やさしい竜の殺し方、短編集です。
本編後日談と、過去話。
『たのしい竜の出会い方』は、本編終了後のお話。
ついに“失せし秘宝”によって世界を分けることになったのだが、ウルは陽界に残るつもりでいたが、ドラゴンの長老たちは陰界に戻れという。話も聞かずに飛び出してしまった竜王に戻ってもらうために、長老たち自ら説得に向かうという話。
まあ、その間に起こるどたばた話とかです。なかなか辛い場面もありつつも、全体的にコメディ調。本編より、少しだけ成長した彼らが見られます。
そして、『かなしい竜の殺し方』。
かなしい竜の方はですねー、正直泣きそうになりました。
世界分割後のナディアをはじめとする陽界の人々の話。
セファイドと彼の親友、そしてナディアと彼女の側近の話です。
詳しくは書きませんが、この作品のファンなら、これだけでも読んで損はないと思います。
これで、連続刊行は終わり。やさしい竜の物語も、本当の意味で完結となりました。復刻してくれて本当によかった。
BLやそういったものを匂わせる描写が苦手な人にも読んでほしいなあと思います。けしてそれだけの話じゃないとわかるはずです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
やさしい竜の殺し方 6 (角川ビーンズ文庫 57-7) 文庫 – 2006/10/1
伝説の超人気シリーズ、ついに待望の最新刊登場!!
雑誌『The Beans VOL.1』に掲載された幻の短編『たのしい竜の出会い方』と、完全書き下ろし新作を収録!! ファン垂涎&待望の『やさしい竜の殺し方』シリーズ最新刊が、ついにビーンズ文庫で登場!!
雑誌『The Beans VOL.1』に掲載された幻の短編『たのしい竜の出会い方』と、完全書き下ろし新作を収録!! ファン垂涎&待望の『やさしい竜の殺し方』シリーズ最新刊が、ついにビーンズ文庫で登場!!
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104044117241
- ISBN-13978-4044117245
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 301ページ
- ISBN-10 : 4044117241
- ISBN-13 : 978-4044117245
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,238,775位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
10月1日生まれ。横浜市在住。多戸雅之名義で執筆の「緑の標的」(小説ウィングス創刊号)でプロデビュー。その二年後、津守時生名義で本格的にプロ活動開始(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『三千世界の鴉を殺し (15) 』(ISBN-10:4403541445)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年10月23日に日本でレビュー済み
雑誌掲載分の再録かと思っていましたが、書き下ろしがあるとのことで購入しました。
軽い気分で読み出し、やさ竜後日談「たのしい竜の出会い方」を読み終えたまでは、いつもの
津守さんvと安心?していましたが、次の「かなしい竜の殺し方」で絶句しました。
炎烈王セファイドと彼の幼馴染であり唯一無二の友である雷華公アルファード(雷牙王にあらず)
の互いを想う気持ちにしばらく言葉を失くしました。
誰とも何とも比べられず、ただただ好きで大切で幸せになってほしいと思う。
そんな相手にめぐり合い、それでも別れなければならないとしたら・・・
誓約者ナディアもアルファードの誓約者であるロレンシアも人間も幻獣も愛しているセファイドの、
愛より強く深い想いがそこにありました。
幻獣の王の中の王。
炎烈王セファイドの生き様を、どうぞその目に焼き付けて下さい!
軽い気分で読み出し、やさ竜後日談「たのしい竜の出会い方」を読み終えたまでは、いつもの
津守さんvと安心?していましたが、次の「かなしい竜の殺し方」で絶句しました。
炎烈王セファイドと彼の幼馴染であり唯一無二の友である雷華公アルファード(雷牙王にあらず)
の互いを想う気持ちにしばらく言葉を失くしました。
誰とも何とも比べられず、ただただ好きで大切で幸せになってほしいと思う。
そんな相手にめぐり合い、それでも別れなければならないとしたら・・・
誓約者ナディアもアルファードの誓約者であるロレンシアも人間も幻獣も愛しているセファイドの、
愛より強く深い想いがそこにありました。
幻獣の王の中の王。
炎烈王セファイドの生き様を、どうぞその目に焼き付けて下さい!
2006年10月15日に日本でレビュー済み
最近この作品を知って、持っていたのはスニーカー文庫版だったので、今回収録されたお話は未読のものばかりだったのですが、フェンとスピカの可愛らしくも優しい話に対し、セファイドが生きた時代のお話はとても切なくて・・・・
でも、沢山のものに惜しみない愛情を注いだ彼に改めて魅せられました。
アルファードという、愛情を超えた存在も彼の奥深さを見せてくれて、とても印象深い作品でした。
甘さと切なさの対比が絶妙で、また最初から読み返したくなってしまう、そんな巻でした。
でも、沢山のものに惜しみない愛情を注いだ彼に改めて魅せられました。
アルファードという、愛情を超えた存在も彼の奥深さを見せてくれて、とても印象深い作品でした。
甘さと切なさの対比が絶妙で、また最初から読み返したくなってしまう、そんな巻でした。
2006年10月24日に日本でレビュー済み
その昔、スニーカー文庫で刊行されていた頃からこの作品のファンでした。そちらには掲載されていなかったエピソードを、こうしてビーンズ文庫になった今になって読む事が出来て感激です。ウルとアーカンジェル、そして二人を取り巻く登場人物たちの物語に更なる拡がりを感じることの出来る短編集だと思います。私の様にスニーカー文庫版を持っている方は、この6巻だけを購入なさるのも手ではないでしょうか。オススメッス!
2006年12月29日に日本でレビュー済み
読んですぐの感想は作者の実力落ちた?
やさしい竜シリーズは突飛な設定がそれなりにおもしろいかなと、読んでいたのですが、シリーズの良い部分が薄れ、悪い部分が突出してしっまている。
作者の考えが、表出しているのはべつにいいのですが、それが押し付けがましくなってしまっているので、多少、賛同できても、きついきつい。
演説ではなく小説なのだから、物語りを書いて欲しい。
が、正直、話薄いし、登場人物で引っ張るにもパワー不足。
その登場人物にしても、前作より、倫理観がおかしくなっており、それがまた、不快。
後半の特別編の「かなしい竜の殺し方」にいったては・・・・
ご都合主義と作者の趣味だか何だかで、波長の合う人間以外には「きつい」どころではない。
個人的な意見だが、「好きなキャラ以外と背景もきっちり作りましょう、というか、主要人物も、もっとしっかり作りましょうや。」
まあ、それでも、好きなキャラクターが出てればオーケーって人は多分楽しめるでしょう。
前半は。
やさしい竜シリーズは突飛な設定がそれなりにおもしろいかなと、読んでいたのですが、シリーズの良い部分が薄れ、悪い部分が突出してしっまている。
作者の考えが、表出しているのはべつにいいのですが、それが押し付けがましくなってしまっているので、多少、賛同できても、きついきつい。
演説ではなく小説なのだから、物語りを書いて欲しい。
が、正直、話薄いし、登場人物で引っ張るにもパワー不足。
その登場人物にしても、前作より、倫理観がおかしくなっており、それがまた、不快。
後半の特別編の「かなしい竜の殺し方」にいったては・・・・
ご都合主義と作者の趣味だか何だかで、波長の合う人間以外には「きつい」どころではない。
個人的な意見だが、「好きなキャラ以外と背景もきっちり作りましょう、というか、主要人物も、もっとしっかり作りましょうや。」
まあ、それでも、好きなキャラクターが出てればオーケーって人は多分楽しめるでしょう。
前半は。
2006年11月6日に日本でレビュー済み
やっぱり登場人物に一番のめりこんでいるのは作者だよなぁ……、とため息。
これでもかこれでもかと美辞麗句で畳みかけられるので、居心地が悪い。
(同じ理由で鴉も読むのが辛くなる。もはや行き先が見えない)
この作者の「物語」を読みたい、自キャラ礼賛ではなくて。
個々のキャラクターを「作者」が「解説」するのではなく、「物語」が「物語る」こと。
それをこの作者に望むのはもう無理なのだろうか。
<甘いモノばかりでは飽きる。たまにはしょっぱいモノを>とは作者の言葉だが、
お気に入りのキャラクターで悲劇を演出して、彼らはこんなにスバラシイのだ!と
歓喜する作者の涙のしょっぱさは、怖くて味わいたくありません。
これでもかこれでもかと美辞麗句で畳みかけられるので、居心地が悪い。
(同じ理由で鴉も読むのが辛くなる。もはや行き先が見えない)
この作者の「物語」を読みたい、自キャラ礼賛ではなくて。
個々のキャラクターを「作者」が「解説」するのではなく、「物語」が「物語る」こと。
それをこの作者に望むのはもう無理なのだろうか。
<甘いモノばかりでは飽きる。たまにはしょっぱいモノを>とは作者の言葉だが、
お気に入りのキャラクターで悲劇を演出して、彼らはこんなにスバラシイのだ!と
歓喜する作者の涙のしょっぱさは、怖くて味わいたくありません。