無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫 あ 101-2) 文庫 – 2010/3/25
- 本の長さ283ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/3/25
- ISBN-104043943407
- ISBN-13978-4043943401
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/3/25)
- 発売日 : 2010/3/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 283ページ
- ISBN-10 : 4043943407
- ISBN-13 : 978-4043943401
- Amazon 売れ筋ランキング: - 894,448位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
中身は良く解らないですが、孫は気に入って読んでいます。
小学校の教科書で読んだとても懐かしいやさしい物語に、○十年ぶりに出会うことができました。
大森望さん、ありがとうございます。
ベンジャミン・バトンから涼宮ハルヒ、古今東西、色眼鏡で見ることなく「面白い」と感じた作品を集めており、時間をテーマにした小説の幅広さを感じることができる一冊。
「時をかける恋」は「恋」という一つのくくり方があったが、今回の「時間がいっぱい」はそういう「時」というテーマをくくる紐がないので、ちょっと不安定な感じがします。
個人的にはものすごく好きなシリーズなので、続けて欲しいなぁ。
解説は大森さんの時間SFガイドになっています。これも王道的な時間SFに多く言及しているので非常に参考になりました。
驚いたのは、このお話の作者である大井三重子さんが、後に「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞を取る仁木悦子さんと同一人物だったこと。作品解説に感謝です。
あと、「ベンジャミン・バトン」は良かった。あの映画の原作は、こんなにも短いお話なのですね。逆に、涼宮ハルヒはかなり冗長。ページ数稼いでるだけの印象が強いです。
その第一弾のセレクトも良かったけど、今回もセレクションはとてもいいと思う。
「しゃっくり」 筒井康隆
「戦国バレンタインデー」 大槻ケンヂ
「おもひで女」 牧野修
「エンドレスエイト」 谷川流
「時の渦」 星新一
「めもあある美術館」 大井三重子
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 フィツジェラルド
と、かなりバラエティに富んだ執筆陣。
このうち、特に良かったのは、星新一の「時の渦」。時間が遡って行くという設定自体は誰でも思いつきそうだけど、その設定の上で、ああいう結末に持っていくとは... さすが、という感じ。あまりにも感心して、二度も読み直してしまった。
そのほかでは、「ベンジャミン・バトン」も良かったけど、読んだことがなかった涼宮ハルヒものの「エンドレスエイト」もなかなかだった。よく出来てた。
やはり、SF小説の中でも時間ものって、想像力をかきたてられるジャンルだな。軽くて、面白いアンソロジーだった。
筒井康隆「しゃっくり」、大槻ケンヂ「戦国バレンタインデー」、牧野修「おもひで女」、谷川流「エンドレスエイト」、星新一「時の渦」、大井三重子「めもあある美術館」、フィッツジェラルド「ベンジャミン・バトン-数奇な人生」の7篇が収められている。
タイムスリップ、何度も同じ時間を繰り返す、逆行する時間などをアイデアとした小説群で、いずれもどこかもの悲しい雰囲気が漂っている。
なかでも、谷川流「エンドレスエイト」の繰り返し方は衝撃的だった。
フィッツジェラルド「ベンジャミン・バトン-数奇な人生」は恐ろしすぎる。こんな人生は絶対に嫌だ。