精神科医が企業の様々な悩めるサラ―リーマンたちの心の病を解決していく連作短編集。
いじめ、出社拒否、帰宅拒否、リストラなどその原因を究明し取り除いていく根気のいる仕事を医院長、看護師とユーモアを交えながら展開していく。
江波戸作品の中では異色なテーマであろう。
一般文学通算1695作品目の感想。2016/07/23 11:15
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不適応症候群 (角川文庫 え 7-2) 文庫 – 2006/3/25
会社と心の関係を解き明かす、「癒し」の経済小説!
オフィス街の高層ビルにある医院「メンタル・クリニック3001」には、心を病んだビジネスマンたちがやってくる。向き合うのは医師・神山と院長の長瀬。企業社会に生きる人々の心の病いと、その再生を描く連作集。
オフィス街の高層ビルにある医院「メンタル・クリニック3001」には、心を病んだビジネスマンたちがやってくる。向き合うのは医師・神山と院長の長瀬。企業社会に生きる人々の心の病いと、その再生を描く連作集。
- 本の長さ323ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/3/25
- ISBN-104043801025
- ISBN-13978-4043801022
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/3/25)
- 発売日 : 2006/3/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 323ページ
- ISBN-10 : 4043801025
- ISBN-13 : 978-4043801022
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,514,459位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2006年5月3日に日本でレビュー済み
最初は医学関連の解説書かと思って購入しましたが、実際は都会の精神科医を巡る患者との関わりを描いた連作短編小説でした。それぞれの短編で、一人の患者のためにそんなに時間をかけていいのと思いながら読んでいたら、ちゃんとその辺りも考慮されていました。もちろん診察時間だけではその患者さんの人生を切り取ることはできないでしょうけれど。
患者さんは働き盛りの男性でリストラ、女装、帰宅恐怖症などを、強迫神経症の精神科医が治していくといった設定で、それぞれの読後感は爽やかなものでした。
患者さんは働き盛りの男性でリストラ、女装、帰宅恐怖症などを、強迫神経症の精神科医が治していくといった設定で、それぞれの読後感は爽やかなものでした。