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フェルメール ――謎めいた生涯と全作品 Kadokawa Art Selection (角川文庫 ん 30-1 Kadokawa Art Selection) 文庫 – 2008/9/25

4.0 5つ星のうち4.0 15個の評価

その生涯で三十数作の作品を遺した、謎の画家・フェルメール。その全作品をカラーで紹介し第一人者が解説する、初心者もファンも垂涎の手軽な入門書!
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商品の説明

著者について

目白大学社会学部教授。日本におけるフェルメール研究の第一人者であり、日本でのブームの立役者。『フェルメール論』『フェルメールの世界』(この2冊で吉田秀和賞受賞)ほか、フェルメール、オランダ絵画に関する著作多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川グループパブリッシング (2008/9/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4043916019
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4043916016
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 15個の評価

著者について

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小林 頼子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フェルメールの話題になり懐かしくなりまして購入しました。以前にオランダ行きを手にして、楽しんで旅行しました。そのときは若さで何となくとしか観ていませんで、今この本を拝見して、言葉にするのは小恥ずかしいけれど愛おしい気持ちになりました。
2013年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に面白かったです。オランダに行ったりして、34枚見たくなりました
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月2日に日本でレビュー済み
 フェルメールが「牛乳を注ぐ女」等で非常によく知られている画家のわりには私はその生涯について何も知らなかった。本書を読んで、初めて、しかも詳細に、さらにその作品群を目の前にして見ているかのようにして知ることができた。一度でもオランダ、ベルギー等の北ヨーロッパに住んだことがある人間にとっては本書はまったく抵抗なく読み進むことができる。それほどオランダの風土が彼女の説明とともに蘇ってくる。あたかも自分自身がオランダにいるかのようにして・・・

 副題は「謎めいた生涯と全作品」とあるが、“謎めいた”はともかく、彼の全作品については想像力を沸き立たせるような、しかし抑制の効いた筆致で書いてある。フェルメールが発見したのは、どうやら、光と空間が同一であったという、まさしく最先端の素粒子論から組み立てられた宇宙論の最新知見の一つを思わせるものであった。ギリシア以来、千年以上も人類が失っていた光と空間の正確な描写が、まずイタリアでのルネッサンスで成功し、それが北ヨーロッパへ飛び火し、フェルメールの作品群において徐々に光と空間が同一であるという革命的な視点に徐々に到達したようだ。これは、今でも我々のほんの一部がやっと理解し始めた現代そのものを超えるような着想である。本書では、明瞭にこうしたことを述べているわけではなく、私個人の勝手な感想に過ぎないが、本書を読んだあとでは、どうしても、そう判断せざるえない。
 著者は一貫してフェルメールの作品群解説を通じて光と空間の取り扱いについて述べており、光がどのように見えるか、空間とは何かをフェルメールが生涯追求したことが本書によって伺える。人間は普通の状態では光を見ていない、物の位置もわかっているわけではない。まぶしい、物があるというのは単に動物と同じ感覚であり、人間にとって光と空間はもっと非常に深い意味をもっており、それら3つが融合したものを内実化し、象徴化した地点で人間の生活が動いているという、単純な“事実”をどうもフェルメールは3世紀以上前に発見したようである。本書は、そうした静かな感動を与える本である。

 作品はカラーで豊富に掲載してあるが、唯一、当時のオランダの地図が幾つか欲しかった。これだけ多数の日本人が海外に生活し、行き来している以上、オランダは見知らぬ外国ではなく、千葉や埼玉のように身近に存在している国であるが、適切な地図が幾つかあれば、さらに内容の理解が深まっていくに違いない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月10日に日本でレビュー済み
フェルメールの全作品をカラーで観賞できる文庫本です。著者はフェルメールの権威の小林頼子さんで、学識に裏付けられた詳細な解説の素晴らしさには息をのむ思いです。

作品集としての性格も併せ持っています。30数点という非常に少ない各作品についてそれぞれ解説が付けられているのは当然として、同時代のオランダに花開いた風俗絵画の到達点にフェルメールが存在しているという絵画史の俯瞰の中で位置づけられているのが良かったと思います。同時代の画家の作品はモノクロですが、相当数を掲載してありますので、比較検討しながら観賞するとより理解が深まると思います。解説は示唆に富み、当時の時代背景をしっかりと捉えながら平易な文章でその魅力を伝えています。

ハンディな体裁を取っていますが、ある程度、彼やその時代の絵画に通じているほうが、筆者の主張の展開を深く理解できるのではと思います。勿論、本書でその素晴らしい画業と作品の良さを知ってもらうことで新たなフェルメール・ファンが生まれることでしょうが。

文庫本ですから、初めてフェルメールの作品に出会う人を想定しているのでしょう。廉価です。高価な美術書を購入するのはちょっとという向きの方には最適だと思います。フェルメールの作品の特徴を明確にして分析しているので、知的好奇心をくすぐる本だとも言えるでしょう。

本書でフェルメールを好きになった方は、実際にその作品を見る機会があれば、美術館に足を運んで作品と対峙していただきたいと思います。その精緻な筆遣い、光の粒の描き方、絵具の発色の素晴らしさ、遠近法を取り入れたその手法、市民社会の到来を鮮やかに描き切ったテーマ、どれをとっても世界最高峰の作品群ですから。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フェルメールは好きな画家であり、映画「真珠の耳飾りの少女」を観て、フェルメールの本当の生活や生涯を知りたくなって購入した。
黄色い表紙の装丁に違和感を覚えながら、第一章を読み始めると、「様式分析を始める前に、ごく簡単にフェルメールの生涯を紹介しておく」とある。
様式分析?ごく簡単に? サブタイトルは「謎めいた生涯と全作品」である。フェルメールのどのような生活の中でどの作品が描かれたかを知りたいと思った私の目論見は見当違いだったようだ。
この後、時代の潮流の中での画商との係わりや他の画家との比較、フェルメール自身の他の作品との比較など様式分析は続くが、私は興味を失って読むのを断念した。
ちなみに、「真珠の耳飾りの少女」は作品「少女」との比較が中心となっており、この作品については一般的説明の後、「明暗も単純である」とか「垂れ下がる布の襞は、いささか煩わしい陰影で描かれているが、全体の単純さを決して損なうことはない」とある。この作品はこの垂れ下がる布の襞の光と影のコントラストにより、構図上安定した三角形が形成され、強調された垂直線によりまるで時が止まったような、永遠ともいうべき静謐な空間が描き出されており、だからこそ時代を超えて愛されているのだと思う。他のレビューにもあったが、本質は捉えられているのだろうか。
あらためて確認すると、「はじめに」に『フェルメール論』から該当部分を抽出して編んだものとある。なるほど、作品の様式分析に生涯に当たるものを加筆したものらしい。私が見当違いだったのだろう。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月9日に日本でレビュー済み
「服装と室内の小道具をちょっとばかり変えれば、いまでも日本の家庭のどこかで目にする情景が描かれているのだ。

しかも、不思議なことだが、たとえば江戸時代の浮世絵の女性たちより、フェルメールの描く女性の方が、現代のわれわれ日本人には近しく見えたりするのだ。

手紙を書き、音楽を演奏し、家事にいそしむ彼女たちには、家庭の中に確固たる場を持つ近代人の香りが漂う。」

この比較の仕方はうまいと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月27日に日本でレビュー済み
ヨハネス・フェルメールの全作品を文庫で、カラーで拝める良書だ。
著者の小林頼子氏はフェルメール研究の第一人者。解説も判り易い。
「美術鑑賞初心者」の私でも、気軽に読み進めてゆくことができた。

この本を読むと著者の研究の一端であれ、その博識に驚かされる。
それにも増して、フェルメールへの計り知れない尊敬・愛情も感じる。
読書も著者&フェルメールの魔力で、オランダの光を好きになるはず。

フェルメールの魅力(それのみではないかもしれないが)に気付き、
若いうちに女性として欧州の名門に留学した著者の意欲と行動力、
そして日本にこの画家を「紹介」してくれた業績に賛辞を呈したい。

いつでも携えてゆけるミュージアム的な本書。ふとした瞬間の光に。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小林頼子の本は詳しすぎる地図が役に立たないようなというか、何かそういう印象を受ける。細部が詳しすぎると物事の本質を失う。例えばライフェンという画商。これは小林頼子に限らないことだが、画商を画家の本質論と美術史的な背景をもとに論議することにどれだけの意味があるのだろうか。フェルメールを扱った映画「真珠の耳飾りの少女」とか、モジリアニの画商を見てもわかるが、多くの場合、画商なんて”たかり”以外の何物でもない。もちろん画家の本質を深く理解してパトロンとなる画商も圧倒的に多いことは事実だが、フェルメールにこのルールはあてはまらない。画商論に限らず、万事が万事、小林頼子のフェルメール論は真実ではあるが、与えられたものをどう解釈するかの時点で的外れが目立つ反面、大切な事が何も書かれていないことの方が多い。画家にとっての本当の恋人というのは(変な意味ではなくて)、もちろん画商であることも多々あるが、多くの場合、世間で優秀と言われている小林頼子のような美術史家が全くふれなかったり、ひどい時は、そういう人物の存在すら知らないような場合の方が多い。フェルメールにとっての恋人はそれにあたる。フェルメールのような知的に高度な人間が、そう簡単に自身の本質など他人に明かす証拠をまき散らすわけがない。コンスタンティン・ホイヘンス(クルスチャン・ホイヘンスの父)がその人だ。問題はフェルメールのような画家の本質を知りたかったら、美術史の専門家であって、同時に科学にも芸術、宗教全般にも深い教養が必要になる。そういう教養の広がりが小林頼子にあるかと言えば、いささか疑問がある。こうした学際的な知識の広がりをもったフェルメール論こそ、少し手前味噌だが上野和男・著「宇宙に開かれた光の劇場(2)」(同名の本で2の記述のないものの二冊)である。それからもう一つ、フェルメールを知りたかったら同著者の「縄文人の能舞台」という鈴木春信の浮世絵論を述べた本をお薦めする。フェルメールを理解するためには、なんと日本の考古学が欠かせないものでもあるからだ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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