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ゴールド・フィッシュ (角川文庫 も 16-7) 文庫 – 2009/6/25
森 絵都
(著)
みんな、どうしてそんな簡単に夢を捨てられるのだろう? 中学3年生になったさゆきは、ロックバンドの夢を追いかけていたはずの真ちゃんに会いに行くが……。リズムの2年後を描いた、直木賞作家森絵都の初期代表作。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2009/6/25
- ISBN-104043791070
- ISBN-13978-4043791071
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商品の説明
著者について
1968年東京生まれ。91年『リズム』で第31回講談社児童文芸新人賞を受賞しデビュー。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞など数々の賞を総なめにし、2006年には『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/6/25)
- 発売日 : 2009/6/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 128ページ
- ISBN-10 : 4043791070
- ISBN-13 : 978-4043791071
- Amazon 売れ筋ランキング: - 981,969位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年東京都生まれ。早稲田大学卒。91年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』 で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞を、『カラフル』で産経児童出版文 化賞を、『つきのふね』で野間児童文芸賞を、『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直 木賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 宇宙のみなしご (ISBN-13: 978-4043941087 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リズムもそうですが、中学生や高校生にお勧めの本だと思いました!
2009年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「リズム」の二年後を描いた作品。
中学三年生になったさゆきは高校受験をひかえ、
将来と向き合わなくてはならなくなった。
周囲の人たちが自分の道を見つけていく中、さゆきは「夢」が見つからず、
どんどん自分のリズムが崩れていってしまう。
さらには、東京で夢を叶えようとがんばっていたはずの
真ちゃんのバンドが解散したと言う話を聞き…
二年という時が経ち、登場人物がそれぞれ成長しています。
真ちゃんは様々な挫折を味わって落ち込んでも、「かっこ悪い」姿をさゆきには見せない。
どん底に落ちてもあきらめない真ちゃんはとてもかっこよく見えます。
テツもすごくたくましくなってます。
まわりの人たちにリズムを乱されるけれど、
自分のリズムを取り戻すきっかけをくれるのもまた、まわりの人たち。
複雑な相互作用が自然に描かれています。
作品の内容とは関係ないところで気になったことが一つだけ。
青い鳥文庫の「リズム」には「ゴールド・フィッシュ」が同時収録されているようなので、
できればぜひ角川文庫でも一冊にまとめて欲しかったな…、と思いました。
中学三年生になったさゆきは高校受験をひかえ、
将来と向き合わなくてはならなくなった。
周囲の人たちが自分の道を見つけていく中、さゆきは「夢」が見つからず、
どんどん自分のリズムが崩れていってしまう。
さらには、東京で夢を叶えようとがんばっていたはずの
真ちゃんのバンドが解散したと言う話を聞き…
二年という時が経ち、登場人物がそれぞれ成長しています。
真ちゃんは様々な挫折を味わって落ち込んでも、「かっこ悪い」姿をさゆきには見せない。
どん底に落ちてもあきらめない真ちゃんはとてもかっこよく見えます。
テツもすごくたくましくなってます。
まわりの人たちにリズムを乱されるけれど、
自分のリズムを取り戻すきっかけをくれるのもまた、まわりの人たち。
複雑な相互作用が自然に描かれています。
作品の内容とは関係ないところで気になったことが一つだけ。
青い鳥文庫の「リズム」には「ゴールド・フィッシュ」が同時収録されているようなので、
できればぜひ角川文庫でも一冊にまとめて欲しかったな…、と思いました。
2015年6月8日に日本でレビュー済み
森絵都さんの作品の中でも最高の1冊です。
前作「リズム」から2年後を描いた本作は、きらきらとした輝きを感じた前作と比較し、現実の厳しさをストレートに訴えてくるので、よりリアルに、かつ深みが増しています。
僕の大好きなキャラクターで、主人公・さゆきのいとこにあたる真治は、今作で大きな挫折を味わい、現実の厳しさを知る事になります。
さゆきの見えない所で苦しみ、落ち込み、あがく様子が真ちゃんの父親のセリフのみで書かれていて、前作では希望にあふれていた真ちゃんの悲しみがより重く感じてしまい、どのようになってしまうのか・・・と心配しながらページをめくっていきます。
この本の「ゴールド・フィッシュ」というタイトルにはこのような意味があります。
「小さい水槽で泳ぐ金魚だって、きっとアマゾンにある大きく雄大な河で泳いでみたいと夢見るだろう。しかし、アマゾン河には危険な生物がいっぱいいる。ピラニア、ワニなどなど・・・アマゾン河は世界そのもの。はかなく小さい金魚が生き残れるはずがない。それでも、夢だから。夢を叶えたいから。だから、はかない金魚はアマゾン河に負けない、金色に輝くたくましい、ゴールド・フィッシュにならなければいけないのだ。」と。
なるほど、と納得のできる、とても良い意味だと感じました。
くじけても、負けそうになっても、それでも最後に「俺は、バンドをやるためだったら何でもする。やりたくねーこともする。本当に好きな事だからさ。」と語った真治の姿は、きっとこの先の人生において、多くの人に影響を与え、皆の希望になるのだと思う。
もちろん、僕もそのうちの一人です。
前作「リズム」から2年後を描いた本作は、きらきらとした輝きを感じた前作と比較し、現実の厳しさをストレートに訴えてくるので、よりリアルに、かつ深みが増しています。
僕の大好きなキャラクターで、主人公・さゆきのいとこにあたる真治は、今作で大きな挫折を味わい、現実の厳しさを知る事になります。
さゆきの見えない所で苦しみ、落ち込み、あがく様子が真ちゃんの父親のセリフのみで書かれていて、前作では希望にあふれていた真ちゃんの悲しみがより重く感じてしまい、どのようになってしまうのか・・・と心配しながらページをめくっていきます。
この本の「ゴールド・フィッシュ」というタイトルにはこのような意味があります。
「小さい水槽で泳ぐ金魚だって、きっとアマゾンにある大きく雄大な河で泳いでみたいと夢見るだろう。しかし、アマゾン河には危険な生物がいっぱいいる。ピラニア、ワニなどなど・・・アマゾン河は世界そのもの。はかなく小さい金魚が生き残れるはずがない。それでも、夢だから。夢を叶えたいから。だから、はかない金魚はアマゾン河に負けない、金色に輝くたくましい、ゴールド・フィッシュにならなければいけないのだ。」と。
なるほど、と納得のできる、とても良い意味だと感じました。
くじけても、負けそうになっても、それでも最後に「俺は、バンドをやるためだったら何でもする。やりたくねーこともする。本当に好きな事だからさ。」と語った真治の姿は、きっとこの先の人生において、多くの人に影響を与え、皆の希望になるのだと思う。
もちろん、僕もそのうちの一人です。
2020年2月18日に日本でレビュー済み
リズムの続編から読んでみて凄く感動しました。読みやすくて美しい文章で読後感に満たされた気持ちになりました。
心踊らされた物語に出会えて良かったです。
心踊らされた物語に出会えて良かったです。
2004年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、今中学二年生です。
今現在受験の事はなんとなくにしか、考えてません。
夢は持っているんですが、ただなんとなく勉強をしてきて、思いっきり勉強に打ち込むことがありませんでした。そしてただ単なるに、親に言われたから勉強をするでゎ楽しくありません。
この本を読んで、自分の夢を大切にすることを実感したような気がします。もう一度自分の将来について考え直したいと思いました。そしてこの本を、生かし成長していきたいと思っています!!
今現在受験の事はなんとなくにしか、考えてません。
夢は持っているんですが、ただなんとなく勉強をしてきて、思いっきり勉強に打ち込むことがありませんでした。そしてただ単なるに、親に言われたから勉強をするでゎ楽しくありません。
この本を読んで、自分の夢を大切にすることを実感したような気がします。もう一度自分の将来について考え直したいと思いました。そしてこの本を、生かし成長していきたいと思っています!!
2003年12月14日に日本でレビュー済み
中学生の頃、私は何になりたかったのか。
そんなことをふと思わせる本です。
中学3年生のさゆきはいとこの真治に夢を託します。
真治が自分の夢でした。
でも、気づくのです。夢は自分で作るものだと。自分の力で捕まえるものだと。
小さくてもいいから。
大人になるとどこかに置き忘れてしまっています。
でも、あの頃の夢は思い出すと心が温かくなる何かをもっていますよね。
そんなことをふと思わせる本です。
中学3年生のさゆきはいとこの真治に夢を託します。
真治が自分の夢でした。
でも、気づくのです。夢は自分で作るものだと。自分の力で捕まえるものだと。
小さくてもいいから。
大人になるとどこかに置き忘れてしまっています。
でも、あの頃の夢は思い出すと心が温かくなる何かをもっていますよね。
2016年8月24日に日本でレビュー済み
私が中学生だった頃先生に勧められて読んだ一冊です。懐かしくなって読みたくなったので、購入しました。
今読んでみると本当に優しい文章だけど、
相変わらず真ちゃんの言葉は、心に響きますね。
今読んでみると本当に優しい文章だけど、
相変わらず真ちゃんの言葉は、心に響きますね。
2009年10月27日に日本でレビュー済み
『ゴールド・フィッシュ』です。この作品は『リズム』の続編です。前編未読であっても読むことは可能ですが、オレンジジュースなど細かい部分での楽しみという意味では、やはり先に『リズム』を読んでおくことをおすすめします。
『リズム』の時点で中学一年生だった主人公さゆきは本編の時点で中学三年生、高校受験を控えることとなります。前作と同じで読みやすい文章で、感情移入しやすい主人公の心理が描かれます。
『リズム』では、夢、自分の道を追い求めること、自分は自分であるというリズムを描いていたのに対し、本作では、幼い夢を捨てて現実を見て大人になっていくということを見せつけられたさゆきが、高校受験を控えても自分の夢が見つからないまま、真ちゃんのバンド解散を知ります。つまり、『リズム』で描かれていた、宝石のようなきらめきが完全に砕かれてしまいます。
子供視点の夢だけでなく、大人の現実も描いてあったので、前作よりは更にリアリティを増していて良かったと思います。
ただ厳しいだけでなく、優しい作品です。最後には主人公は自分のリズムで、夢に向かって行きます。
本は薄いですが、瑞々しい良い作品です。
『リズム』の時点で中学一年生だった主人公さゆきは本編の時点で中学三年生、高校受験を控えることとなります。前作と同じで読みやすい文章で、感情移入しやすい主人公の心理が描かれます。
『リズム』では、夢、自分の道を追い求めること、自分は自分であるというリズムを描いていたのに対し、本作では、幼い夢を捨てて現実を見て大人になっていくということを見せつけられたさゆきが、高校受験を控えても自分の夢が見つからないまま、真ちゃんのバンド解散を知ります。つまり、『リズム』で描かれていた、宝石のようなきらめきが完全に砕かれてしまいます。
子供視点の夢だけでなく、大人の現実も描いてあったので、前作よりは更にリアリティを増していて良かったと思います。
ただ厳しいだけでなく、優しい作品です。最後には主人公は自分のリズムで、夢に向かって行きます。
本は薄いですが、瑞々しい良い作品です。