2章がだれた。3章も1章に及ばず。
1章がシャープに締まってる感じだったのに、2章でヘンにだれた印象。
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チョコリエッタ (角川文庫) 文庫 – 2009/3/25
大島 真寿美
(著)
ダブルポイント 詳細
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幼稚園のときに事故で家族を亡くした知世子。孤独を抱え「チョコリエッタ」という虚構の名前にくるまり逃避していた彼女に、映画研究会の先輩・正岡は突然、カメラを向けて……。こわばった心がときほぐされる物語。
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川書店
- 発売日2009/3/25
- ISBN-104043808038
- ISBN-13978-4043808038
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商品の説明
著者について
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞して小説家デビュー。著書に『水の繭』『宙ノ家』『ほどけるとける』『青いリボン』『やがて目覚めない朝が来る』『虹色天気雨』など多数。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店; 一般文庫版 (2009/3/25)
- 発売日 : 2009/3/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 164ページ
- ISBN-10 : 4043808038
- ISBN-13 : 978-4043808038
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,019,955位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月1日に日本でレビュー済み
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「第一章 春のフィルム」幼稚園最後の年に父が起こした山間の交通事故で母親を失い自らも大怪我をした経験を持つ語り手の女子高生は大学進学に向けての進路相談に「犬になりたい」と書いて呼び出しをくらった。出会いがあって、関係性が変わって、止まっていた時が、わずかづつではあるが動きはじめる。
「第二章 夏のフィルム」私はチョコリエッタ。私は犬。もう人間じゃない。わんわん。先輩の構えるビデオカメラに向かい、言葉を発する彼女。絶対嫌いなはずの山間の温泉で気持いいと感じている。
「第三章 秋のフィルム」
祖父母の経営する海辺の喫茶店に遊びに行った彼女は自身の姿を映像に刻みはじめた。
先輩と彼の祖父に纏わる猫のエピソードは重要であり、かつ巧みな描かれ方をしているが、現在の作者ならば、このシーンを別のシーンに置き換えたのでないかと思う。つまり語り手が乗り越えなければならない死の対比に別の身近な死の対比を持ってくるようなことは…… すでに最初の対比として飼い犬の死がお話の背景にあるのだから…… ところで作中では触れられないが、映画「道」のザンパノはアンソニー・クインで綱渡り芸人はリチャード・ベイスハートだ。後者は「白鯨」のイシュメールであり、またSFアドベンチャーTV作品『原子力潜水艦シービュー号』のネルソン提督でもあった。
「第二章 夏のフィルム」私はチョコリエッタ。私は犬。もう人間じゃない。わんわん。先輩の構えるビデオカメラに向かい、言葉を発する彼女。絶対嫌いなはずの山間の温泉で気持いいと感じている。
「第三章 秋のフィルム」
祖父母の経営する海辺の喫茶店に遊びに行った彼女は自身の姿を映像に刻みはじめた。
先輩と彼の祖父に纏わる猫のエピソードは重要であり、かつ巧みな描かれ方をしているが、現在の作者ならば、このシーンを別のシーンに置き換えたのでないかと思う。つまり語り手が乗り越えなければならない死の対比に別の身近な死の対比を持ってくるようなことは…… すでに最初の対比として飼い犬の死がお話の背景にあるのだから…… ところで作中では触れられないが、映画「道」のザンパノはアンソニー・クインで綱渡り芸人はリチャード・ベイスハートだ。後者は「白鯨」のイシュメールであり、またSFアドベンチャーTV作品『原子力潜水艦シービュー号』のネルソン提督でもあった。
2009年6月7日に日本でレビュー済み
朝日新聞の日曜版、書評のヤング向けの欄を見ての購入。
自分は全然ヤングではないけど、この部分は貴重で、できるだけ若い人向け、あるいは、若い人たちに読まれているものを読もうと思っている。
さて、本書主人公は、女子高校生です。
どこにでもいる、多感な一人の少女の、一年にも満たない短い青春の一コマを取り上げたもの。
でも、人生がまだ15年くらいの人の一年と、もう50才を過ぎた者の一年とは重みが3倍以上も違うように、彼女のほんのちょっとの時間は、何気なく、でも、きっとその後の人生には大きな意味を持って、過ぎていったと思う。
あぁ、私たちも、15、6の時は、こんなにも(多分)狭い世の中から、多くの影響、プレッシャー、を受けていたのだろうなぁ。
何気ない日常がもちろん全てで、でも本人には何気なくもなくそれが全てで、毎日(きっと大人達からはなに考えてんの、と言われそうなことに)頭をいっぱいにして、過ごしていたんだなぁ。
そうした世間に強くなることが大人になることならば、私たちはなんと多くのことを置き去りにして、こうして大人になってしまったんだろう。
彼女は、針路調書に「犬になりたい」と書いてしまったんだが、読み進むうちに、やはりかなり厳しい普通の人とちょっと違う経験をしてしまった少女であることがわかります。しかし、それで彼女はある意味特殊ではなく、どこにでもいる一人の多感でか細く、そして人生をまじめに生きている多くの少女達の一人であることがわかります。
淡々と、モノクロの8ミリ映画のように進む作品でした。
モノクロなのに、はっきり輝きがわかるような、不思議な色彩の好著でした。
自分は全然ヤングではないけど、この部分は貴重で、できるだけ若い人向け、あるいは、若い人たちに読まれているものを読もうと思っている。
さて、本書主人公は、女子高校生です。
どこにでもいる、多感な一人の少女の、一年にも満たない短い青春の一コマを取り上げたもの。
でも、人生がまだ15年くらいの人の一年と、もう50才を過ぎた者の一年とは重みが3倍以上も違うように、彼女のほんのちょっとの時間は、何気なく、でも、きっとその後の人生には大きな意味を持って、過ぎていったと思う。
あぁ、私たちも、15、6の時は、こんなにも(多分)狭い世の中から、多くの影響、プレッシャー、を受けていたのだろうなぁ。
何気ない日常がもちろん全てで、でも本人には何気なくもなくそれが全てで、毎日(きっと大人達からはなに考えてんの、と言われそうなことに)頭をいっぱいにして、過ごしていたんだなぁ。
そうした世間に強くなることが大人になることならば、私たちはなんと多くのことを置き去りにして、こうして大人になってしまったんだろう。
彼女は、針路調書に「犬になりたい」と書いてしまったんだが、読み進むうちに、やはりかなり厳しい普通の人とちょっと違う経験をしてしまった少女であることがわかります。しかし、それで彼女はある意味特殊ではなく、どこにでもいる一人の多感でか細く、そして人生をまじめに生きている多くの少女達の一人であることがわかります。
淡々と、モノクロの8ミリ映画のように進む作品でした。
モノクロなのに、はっきり輝きがわかるような、不思議な色彩の好著でした。
2005年4月11日に日本でレビュー済み
タイトルと、表紙の絵がかわいかったので読んでみました。大島真須美さんという方の本は初めて読んだのですが、なんというか不思議な文章で、知世子の一人しゃべり?なのですが、何かこう引き込まれてしまう、独特の雰囲気がある物語でした。
知世子と、その先輩の男の子の会話の一節にこういうのがあるのですが、そこが一番印象に残りました。
「でも、さっき思ったの。私はほんとうは死にたいのかもしれないって。」
「それならやっと生まれたのかも。だって死んでいる人間は死にたいなんて思えないもの。」
「チョコリエッタ」こと知世子が高校の映画研究会に入っているため、作品中にいろんな映画が登場します。特に重要なのが「フェリーニ」の「道」。私は見たことないのですが、これを読んだら見たくなってしまったので、これからレンタルビデオ屋さんに行ってきます。
知世子と、その先輩の男の子の会話の一節にこういうのがあるのですが、そこが一番印象に残りました。
「でも、さっき思ったの。私はほんとうは死にたいのかもしれないって。」
「それならやっと生まれたのかも。だって死んでいる人間は死にたいなんて思えないもの。」
「チョコリエッタ」こと知世子が高校の映画研究会に入っているため、作品中にいろんな映画が登場します。特に重要なのが「フェリーニ」の「道」。私は見たことないのですが、これを読んだら見たくなってしまったので、これからレンタルビデオ屋さんに行ってきます。
2005年7月19日に日本でレビュー済み
大島真寿美さんを初めて知った作品です。
タイトルだけではどのような話なのか分からなかったのですが、友達に薦められて読みました。
私はこの作品の世界観というか、雰囲気がとても好きです。
ハラハラドキドキするような、そういう面白さではなくて、何か透明なものがすぅ…っととおっていくような、そんな印象をうけました。
かわいそうで、感情をあまりあらわにしない。そんな主人公なのに、悲しいよりむしろ、あたたかい感じ。
説明できないすばらしさが、この作品にはあります。
文体も読みやすくて好きでした。
大島真寿美さんのこの他の作品も読みたいと思いました。
タイトルだけではどのような話なのか分からなかったのですが、友達に薦められて読みました。
私はこの作品の世界観というか、雰囲気がとても好きです。
ハラハラドキドキするような、そういう面白さではなくて、何か透明なものがすぅ…っととおっていくような、そんな印象をうけました。
かわいそうで、感情をあまりあらわにしない。そんな主人公なのに、悲しいよりむしろ、あたたかい感じ。
説明できないすばらしさが、この作品にはあります。
文体も読みやすくて好きでした。
大島真寿美さんのこの他の作品も読みたいと思いました。
2005年8月7日に日本でレビュー済み
進路指導のアンケートに本気で「犬になりたい」って書いてしまう主人公
高校2年の春夏秋に、宮永知世子は逃げ続けてきた名前チョコリエッタと向き合う
親子3人で遭遇した交通事故、自分をチョコリエッタと呼ぶ母を永遠に失った
生き延びた父も、知世子も10年前から現実から逃げてきた
これからの人生を知世子として生きるために、チョコリエッタが永遠に残る映像に残す季節が巡る
フェリーニの「道」がモチーフにもなり、主人公の心に蓄積された傷はあまりにも痛々しい
高校2年の真っ直ぐな感情と重なり、痛々しいのに綺麗で、真っ直ぐな物語に仕上っている。
高校2年の春夏秋に、宮永知世子は逃げ続けてきた名前チョコリエッタと向き合う
親子3人で遭遇した交通事故、自分をチョコリエッタと呼ぶ母を永遠に失った
生き延びた父も、知世子も10年前から現実から逃げてきた
これからの人生を知世子として生きるために、チョコリエッタが永遠に残る映像に残す季節が巡る
フェリーニの「道」がモチーフにもなり、主人公の心に蓄積された傷はあまりにも痛々しい
高校2年の真っ直ぐな感情と重なり、痛々しいのに綺麗で、真っ直ぐな物語に仕上っている。