まさか40年後も新作が作られる伝説的作品となるとは思わずファーストガンダムをリアルタイムでかじりついてみた世代です。第1話のホワイトべエス入港を見た瞬間から虜になりました。作品は途中打ち切りとなりましたが、後半は若き板野さんがサーカスのようにガンダムを自在に動かしてニュータイプを具現化しました。コンスコン隊戦やエルメスビット対戦など中学生視聴者は鳥肌が立ちました。大阪の学生だった庵野秀明も感動して?板野さんに弟子入りしたのは今では有名な話です。さて、この小説はララァというより話数短縮となった後半パートに対する富野監督による鎮魂歌のようです。本書で描かれたララァとアムロのラブストーリーは話数短縮の影響でか?TVではかなり抽象的になっており、なぜ急に2人が惹かれ合うのかよくわからないなあと思った記憶があります。さらには映画ガンダムIIIめぐりあい宇宙で何故この小説をやらなかったのかと40年前のことに不満を抱く結果となっております(笑)。誰に言えばいいんだろう?
富野メモではシャリアブル登場あたりからニュータイプが前面に出てきて、ララァが活躍するグラナダ戦とジオン本国戦(ともにカット)、そしてアバオアクーで終戦予定でした。ですのでニュータイプ編の尺が足りず駆け足で放送終了されたようです。でも見ていてストーリー的にはあまり違和感無かったですね(急に終わったイデオンとは大違い、でもそのおかげで発動編が独立した傑作映画)。
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密会: アムロとララァ (角川スニーカー文庫 1-22) 文庫 – 2000/9/28
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2000/9/28
- ISBN-104044101531
- ISBN-13978-4044101534
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2000/9/28)
- 発売日 : 2000/9/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 204ページ
- ISBN-10 : 4044101531
- ISBN-13 : 978-4044101534
- Amazon 売れ筋ランキング: - 478,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファン必読の一冊だと思います。劇場版のセリフの合間にアムロやララァが何を思っていたのか、なぜ「密会」なのかが描かれていてとっても面白かったです。インターネット上ではララァはシャアの方が好きだったという意見が多いように感じますが、これを読めばララァがアムロに強く惹かれていたことがよく分かります。個人的にアムロが全シリーズで一番好きなので、大変満足できました。ただ、サイド7でのガンダム初搭乗のシーンから一気に約半年後のサイド6でのララァとの出会いまで飛ぶので、機動戦士ガンダムの解説書と思って買わないことをオススメします。内容としては十分すぎるくらいでした。星10つけたいくらいです。
2012年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでみてあまり印象に残らなかった、、、、。
悪くは無いにしても入り込めない、、、。
少し後付け感があるからなのか、、、、小説版の3冊を読んだ直後だからなのか、、、。
決して悪い作品では無いです。
悪くは無いにしても入り込めない、、、。
少し後付け感があるからなのか、、、、小説版の3冊を読んだ直後だからなのか、、、。
決して悪い作品では無いです。
2016年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後書きに、将来、このノベルスは機動戦士ガンダムの原作であると評論されるようになでしょうが、それは間違いですとあります。
そして、その仕掛けが説明された時にもう一度この小説を楽しむ事ができます。
それを抜きしても、いわゆるファーストと呼ばれるガンダムを知っている人なら間違いなく楽しめます。
私はガンダムのドラマ部分はファーストにて完成し、映像美、造形美はZガンダムで形ができたと思っています。
この小説はそのドラマの上澄み部分が集まっており、楽しませていただきました。
そして、その仕掛けが説明された時にもう一度この小説を楽しむ事ができます。
それを抜きしても、いわゆるファーストと呼ばれるガンダムを知っている人なら間違いなく楽しめます。
私はガンダムのドラマ部分はファーストにて完成し、映像美、造形美はZガンダムで形ができたと思っています。
この小説はそのドラマの上澄み部分が集まっており、楽しませていただきました。
2023年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミニ文庫版より補足がされており、完成度が上がっています。
ニュータイプの一つの結論と言うか在り方が描かれた作品です。
ニュータイプの一つの結論と言うか在り方が描かれた作品です。
2016年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いきおきで買ってしまった。。。
読んで、いまいちなら、売ろうかなぁ。。。
読んで、いまいちなら、売ろうかなぁ。。。
2017年4月20日に日本でレビュー済み
どこか蠱惑的なタイトルにファーストガンダムらしさのない表紙イラスト、今更の少年アムロとララァの出会いから別れのショート・ストーリー。
新たな「ガンダム・サーガ」を生み出せなくなった創り手が、とうとうかつての栄華を引っ張り出すようになってしまったか...
と、
初めは期待値マイナスで読んでみたのを覚えています。
ところが。
サイドストーリー(スピンオフ?)的なタイトルとは裏腹に、アニメ版で見えにくかった1st〜Ζ〜逆襲のシャアまでのシャアとアムロふたりの関係を非常に分かりやすく、そして切ないものにしてくれる、宇宙世紀ファンには必読といえる良書です。
なぜΖでアムロは宇宙に上がれなかったのか?
なぜCCAで、あれほど否定していたギレンやシロッコと同じ道をシャアは歩むのか?
なぜシャアとアムロは相入れることが叶わなかったのか?
なぜシャアは、Ζ時代に過去のことと捨て去ったように振舞っていたララァの存在にCCAで固執するようになってしまったのか?
アムロとシャアって、結局なんなの?
アニメ版では(さまざな事情から)、見えにくかったこれらの関係が、はっきりとこの本から見えて(出版した年月から、補完といってもいい)きます。
(個人的に、アニメ版においてシャアが隕石落としをするに至るまでは、描かれなかった部分や所謂「大人の事情」も含め、作品として不自然なものを感じていました)
シャアとララァ、
セイラとシャア、
シャアとアムロ、
ニュータイプというもの、
そして、
アムロとララァ...。
これを読んだ後に映像版「逆襲のシャア」を観ると、わずかしか登場しないララァの存在がものすごく大きく感じます。そしてシャアとアムロの苦しみも。
宇宙世紀ファンであれば、ぜひご一読いただきたい傑作です。
新たな「ガンダム・サーガ」を生み出せなくなった創り手が、とうとうかつての栄華を引っ張り出すようになってしまったか...
と、
初めは期待値マイナスで読んでみたのを覚えています。
ところが。
サイドストーリー(スピンオフ?)的なタイトルとは裏腹に、アニメ版で見えにくかった1st〜Ζ〜逆襲のシャアまでのシャアとアムロふたりの関係を非常に分かりやすく、そして切ないものにしてくれる、宇宙世紀ファンには必読といえる良書です。
なぜΖでアムロは宇宙に上がれなかったのか?
なぜCCAで、あれほど否定していたギレンやシロッコと同じ道をシャアは歩むのか?
なぜシャアとアムロは相入れることが叶わなかったのか?
なぜシャアは、Ζ時代に過去のことと捨て去ったように振舞っていたララァの存在にCCAで固執するようになってしまったのか?
アムロとシャアって、結局なんなの?
アニメ版では(さまざな事情から)、見えにくかったこれらの関係が、はっきりとこの本から見えて(出版した年月から、補完といってもいい)きます。
(個人的に、アニメ版においてシャアが隕石落としをするに至るまでは、描かれなかった部分や所謂「大人の事情」も含め、作品として不自然なものを感じていました)
シャアとララァ、
セイラとシャア、
シャアとアムロ、
ニュータイプというもの、
そして、
アムロとララァ...。
これを読んだ後に映像版「逆襲のシャア」を観ると、わずかしか登場しないララァの存在がものすごく大きく感じます。そしてシャアとアムロの苦しみも。
宇宙世紀ファンであれば、ぜひご一読いただきたい傑作です。
2011年12月13日に日本でレビュー済み
この作品は、富野由悠季監督が∀ガンダムの前、97年ころに執筆した作品です。
が、後書きによると「これは機動戦士ガンダムの原作だと後に評価されるだろう」と書いています。
放送当時に書かれた小説版機動戦士ガンダムはアニメ版とは全く違うストーリーですが、本書はアニメ版の要素をほぼ忠実に抽出し、薄めの文庫本1冊に再構成しています。
同時にアニメ版の登場人物たちの語られなかった心情を、アムロとシャアとララァとセイラに焦点を絞って掘り下げています。(その分、カイやフラウやスレッガーやブライトのドラマは上手く省略されています)
機動戦士ガンダムTHE ORIGINで安彦良和先生は「THE ORIGINは富野由悠季監督が当時のアニメではできなかった事を、富野監督に代わって書いた」とおっしゃっていますが、すでに「密会」で富野監督のやりたい事は書きつくされていると評価できます。
アムロとララァとシャアとセイラの「密会」は人の愛憎がめぐりあっていて、壮絶です。
が、後書きによると「これは機動戦士ガンダムの原作だと後に評価されるだろう」と書いています。
放送当時に書かれた小説版機動戦士ガンダムはアニメ版とは全く違うストーリーですが、本書はアニメ版の要素をほぼ忠実に抽出し、薄めの文庫本1冊に再構成しています。
同時にアニメ版の登場人物たちの語られなかった心情を、アムロとシャアとララァとセイラに焦点を絞って掘り下げています。(その分、カイやフラウやスレッガーやブライトのドラマは上手く省略されています)
機動戦士ガンダムTHE ORIGINで安彦良和先生は「THE ORIGINは富野由悠季監督が当時のアニメではできなかった事を、富野監督に代わって書いた」とおっしゃっていますが、すでに「密会」で富野監督のやりたい事は書きつくされていると評価できます。
アムロとララァとシャアとセイラの「密会」は人の愛憎がめぐりあっていて、壮絶です。