく読んでいて勉強になるので、ついつい読み進めてしまう。金融の歴史や知識もつけれるし、調べ読みにも最適です。
また裁定取引による株価下落がバブル崩壊を招く場面がある。バブル崩壊の時は大学生で経済学を学んでいた。現在は金融と関係ない業種のため、なぜバブルがはじけたのかよくわかっていなかったが、これが真実だったらちょっと凄い❗
物語としては、ちょっとどうかと思うが、当時の記録として読むのであればおもしろい。本当であればそうとう興味深い。
ちょうど僕が生まれた頃の金融ビジネスの展開(主にM&Aと裁定取引)がリアル(どこまで本当かは知りませんが描写は細かい)。なかでも911テロと三行統合は物語でもインパクト大。
そして、今の自分より少し年上の主人公が、外資しかも海外赴任にチャレンジしてて、これまたリアル。刺激的な生活を過ごせて、お金も、日本への貢献もバランスよく達成できて羨ましい。
生き馬の目を抜く世界を見ると、自分ももうちょっと「ビジネスで金儲けにがめつくならないと!」と思う。
一応フィクションですが、マーケットで起きた実際の事件がベースにあるので、バブル期前後の経済イベントが大変わかりやすく学習できます。
ただし、債券市場に関する知識が少しはあったほうが(少なくとも抵抗感がないレベル)いいと思います。
というのも、経済小説というジャンルの中でも債券市場を扱う本書は、一般的になじみのない用語であったり、投資スキームが出てくるため、勉強にはなりますが、それがネックとなって挫折するかもしれないためです。