車の話もよかったのですが、エッセイの”カローラバン2”の(営業マン時代の話)にじんとなりました。
「スモールトーク」では、2つの別れの場面がとても美しく書かれていました。
気持ちを切り替えて強く前に進んでいく感じがとてもいいです!
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スモールトーク (角川文庫) 文庫 – 2008/2/22
絲山 秋子
(著)
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昔の男が現れた。場違いなほど美しく、いかがわしい車に乗って。
ゆうこのもとをかつての男が訪れる。久しぶりの再会になんの感慨も湧かないゆうこだが、男の乗ってきたクルマに目を奪われてしまう。以来、男は毎回エキゾチックなクルマで現れるのだが――。珠玉の七篇。
ゆうこのもとをかつての男が訪れる。久しぶりの再会になんの感慨も湧かないゆうこだが、男の乗ってきたクルマに目を奪われてしまう。以来、男は毎回エキゾチックなクルマで現れるのだが――。珠玉の七篇。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2008/2/22
- ISBN-104043881010
- ISBN-13978-4043881017
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商品の説明
著者について
●絲山 秋子:作家、小説家。2003年『イッツ・オンリー・トーク』で文學界新人賞、04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、05年『海の仙人』で芸術選奨科学大臣新人賞、06年『沖で待つ』で芥川賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2008/2/22)
- 発売日 : 2008/2/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 192ページ
- ISBN-10 : 4043881010
- ISBN-13 : 978-4043881017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,055位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。03年「イッツ・オンリー・ トーク」で文學界新人賞を受賞。04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年『沖で待つ』で芥川賞を 受賞する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ダーティ・ワーク (ISBN-13: 978-4087465679 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月29日に日本でレビュー済み
黒田夏子『abさんご』より前に、こんなのもあった。候補作ということなら石黒達昌という医師兼作家のものもあったらしい。著者自身はこれを最後に横書きはやめたいとどこかで言っていた気がする。
「スモールトーク」はスクリッティポリッティの曲名だったよな。ラブシーンが始まる前の書き方が素敵だった記憶がある。クルマ雑誌の連載なのに、ヒロインが車に関心を失ってゆく終盤は面白い。
「スモールトーク」はスクリッティポリッティの曲名だったよな。ラブシーンが始まる前の書き方が素敵だった記憶がある。クルマ雑誌の連載なのに、ヒロインが車に関心を失ってゆく終盤は面白い。
2022年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いぜん、本屋で気になったいた本にAmazonで偶然出会いました。ありがとうございます。
2008年7月10日に日本でレビュー済み
個人的には、今もっとも注目している作家。
女性としては江國香織以来かなあ。
なんといっても、きわめてタフでありながら、肩肘張っていない、妙に構えたところのない姿勢に、たまらなく惹かれる。
これはたまたま外国車をテーマにした連作集だが、これらのクセのある車種について、これほど的確な表現、評価をくだすことのできる人物(女性)は、そうはいない。
「可愛い車はビートルとかミニとかあるけど、優しい車ってSAABしかないのよ。それがベストだとは私も思わないけど」
「ジャガーはまき散らさない車だよね。ぴたっと押さえてる」
「彫刻だね。うん。これは本物だよ(アストンマーチン・ヴァンキッシュ)」
なんて表現が、もうたまらん。
「昔の男とずるずるつき合ってどうするのか、と思うが、乗っちゃおうか、ともう一人の自分が言う。最初で最後かもよジャガーなんて。私は「もう一人の自分」に勝ったためしがない」
こんな文章を見て、ニヤリとするような方は、この本を購入して損はないですよ。
女性としては江國香織以来かなあ。
なんといっても、きわめてタフでありながら、肩肘張っていない、妙に構えたところのない姿勢に、たまらなく惹かれる。
これはたまたま外国車をテーマにした連作集だが、これらのクセのある車種について、これほど的確な表現、評価をくだすことのできる人物(女性)は、そうはいない。
「可愛い車はビートルとかミニとかあるけど、優しい車ってSAABしかないのよ。それがベストだとは私も思わないけど」
「ジャガーはまき散らさない車だよね。ぴたっと押さえてる」
「彫刻だね。うん。これは本物だよ(アストンマーチン・ヴァンキッシュ)」
なんて表現が、もうたまらん。
「昔の男とずるずるつき合ってどうするのか、と思うが、乗っちゃおうか、ともう一人の自分が言う。最初で最後かもよジャガーなんて。私は「もう一人の自分」に勝ったためしがない」
こんな文章を見て、ニヤリとするような方は、この本を購入して損はないですよ。
2008年2月28日に日本でレビュー済み
自動車雑誌「NAVI」に連載された車を題材にした連続短編とエッセイ。
車に興味がない私のような読者には退屈になるほど車の説明がコアなので読むのが精一杯なのだが、車と共に様変わりする男女模様のユニークさや会話のやり取りが絶妙で面白くて飽きません。
車に興味がない私のような読者には退屈になるほど車の説明がコアなので読むのが精一杯なのだが、車と共に様変わりする男女模様のユニークさや会話のやり取りが絶妙で面白くて飽きません。
2005年8月7日に日本でレビュー済み
免許も持たない私には、車種だけでなくアクセル、ブレーキさえも場所さえ知りません。そうなるともうこの本はちんぷんかんぷんでした。
読むには駆け引きが全く出来ないので、そのこだわりがどこか分からないのです。
年齢によって乗りたい車があるとか、その車にのるイメージの自分とか・・
化粧を知らない男性に、コスメ本がお手上げなのがよく分かりました。
読むには駆け引きが全く出来ないので、そのこだわりがどこか分からないのです。
年齢によって乗りたい車があるとか、その車にのるイメージの自分とか・・
化粧を知らない男性に、コスメ本がお手上げなのがよく分かりました。
2010年3月13日に日本でレビュー済み
絲山秋子の「スモールトーク」です。車に興味のない私は本作に登場する車に、まったくもって触手が伸びないが、物語自体は楽しめました。その中で自分がずっと思っていたことが軽く書いてあったことにショックでした。P131を私は一生忘れることができないでしょう。
また、巻末のエッセイで「ごめんねビート」が自分の未知な領域をくすぐってくれる作品でした。
車好きじゃなくても楽しめること請け合いです。
また、巻末のエッセイで「ごめんねビート」が自分の未知な領域をくすぐってくれる作品でした。
車好きじゃなくても楽しめること請け合いです。
2018年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マニアックな車たちが次々と登場します。
車に詳しくない人だとイメージしにくいかも。
車に詳しくない人だとイメージしにくいかも。